絶対にシミ、肝斑を残したくない人へ!必要な美白成分の選び方
女性が気にするシミの多くは、「老人性色素斑」といって、いわゆる紫外線が原因でできたシミ。
そして、ホルモンバランスの関係で出産を経験した女性に出やすい「肝斑」です。
肝斑は女性ホルモンも関係しているので一概には言えませんが、シミは蓄積されたメラニン色素がある一定レベルに達した状態で始めて肌表面に表れます。紫外線が降り注ぐ季節は、気を付けていても毎日メラニンが少しずつ蓄積されているようなものですから、毎日適切な美白ケアをすることが未来の白肌をつくる基本なのです。
これからの季節、紫外線対策は欠かせないので
シミやくすみを蓄積させないための美白成分を使って、一生透明感のある明るい肌を目指しましょう。
【美白ケア成分 ベスト1・・・「ビタミンC誘導体」】
メラニン色素の生成を阻止し、すでにあるメラニン色素の還元化も
シミが生まれる過程を簡単に説明すると、まず紫外線を浴びると、エンドセリンという情報伝達物質が分泌され、メラノサイトに「メラニンを作れ!」と命令がいきます。
メラノサイトの中ではチロシンというたんぱく質が作られ、チロシナーゼという酵素の働きで、チロシンがメラニン色素に変化します。
このチロシナーゼの働きをじゃましたり、量を減らしてメラニン色素が作られるのを阻止したりする働きをするのが、ビタミンC誘導体になります。
それだけではなく、すでにできてしまったメラニン色素を還元し(元の無色の状態に戻し)、ターンオーバーを整えて、肌表面にメラニン色素を蓄積させないように働いてくれます。
例えば、紅茶にレモンを入れると、ワントーン色が薄くなるのを見たことがあるでしょう。それも、レモンのビタミンCによる還元作用によるものなのですね。
ビタミンC誘導体には、肌サビや老化の原因となる活性酸素を除去する効果もあるので、シミやくすみのみならず、シワ、たるみなどの肌老化全体に良い結果をもたらします。
どんな肌の人でも、ぜひ毎日のスキンケアに取りいれて欲しい成分ですね。
ちなみに、単なる「ビタミンC」と「ビタミンC誘導体」は似ているようですが、構造自体はまったく異なり、肌に吸収されにくいビタミンCを安定させて、肌に浸透しやすい形にしたのがビタミンC誘導体です。
他に、ビタミンC誘導体のように、メラニン色素の生成を抑える働きがある成分では、「アルブチン」「エラグ酸」「ルシノール」「プラセンタ」「油溶性甘草エキス(グラブリジン)」などがあります。
人によって合う、合わないがあるので、自分の肌で試して選ぶようにしましょう。
【美白ケア成分 ベスト2・・・「カモミラET(または、カミツレエキス、カモミール)」
メラノサイトに働きかける情報伝達物質の働きを抑える
前出のビタミンC誘導体、アルブチンなどがチロシナーゼの働きをじゃまする成分だとしたら、「カモミラET」は、その前段階でおこなわれる“紫外線を浴びた後すぐにメラノサイトにメラニンを作らせろと命令する情報伝達物質の働きを阻止する成分”です。
「カモミラET」は某化粧品メーカーのアイテム特有の成分のため、他の化粧品では「カミツレエキス」または「カモミール」と表現しています。
そのほかにも期待できる効果としては、保湿作用、血行促進作用、消炎作用などがあり、ニキビや肌荒れ用の化粧品アイテムに使われることもあります。
カモミラETと言われるとピンと来ない方も、カミツレエキス、カモミールといえば、昔から乾燥、肌荒れ用の代表的なスキンケア成分であり、入浴剤としても愛用されていたので納得できます。
また、同じような働きとしては「トラネキサム酸」も、メラニンを作らせる情報伝達物質をブロックし、メラニンの生成をおさえて、シミにさせない効果があります。
【美白ケア成分】ベスト3・・・「トラネキサム酸」(内服薬)
治療が難しい、肝斑のシミを改善
老人性色素斑と並んで女性を悩ませるシミが「肝斑」です。
薄茶色で、頬骨の上あたりや目じりの下の方に左右対称にでき、輪郭がぼやけたように浮き上がってくるのが特徴で、主に、出産を経験したタイミングや、30~40代の女性、ピルなどの利用者に多くみられることから、ホルモンなどの影響があるのではないかと言われています。
肝班はその他のシミ(老人性色素班やそばかすなど)とは違い、レーザー治療では取り除くことが難しく、返ってシミが濃くなる場合もあるのです。
このように女性にとってはやっかいな肝斑ですが、「トラネキサム酸」(内服薬)は、肝班の改善に高い効果を発揮し、2~3カ月ほど服用することで徐々にシミが薄くなっていくのを実感できます。
一方、スキンケア成分としては、「ハイドロキノン」や「トレチノイン」があります。
ハイドロキノンの美白効果は、一般的な化粧品に配合されるアルブチンやコウジ酸などに比べ、およそ100倍ともいわれ「肌の漂白剤」とも呼ばれています。
トレチノインには強力なターンオーバー作用があり、表皮内にあるメラニン色素を皮膚の外へ排出することでシミを定着させない働きがあります。
ただし、ハイドロキノンもトレチノインもかなり強力な美白成分ですので、分量や使用方法を誤ると、肌あれなどの副作用が出ることもあります。
肝斑はホルモンの関係も考えられるので、自己診断はせずなるべく医師の指示のもと、治療をするのをおすすめします。
美白成分のまとめ
美白化粧品の選び方の条件は「美白成分」が配合されていること。その成分を使うことで、肌の中でメラニン色素がどう抑えられるのかが明白なものを選ぶようにしましょう。
パッケージに「ホワイト」「ブライトニング」などと書いてあっても、実際には美白成分が入っていない場合もあるので、ネーミングやイメージに惑わされないことが必要です。
そして、どんな化粧品でも塗ってすくにシミが消える、というものはありません。
肌が生まれ変わるターンオーバーの周期(20代なら28日間)で考え、月単位で変化を見ていきましょう。
美容心理士からみた「美白」に効くカラーセラピー効果
ただ白いのではなく、みずみずしくキメの整った透明感のある肌。触れば跳ね返すような、ハリや思わず触りたくなるような滑らかさをもった白い肌って理想ですよね。
そんな透輝肌をイメージするなら、やっぱり色は「白」です。
白には雑念を取り去り、心を浄化する力がありますから、何気なく白を見つめ、白い服に包まれると、気持ちが清らかになるのを感じるはず。心の鏡が真っ白くなれば、内面から輝く美肌を手に入れることができますよ。
また、白いシャツはレフ版効果で肌を明るく見せてくれるので、「今日はくすみが気になる」と感じた日は、思い切って白いシャツを着るのもおすすめです。
白いシャツだとくすみやシミが余計際立ってしまう、と感じた場合もそれでいいのです。
1カ月後には白いシャツが似合う女性になるよう、美白ケアにより一層頑張るようになるはずですから。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。