プロエステティシャンが教えるメイク落としの正しいやり方!
毎日のメイク落とし、疲れた日はめんどくさいと感じることもあるでしょう。
しかし、このメイク落とし、そして正しいメイク落としのやり方こそが美肌を築くための近道なのです。
ここでは、毎日のメイク落としを正しくすることの重要性と、正しいメイク落としのやり方について紹介します。
ひょっとしたら、今までよりも少しメイク落としが面倒に感じるかもしれません。
しかし、毎日のメイク落としを正しいやり方でしっかり毎日続けることが、美肌への一番の近道なのです。
ここで紹介する正しいメイク落としのやり方をぜひ身につけ、毎日実行してみてください。
<h3>美肌に大切な正しい3つのケア</h3>
美肌のために大切な毎日の正しいケアが3つあります。
まずは、肌トラブルのすべての素となる乾燥を防ぐための「保湿」。そして、肌の老化や肌へのダメージを防ぐ「UVケア」。最後に「毎日の汚れをしっかり落とす」ことです。
この中でも、特に丁寧におこないたいのが、最後の汚れを落とすことです。この汚れには皮脂や汗、ほこりなど。これらの汚れは毎日の洗顔で落とせます。
しかし、女性ならではのメイクの汚れは、洗顔だけでは不十分。油分を多く含むメイクは、クレンジングでないと落とせません。メイクも汚れのひとつなのです。
メイクは私たちをきれいに着飾ってはくれますが、さまざまな肌トラブルの素となります。落としきれなかったメイクは、毛穴に毎日少しずつ蓄積し、毛穴を黒ずませていきます。
そして毛穴に蓄積したメイクの残りが、毛穴を少しずつ、しかし確実に拡げてしまうのです。
さらに、目元や口元などさまざまな色素を使用するポイントメイクは、肌に色素を残してしまうと、徐々に肌をくすませてゆきます。
また、メイクは油分を多く含んでいます。そんな油分を顔にまとった状態だと、いくら化粧水を使用しても、水分を跳ね返し、肌内部への浸透を妨げてしまいます。
その結果、肌を乾燥させ、肌のターンオーバーまで乱してしまうのです。
メイク落としは簡単そうに見えて、意外と難しいもの。また正しいメイク落としのやり方を知らない方も多いです。
しっかり正しいメイク落としのやり方を覚えて、毎日欠かさず続けてくださいね。
正しいメイク落としのやり方でないと肌が老ける?
では、メイクをちゃんと落とさないで過ごすと肌はどうなるのでしょうか。
メイクを落とさないと寝てしまうと、一晩で3歳や10歳老けてしまうと言われています。
これは実際にすぐに肌が老けてしまうわけではありません。しかし、肌老化の素となる活性酸素を生み出します。
つまり、メイクを落とさないでいると、メイクの残りが老廃物と混ざって肌をくすませるだけでなく、活性酸素の異常生成により、肌の老化がハイスピードで進むのです。
これは、ファンデーションなどに多く含まれている油分が汗や皮脂と混ざり合うことで、活性酸素となってしまうため。
さらにこの活性酸素が、肌の脂質を過酸化脂質に変換していきます。
この過酸化脂質は一度発生されると、自然に排出されることのないやっかいもの。最近では、活性酸素よりもこの過酸化脂質のほうが、肌に悪影響を与えているともいわれています。
この過酸化脂質が溜まっていくと肌内部を過脂化していきます。この過脂化した肌は、なんとメラニンまでも変形させていきます。
変形したメラニンは、通常よりも色の濃いメラニン色素を生み出すのです。
さらにこの過脂化したメラニンは肌内部に根をはり、頑固なシミを生む素となってしまうのです。
また、脂質は顔ダニの大好物でもあります。顔ダニは、どんなにキレイにしていても、多かれ少なかれ存在します。しかし、この顔ダニの量が増えすぎると問題です。
溜まりに溜まった皮脂を食べることでたくさん卵を産み、繁殖を繰り返します。そして、顔ダニの量が増えた肌は皮膚炎などを起こしやすくなるのです。
また以前、イギリスのジャーナリストが身をもって、メイク落としの大切さを検証した実験がありました。
毎日メイク落としをおこなわず、翌朝洗顔だけをおこない、化粧水、ファンデーション、アイメイク、グロスをするという実験です。
これは正しいメイク落としのやり方とかけ離れた方法です。期間は1か月。初旬は変化が見られなかったものの、中盤から終盤にかけて、化粧水は意味をなくし肌がだんだん赤みを増して荒れていったそうです。
その結果、期間終了後の肌は、乾燥がひどく、なんと火傷を負った肌と変わらなかったとか。それほど、メイクを残していると肌に影響があるのですね。
肌を健やかに、そして美しく守るためにも、毎日のメイク落としを丁寧に、そして正しいやり方でおこなっていきましょう。
<h3>メイク落としの正しいやり方</h3>
正しいメイク落としのやり方とは、こすらず、優しくおこなうこと。そして、メイクのように、部分ごとにクレンジング剤を使い分けることが正しいやり方です。
あなたがメイクを施す中で、時間をかけている部分はどこですか?
目元という方も多いのではないでしょうか?またメイク直しの際に口元を直す方も多いでしょう。これらのメイク部分のアイテムは、特に落ちやすいことから、ウォータープルーフ、つまり水では落ちにくい成分が多く配合されています。
そして、キラキラと美しくみせるための細かい粒子が配合されている場合も多いですね。
そんな配慮がされているアイテムは、通常のメイク落としのやり方では、落としきれないと考えて差し支えありません。さらに目元、口元は顔の中でも特に皮膚が薄い部分でもあります。
そのため、ゴシゴシとこする正しくないやり方を続けていると、シワを作ってしまったり、色素沈着も起こしやすくなります。
そのため、短時間でこれらのメイクを落とすために、ポイントメイク用のクレンジングは必須。
全体のメイク落としをおこなう前に目元、口元のメイク落としをおこなうのが正しいやり方です。
まずは、コットンにポイントメイク用のクレンジング剤を含ませます。そして、目元、口元に優しくおいていきましょう。
10秒ほど、コットンをメイクの上に置いておけば、ジワリとメイクが浮いてきます。
その後、力を入れずに優しく目元や口元のコットンを滑らせば、肌に負担をかけずに、目元、口元のメイク落としができるのです。
目元はキワまでメイクを施していますね。そんなキワはコットンで落とすことは難しいもの。
そんなときに役立つのが綿棒でのメイク落としのやり方です。綿棒にポイントメイクのクレンジング剤を染み込ませ、コットンと同じようにメイク落としをしていきましょう。
また口元は唇のシワにそって、縦にコットンを動かすことで、きれいにメイク落としをおこなえます。
その後全体のメイク落としをおこないます。なお、最近ではアイブロウもしっかりウォータープルーフアイテムを使用している方も多いですね。
そんな方はアイブロウもポイントメイク落としを施し、その後で全体のメイク落としをおこなってきましょう。
全体のメイク落としのやり方で大切なのは、丁寧に優しく、そして手早くです。全体のメイク落としは1分以内に終わらすことが、正しいやり方。
まずは、顔の中でも皮脂の多いTゾーンからメイク落としを載せていきましょう。
その後、頬、Uゾーンに載せていきます。そして、優しくクルクルと顔全体になじませるのが正しいやり方。その際、ゴシゴシこすらないように気を付けましょう。
そして、顔全体になじませたら、ぬるま湯ですすいでいきます。
その際、熱いお湯だと乾燥を招き、冷たすぎるとクレンジング剤を落としきれません。そして、仕上げには必ず洗顔をおこないます。
油分を多く含むクレンジング剤を肌に残さないためにも、これは大切なこと。
正しいメイク落としのやり方とは、洗顔が総仕上げだと覚えておきましょう。また、日焼け止めもメイクと同じです。
正しいメイク落としの一連のやり方を毎日おこなうように心がけてくださいね。
メイク落としの正しいやり方!まとめ
メイク落としは健やかな肌を保つため、そして美肌を手に入れるために重要なことです。このメイク落としは、ただおこなうのではなく、正しいやり方でおこなうことが大切。
メイク落としを忘れる、もしくは正しいやり方をおこなわなければ、肌に重大なトラブルを招いてしまいます。
正しいメイク落としのやり方は、まずはポイントメイクを落としてしまうこと。そしてこすらないことが大切です。
その後、全体のメイク落としを1分以内に素早くおこなっていきましょう。
そして、すすぎ方にも正しいやり方があります。正しくはぬるま湯ですすぐやり方が正解です。
そうすることで、クレンジング剤もメイクもきれいに落とせます。その後、洗顔も忘れずおこないましょう。
この正しいメイク落としのやり方をおこない、美肌を手に入れてくださいね。
美容心理士から見た「メイク落とし」のカラーセラピー
メイクを落とすときグリーンのカラーをイメージしながらクレンジングすると深呼吸が深まり毛穴が開きやすくなります。
さらに、黒ずみまでも落としやすくしてくれます!
観葉植物を洗面所におくのもオススメです。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。