麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

Azabu-juban Shiozawashiki Online Shop
Column 美容・心理コラム
Column 美容・心理コラム

洗顔後、すぐに皮脂が浮いてベタベタしてきたり、メイクをしても皮脂ですぐにテカテカしてしまうなど、皮脂の分泌が過剰になっている肌のことを脂性肌(オイリー肌)といいます。

皮脂量は男性ホルモンの影響を受けるため、スキンケアで簡単に減らすことは難しいものです。まずは男性ホルモンが増えてしまう原因と、過剰な皮脂分泌が及ぼす肌への影響を知り、対処法を考えていきましょう。

脂性肌でベタベタ

過剰な皮脂分泌は男性ホルモンの影響

肌の皮脂の分泌を司っているのが男性ホルモンの一種「テストステロン」やステロイドの一種「アンドロゲン」です。

これは、誰にでもある必要なホルモンであり、通常であれば適度な皮脂を分泌して役立つホルモンですが、日々のストレスや食事内容、生活習慣、遺伝的要因などが原因でバランスが崩れ分泌が過剰になると、皮脂の分泌も過剰になり、脂性肌へと傾いてしまうのです。

また、遺伝的に皮脂腺が大きいケースや、加齢によって毛穴が開き皮脂が出やくなっているケースもあります。

脂性肌と肌トラブルの関係

脂性肌になりやすいのは思春期だけと思われがちですが、実は更年期での自律神経の乱れによってホルモンバランスが崩れることでも皮脂量は増えます。

皮脂が多く分泌されると肌がテカり、毛穴が開くので見た目の印象もあまり良くはありませんが、それ以上に空気中の汚れや花粉、刺激物質なども皮脂に付きやすく、繁殖しやすい状態になるため肌トラブルの原因に。

長時間肌の上に放置された皮脂は時間とともに酸化し、肌を傷つけ、炎症が起きたり、老化を加速させてしまうので、常に肌を清潔に保つことが必要です。

対策の前に、まずは食事、生活習慣の見直しを

皮脂の分泌を抑え、正常な肌へと整えるために食事、生活習慣の見直しが必要です。  

「食生活」では、脂質の過剰摂取は避けた方がよいと思います。

よく、脂ののったステーキや焼き肉を食べた日は、なんとなく顔がテカテカするのを感じることがあると思いますがそれは、皮脂腺から余分な皮脂が分泌されているからです。

皮脂腺は体内の不要な脂を排泄する器官でもあるため、毛穴詰まりの原因になってしまう可能性があります。甘い物、脂肪、アルコールの取りすぎには気を付けてください。

おすすめなのは、野菜や穀物、魚など、ビタミンやミネラル、たんぱく質が豊富に摂れる和食中心の食生活です。

青魚に含まれる脂はサラサラしているので、毛穴に詰まりにくく、適度な潤いで「お肌を保護する」という皮脂本来の役割を果たしてくれます。

また、バランスのいい和食には、肌に悪さをする活性酸素の発生を抑えてくれるというメリットもあります。

脂性肌対策には和食

次に「生活習慣」の乱れですが、徹夜をした日の朝や、疲れを感じているときは、なんとなく肌全体がベタベタしていたり、いつもより毛穴が開いていると感じた経験はありませんか。

人は、睡眠不足やストレスを感じると自律神経が乱れ、「男性ホルモン」の分泌が多くなり、皮脂分泌が過剰になってしまうのです。

生活習慣を見直さない限り、一生懸命スキンケアをしても効果が出にくいもの。

肌の調子の良くないときほど、リラックスを心がけ、質の良い睡眠を心がけましょう。

乱れた自律神経が整えば、皮脂分泌の過剰も減り、ストレスにも強い体になれるはずです。

脂性肌の対策にはリラックス

間違った対策、スキンケアを改めましょう

間違ったケアの代表に挙げられるのが、お肌を清潔に保とうとして、つい皮脂や汚れを取りすぎてしまうケースです。

肌の特性に「本来、肌の保護膜となる皮脂が不足すると危険を感じ、肌は余計に皮脂を出そうとする」、というものがあります。

冒頭でもいいましたが、「皮脂を取ることより、肌内分の水分量を増やす」ことで、水分と油分のバランスが整い、皮脂だけが浮くといった現象を防ぐことができるようになりますから、「洗う」ことに偏ったケアは止めましょう。

自称「脂性肌」の人ほど、洗い過ぎが原因で肌内部が乾燥している「インナードライ」の方がほとんどです。

洗顔は、殺菌剤が入っていたり、洗浄力の強いものは避け、肌の潤いを残しながら余分な皮脂や汚れを洗い流すマイルドな洗顔料でやさしく洗います。

そして、3分以内に保湿ケア(肌内部のうるおい成分、セラミドを補いましょう)をしましょう。

うるおっている状態を保っていれば、肌は余分な皮脂を出す必要がなくなるので、しだいに水分と油分のバランスも整っていきます。

また、さっぱりしたいからとアルコールが入ったものでケアするのも良くありません。

アルコール分でうるおいが奪われることで、肌は余分に皮脂を出そうと働いてしまい、またベタつく肌へ…。これが負のスパイラルです。

「マイルドな洗顔料でやさしく洗顔(洗顔は朝と夜の2回で十分です)→3分以内にたっぷりと保湿ケア」を習慣づけていくことで、肌は確実に変わっていくはずです。

脂性肌のスキンケア

年代別、脂性肌対策をはじめましょう

●20代の脂性肌対策

洗い過ぎと保湿不足に注意

この年代に多いのは、刺激の強い化粧品や過度なクレンジングによる肌への負担です。

クレンジングできちんとメイクが落とせていないことで、毛穴が詰まったり、過度なクレンジングや洗顔で皮膚を乾燥させ、余計にベタつく皮脂を生み出してしまうことがあります。

また、皮脂がベタつくことを嫌って、「保湿ケア」を化粧水だけで終わらせてしまうのも良くありません。

洗顔の後は、3分以内に化粧水をつけ、仕上げは乳液やクリームでうるおいを逃がさないようにしてください。

●30代の脂性肌対策

Tゾーンはベタつき、Uゾーンは乾く混合肌化

少しずつエイジングを感じるようになる年代です。

仕事に結婚など、生活リズムの変化にともないホルモンバランスも変化しやすく、ストレスによる過剰な皮脂分泌も。

顔全体が皮脂でベタベタするというよりも、Tゾーンだけがベタつき、頬などのUゾーンはかさつくといった混合肌型が多くなります。

ホルモンバランスを乱さないためには、良質な睡眠とバランスの取れた食事は不可欠です。

特に、睡眠の役割は大きく、眠りに入ってから3時間は肌のゴールデンタイムと言われるほどで美肌ホルモン、エストロゲンも多く分泌されます。

この時間に、人の体はさまざまな不具合を一生懸命修正してくれているのです。

30代になると仕事もプライベートも忙しい時期で、バランスを崩す人が多いのですが、そんな人こそ質のいい睡眠を大切にしていください。

スキンケアの基本は、乾燥が気になるUゾーンに合わせたケアをしましょう。

ベタつき、毛穴が目立つようなTゾーンは、その部分だけ専用のパックや美容液で対応するなど、状態に応じたきめ細かいケアをしてください。

●40代、50代の脂性肌対策

更年期を意識したケアを

40代~50代の皮脂量は、20代のころの皮脂量の半分くらいになると言われていますので、深刻な脂性肌の方は多くはいません。

しかし、この年代特有の更年期や、子どもの独立、親の介護などのストレスによる自律神経の乱れによって男性ホルモンが優位になり、皮脂分泌が増えることが考えられます。

何よりも、バランスの良い食事、良質な睡眠などを心がけて、リラックスできる時間をもつこと。スキンケアはハマメリスのような引き締め成分で、うるおいを与えながら毛穴を整え、肌をすっきりさせるものがおすすめです。

脂性肌対策のまとめ

男性ホルモンが過剰になっている原因を知り正しいスキンケアを始めてください

スキンケアによって皮脂を減らす、という考え方はいったんお休みして、まずはベタベタ皮脂を生み出す、男性ホルモンがなぜ優位になっているのか、その原因を突き止めることが大切です。

それがストレスであればストレスを軽減する工夫を、寝不足や食生活の乱れが想像できるものであれば、そこから変えていくことが求められます。

過剰な皮脂が長時間肌の上にあると、酸化して肌荒れの原因になるので、うるおい成分を奪い過ぎないやさしい洗顔料で洗顔し、保湿ケアも行なってください。

〝油分を奪うスキンケア〟という考えではなく、〝肌の潤い成分を増やすケア=それによって、水分と油分のバランスが整う〟という考えに変えていきましょう。

美容心理士からみたカラーセラピー効果

カラーセラピーから分析すると、脂性肌には透き通る透明感や、爽やかな清涼感を感じさせる青がおすすめです。

脂性肌対策にはブルー

「青」には余分な皮脂を鎮静する効果があります。

皮脂によるテカり、皮脂過多による化粧崩れを感じる時は、化粧ポーチを青色にしてみるといいでしょう。

青にはリラックス効果もあるので、見つめているだけで副交感神経が優位になり、ストレスによる過剰な皮脂分泌も抑えてくれる効果があります。


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

« »