梅雨準備、正しい傘の選び方や差し方で美肌をキープする術
5月も残すところあと数日となりましたね。6月といえば梅雨。いよいよ雨の季節がやってきます。梅雨は傘が活躍することも多くなってくるでしょう。
そこでここでは、正しい傘の選び方を紹介するとともに、梅雨の時期の美肌作りについてお話します。美肌を作り、キープするためにも参考にしてみてくださいね。
梅雨の時期は紫外線と酸性雨に要注意
肌の大敵と言えば、紫外線です。この紫外線は梅雨の間も注意しなければなりません。太陽が厚い雲の向こうに隠れ、雨が良く降る梅雨の時期は、紫外線対策を怠りがちになりますね。しかし、梅雨の間ももちろん紫外線は降り注いでいます。特に6月は一年の中でも紫外線が多い時期です。
紫外線量は5月から増え始め、7月、8月の夏に向けて6月の梅雨の時期も紫外線料は多くなっているのです。たとえ厚い雲に陽光が阻まれていても、紫外線は私たちに降り注いでいます。
紫外線量が一番多いのは、もちろん晴れの日ですが、曇りの日でも晴れの日の紫外線量の約60~80%、雨の日であっても30%ほど降り注いでいます。そのため美肌をキープするためにも、エイジングケアのためにも、梅雨の時期も徹底した紫外線対策が必要なのです。
そして、梅雨は紫外線とともに対策しなければならないものがあります。それが雨です。雨は、ただ水が空から降り注いでいるのではありません。雨の中には、さまざまな空気中の成分が含まれています。その中でも注意したいのが酸性雨です。
酸性雨とは、雨のなかに二酸化硫黄や窒素酸化物などが溶け込み、通常の雨よりも強い酸性になっている雨のこと。酸性雨の原因は、石炭などの化石燃料が消費されることで大気中によって放出される二酸化硫黄や窒素酸化物。
日本では、現在この原因となるものが少なくなってきてはいるものの、他の国で放出されたものが、偏西風とともに日本の上空にやってきて、雨となって降り注ぐこともあります。
強い酸性の酸性雨は、私たちの生活にさまざまな悪影響を及ぼします。川や湖などの土壌を酸化させ、生態系や農業に深刻な影響を与えるほか、コンクリートの劣化を早めたり、金属を異様に早く錆びつかせたりするのも、酸性雨の影響です。
そして酸性雨を直接浴びてしまえば、もちろん肌にも悪影響を与えます。酸性の雨は、肌に強い刺激を与え、肌トラブルを引き起こす可能性があるのです。とはいえ、どの雨が酸性雨なのかは、目で見ても、触ってみても分かりません。だからこそ、梅雨の時期を含め、年中雨に濡れないように対策をとる必要があるのです。
梅雨の傘の選び方
雨からあなたの肌を守るために、梅雨の時期は傘の選び方が重要になります。
傘にもさまざまなサイズがあることを知っていますか?
雨が降るかどうか分からない時や、もしもの時の備えには、折り畳み傘が便利です。しかし、毎日のように雨が降る梅雨の時期は、自分の身長に合わせた傘のサイズを持つのがオススメです。荷物にはなりますが、突然の雨にも慌てることなく、酸性雨から肌を守ることができます。
女性が持つ傘の場合、平均サイズは58㎝と言われています。この58㎝は身長が155㎝~165㎝ぐらいの方にオススメ。155㎝以下の方は55㎝、160㎝~168㎝の方は60㎝を目安にしましょう。
そして傘は担ぐようにさすのではなく、風に向かってさすようにすることで、服などが濡れにくくなります。最近増えてきているドーム型の傘は、通常の傘よりも濡れにくい構造になっているのでオススメです。
さらに高機能なのが、雨晴兼用傘です。雨晴兼用傘とは、日傘がメインの晴雨兼用傘とは違い、雨傘がメインだけれども、UVカット機能も持ち合わせた傘のこと。晴雨兼用傘は、日傘がメインのため、サイズも小さく、長時間の雨や強い降雨の時は心もとありません。
一方、雨晴兼用傘はメインが雨傘のため、雨が傘ににじんで水漏れする心配はほぼゼロ。さらに紫外線も効果的にカットできるので、梅雨の時期に有効です。
夏の紫外線が強い時期は晴雨兼用傘、梅雨の時期は雨晴兼用傘、もしもの時のための対策は折り畳み傘など、洋服や靴と同じように、傘も季節や天候に合わせて選ぶのが良いでしょう。
また傘を選ぶ際に傘の内側の色を白やパステルカラーなど明るい色を選べば、肌の色を明るく見せるレフ版効果もあります。
さらに日本には、傘の品質、性能、ファッション性などを保証するJUPAマークがあります。より品質が高い傘を選ぶためにも、このJUPAマークがついている傘を選ぶと良いでしょう。
このマークがついている傘は、製造者、もしくは取扱者名と連絡先が明記されているので、アフターサービスにも役立ち、長く傘を使用できますよ。
梅雨は傘のお手入れも念入りに
さまざまなことを考慮して購入した傘は、少しでも長く使用したいですよね。そのためにも、傘のお手入れが大切です。
傘を長持ちさせるためには、どんな形の傘であれ、使用後は必ず乾かすことが大切です。濡れたまま放置すれば、生地の変色や骨部分が錆びついてしまいます。さらには、悪臭やカビの原因にもなってしまいます。
使用後は、優しく水切りをおこない、必ず日陰干しをするようにしましょう。日向に干すと生地の色あせなどの原因になるので注意してくださいね。また干すまでに時間がかかる場合は、タオルなどで軽く水滴をふき取ることも有効です。
その際は、表面の撥水加工などをふき取ってしまう可能性があるので、必ず優しくふき取るのがポイント。このひと手間が、傘を長く使用するコツのようです。
また、もしも傘が汚れてしまった時は、中性洗剤を少し加えたぬるま湯をスポンジに含ませ、優しくなでるようにふき取り、その後かたく絞ったタオルですすぎ拭きしましょう。そうすることで、傘を傷つけることなく、汚れを落とせます。
そして、傘は保管場所も重要。直射日光や蛍光灯などが当たる場所は、やはり傘にダメージを与えます。車内で傘を保管するのは、もしもの時に心強いですが、保管場所としては、オススメできません。特にこれからの季節は、車内はとても高温になりますね。そのため、傘の変形や傘の生地の色移りなど、さまざまなトラブルが起きやすくなるのです。
傘を長持ちさせるためには、暗く、あまり光が当たらない場所に保管するのがオススメです。また、傘をさしている際、ついついクルクルと回したくなりますね。しかし、これも傘にとってはダメージのもと。傘全体に遠心力がかかり、傘が壊れやすくなるようです。傘を長く愛用するためにも、ぜひこれらのヒントも取り入れてみてくださいね。
梅雨は正しい傘の選び方や差し方で美肌キープまとめ
梅雨の時期は、紫外線と肌トラブルの原因となる酸性雨に注意が必要です。酸性雨を浴びないためには、正しい傘の選び方が重要。傘は身長に合わせたサイズを選ぶようにしましょう。
さらに、季節や天候によって傘の種類を選ぶことも大切です。雨が続く梅雨は、雨傘がメインながらも紫外線カット効果もある雨晴兼用傘がオススメ。そして、傘の内側の色が明るい色をチョイスすることで、レフ版効果があり、肌を明るく見せる効果もあります。
顔や洋服を濡らさないためには、風の吹いてくる方向に向かって傘をさすことがオススメです。正しい傘のお手入れも取り入れながら、梅雨の時期も肌をキープしましょう。
美容心理士塩澤麻衣による「傘選び」のまとめ
ビニール傘はお手軽でよいけど美しい女性は傘にもこだわります。フリル付きや上品な光沢がある傘。第一印象を大切にしたいときは、ぜひマイ傘で出かけましょう。
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