くさいなんて許せない!汗、におい、ワキガ対策はこれで完璧!
汗をかく季節は特に気になる「ニオイ」。
人のニオイが気になると同時に、”もしかして自分も?”と不安になることもあるでしょう。
基本的には汗そのものは無臭ですから、人がくさいと感じるのは汗ではなく皮脂なのです。
なぜ、皮脂がにおうのか、「汗くさい」などと思われないためにはどうすればいいのかを解説します。
においの原因は汗ではなく、雑菌と混ざり合った皮脂
たくさん汗をかいた人がいるサウナでは、においが充満してくさいと感じることはありませんが、激しいスポーツをした後のウエアなどはくさいと感じることはありませんか?
人の汗は1日に700~900ml、皮脂は1~2gほどの皮脂を分泌しますので、量としては汗の方が何百倍も出ていることになります。
汗の方が何かと目につくので、汗をかくとにおっているかのように思われがちですが、実は多汗症の人が汗びっしょりになっても、ワキの下に汗ジミができても、それだけでにおうことはありません。
それなのに皮脂がにおう原因は、皮脂が汗と混ざり合って空気に触れると雑菌がつき、酸化することでにおいのもとになるからなのです。
汗をかいたらなるべく早くシャワーを浴びる、濡れたタオルやウエットティッシュなどでふき取るなどすると、しばらくしてにおいが気になるということも減少します。
においのないエクリン汗腺と、においを放つアポクリン汗腺
汗には2種類あり、主に分泌されるのは「エクリン汗腺」から出る汗です。
ほぼ全身に分布していて、1㎠あたりに130~600個もあり、手のひらや足の裏、額などにもっとも多くあります。
エクリン汗腺から分泌される汗は、無色でにおいもありません。
もうひとつは「アポクリン汗腺」から分泌される汗です。全身に分布するものではなく、ワキの下、耳、外陰部、肛門周辺に存在しています。
エクリン汗腺よりも大きく、毛穴に付着しているのが特徴的です。
やや黄色みを帯びていて、基本は無臭ですが時間が経って雑菌がつくとにおいのもとになります。
いわゆる「ワキガ体質」の人は、このアポクリン汗腺の発達がよく、活発な場合が多いのです。
ワキガチェックしてみましょう
「自分はワキガでは?」と思っても、なかなか自分のにおいは判断しづらいものです。ましてや、周囲の人間もなかなか指摘してはくれませんよね。
そこで自分でも判断の目安になるチェック項目を作ってみましたのでやってみてください。
①白シャツを着ていると、ワキの下が黄色くなっていくことがある。
➁耳あかがカサカサと乾いた感じではなく、しっとりとしている(濡れている感じ)
③両親のどちらかがワキガ
この中に当てはまる項目がひとつでもあると、ワキガ体質の可能性があります。
➀は、アポクリン汗腺から分泌される汗は黄色いため。
➁は、アポクリン汗腺が耳にもあることから。
③は、年齢が高くなるとアポクリン汗腺は委縮して、ワキガも治ってしまうので、両親が若いころのようすを聞いてみるといいでしょう。
ワキガって治る?におわないための対策とは
アポクリン汗腺から出る汗も、すぐににおうものではありません。ただ、タンパク質を多く含み粘りがあるため、皮脂の角質などに混ざって蒸れることで雑菌が繁殖し、それが分解されることでにおいを発します。
ということは、雑菌の繁殖を抑えることができれば、ワキガがあまり気にならない状態にキープできるということですね。
ワキガ対策に有効な方法としては以下の方法があります。
●古い角質をためない
古い角質とは「垢」のことです。特に強くゴシゴシ洗う必要はないので、固形石けんを使ってタオルで1日1回は洗うといいでしょう。
●ワキ毛を処理する
風とおしのよくないワキ毛周辺は、菌の住みかになりますから、できるだけ短く処理しておくようにしましょう。
●汗はこまめに抜き取る
汗は放っておかず、ウエットティッシュでふき取るのも手です。汗を瞬時に吸い取る汗ワキパッドもいいでしょう。ただし、それもこまめに取り替えないと意味がありません。
●化繊のものよりも、木綿など汗を吸い取りやすいものに
化繊は汗がこもってしまうので、できるだけ木綿素材のものを選ぶこと。
●殺菌する
銀イオンや緑茶エキスなど、除菌ソープや除菌スプレーを活用してみてはいかがでしょう。
●電気脱毛(ニードル脱毛)
アポクリン汗腺は毛に付着しているため、脱毛の際に汗腺も焼けてその分、においの軽減につながります。(全てなくなるのではなく、3~5割減少が目安)
●手術
汗腺を切り取る方法もあります。切開法の場合は、効果は高いのですが傷跡が残ることがあります。また、吸引法もあり、これは皮脂の下に管を入れて汗腺を吸引する方法で、傷跡は少ないのですが、効果は下がります。
他にも様々な方法がありますので、信頼のおける専門医としっかり相談してから行なってください。
水分を多く摂っても汗が増えることはありません
本来、汗の役割は「体温調節」のためです。
犬が走った後に舌を出してハーハーしているは、犬には汗腺が少ないため、舌で体温調節をするから、と聞いたことはありませんか?
人間も暑いときに汗をかくことで体温を調節し、また緊張すると汗をかくことがあります。
つまり、水を多く飲んでも汗で出ることはなく、尿として出ます。水分を多く摂った日はおしっこの回数が多いのは水分を多く摂ったからなのです。
汗をかくのが嫌だから、水を控えめにするというのはナンセンスですし、逆に美容のためにとむやみに大量の水を飲むのも意味はありません。
顔、ワキなどの汗を一時的に抑える舞妓さんの帯からヒントを得た汗止め方法
暑い夏でも汗かきの舞妓さんを見たことがないのは、着物を着つける「帯」に秘密が隠されているのを知っていますか?
舞妓さんたちは踊りなどで汗をかかないようにする工夫として、帯を胸の高さぐらいでしめるのだそうです。
実は着物の帯を締める位置に、顔とワキの下の汗を抑えるツボがあるからなのです。
正確な位置は、ワキの下から数えて6番目のろっ骨の下にある“大包(だいほう)”というツボ。
「皮膚圧発汗反射」と呼ばれ、そこを抑えることで上半身の汗を抑えることができるのです。
ツボを押す場合、痛くならない程度に指の腹で圧迫するだけでも効果があります。
また、少し幅のあるひもをツボに巻き付けたり、ブラジャーの位置がツボにくるようにしたりと工夫してみては?
汗、におい、ワキガ対策のまとめ
汗そのものににおいがなくても、汗と皮脂が混ざり合い、時間をおくことで雑菌が繁殖し、それが嫌なにおいの元になります。
気になる場合は、汗をかいたら早い段階でふき取るのがもっとも手っ取り早い対策法ですが、この時必ず水で濡らしたタオルやウエットティッシュでふき取るようにしましょう。
乾いたタオルやティッシュでふき取ると、水分だけ吸い込んで、塩類やたんぱく質、尿素などの成分が肌に残った状態になり、ベタベタしたり、肌荒れの原因になったりしてしまいます。
汗をかく季節でも、涼し気な顔で過ごせたらかっこいいですね。
美容心理士からみた「汗・におい・ワキガ対策」のためのカラーセラピー効果
暑くて汗をかく場合もありますが、汗をかきやすくなるのは自律神経のトラブルかもしれません。
自律神経には興奮時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経がありますが、汗かき予防としては副交感神経に働きかけるブルーを生活に取りいれてみるといいでしょう。
汗をふき取るハンカチやタオルをブルーに、暑くて寝苦しい夜は寝具をブルーに変えるなど工夫してみてください。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。