イヤーな汗の臭いを撃退!暑くても良い香りがする女性へ
ポカポカと心地よい陽気の日が増えてきましたね。
最近では汗ばむような夏の陽気の日も出てきましたね。過ごしやすくはなってきたのですが、そんな時に気になってくるのが汗ではないでしょうか?
これからは、ますます気温が上がり、汗が気になる季節、汗だけが出るならまだしも、やはりニオイが気になりますね。
どんなにオシャレしても、美容に力を入れていても、汗臭ければもう台無しです。
そこでここでは、汗の原因と対象法について紹介します。ぜひ、これからの季節の参考にしてください。
汗が臭う原因とは
ベタつきやメイク崩れ、そしてイヤなニオイが伴うことから、汗を抑えようと試行錯誤されることも多いでしょう。
しかし、汗は体温調整するのに必要な機能です。
汗は、始めから臭うわけではありません。汗が出る汗腺には、大まかにいって2種類あります。
体の全身に分布する「エクリン汗腺」と、腋やデリケートゾーンに存在する「アポクリン汗腺」です。
「エクリン汗腺」は日本人の場合、約230万個あると言われています。
エクリン汗腺は1時間1L、1日10リットル以上の発汗作用をもつ汗腺です。
実はこのエクリン汗腺から出る汗の成分は、99%が水分。
残りの1%の6割は塩分、残りの4割が臭いのもととなる尿素やアンモニアなどです。
そのため、基本的にエクリン汗腺から流れる汗は、出始めは無臭でイヤなニオイはありません。
しかし、時間が絶つと徐々に臭いが発生します。
それは、なぜでしょうか?
私たちの皮膚には、健康に害のない常在菌が数百種類も生息しています。
汗をかいて、時間が絶つにつれ汗に皮脂や垢、汚れが混ざり合い、常在菌が繁殖していくのです。
その結果、エクリン汗腺から発生した汗が変質し、ニオイが出てしまうのです。
特に汗をかいた6時間後が最もニオイがきつくなると言われています。
アポクリン汗腺から発生する汗はさらに注意が必要。
こちらも、発汗したては無臭ですが、エクリン汗腺よりも早く、イヤなニオイを出しやすいのです。
腋などアポクリン汗腺から出る汗は、エクリン汗腺から出る汗と違い、毛包を通って発汗します。
そのため、水分以外に脂肪酸やタンパク質を多く含み、皮膚に生息する常在菌をより多く増やし、イヤなニオイを放つのです。
ちなみにワキガは、このアポクリン汗腺が原因です。
汗の臭いを抑える方法
汗に悪臭をつけないためには、汗による常在菌の繁殖を食い止めなければいけません。
そのためにはまず、汗をこまめに拭き取ることが大切。汗がニオイを放つようになるのは、発汗から1時間〜2時間と言われています。
つまり、理論的には、発汗してから1時間〜2時間以内に汗を丁寧に拭き取れば、汗は無臭のままで臭うこともないのです。
しかし、いつ発汗したのか正確な時間は分からないですよね?
だからこそ、こまめにハンカチやハンドタイルで拭き取ることが大切です。その際、過剰に汗を拭きとるのはNG。
乾いた肌をうるおそうと過剰に汗が出てくることもあります。
この悪循環を防ぐためには、少し湿らせたハンカチやハンドタオルで拭き取るのがオススメ。
とはいえ、濡らしたハンカチやハンドタオルを持ち歩くのは大変ですね。
そんなときは市販の制汗シートを利用しましょう。
制汗シートは湿っていますから、肌のうるおいをキープさせながら、汗を拭きとることができます。
特にこれから気温が上昇するにつれて、より多くの汗をかきますよね。
これからの季節は乾いたハンカチやハンドタオルと、制汗シートの両方を持ち歩くように心がけましょう。
そうすることで、汗のニオイを抑えることができますよ。
汗の臭いには制汗剤もオススメ
現在、さまざまなタイプの制汗剤が発売されていますね。汗のニオイを抑えるためには、もちろん制汗剤も有効です。
制汗剤は汗に対して2つの効果をもちます。1つ目は汗腺自体を塞いで、発汗を抑制する効果です。
そして、汗により雑菌が繁殖しないようにする殺菌作用です。
最近では、1つの制汗剤でこの2つの効果を持ち合わせているものも増えてきました。
制汗剤は、軟膏やステッィクタイプのものに、より高い殺菌作用があると言われています。
次にスプレータイプ、そして一番殺菌作用が弱いのが、制汗シートです。
汗のニオイの気になる度合に合わせて制汗剤を選んでいきましょう。
また、制汗剤はつけすぎてしまうと、汗腺を塞ぎ過ぎて体温調整が上手くいかない場合もあります。
さらには、殺菌しすぎて、肌に必要な善玉菌までなくし、かえってニオイを強めてしまうケースも。
そのため、使用頻度はくれぐれも気をつけて使用しましょう。また全身に制汗剤をつけないでくださいね。
特に汗の気になる部分に限定して使用してください。
洗濯で汗の臭いを撃退
汗が多くなれば、衣類までも汗臭くなることが増えますよね。これは、衣類の繊維の中に染み込んだ汗に汚れなどが混ざり、雑菌が繁殖するからです。
どんなにオシャレをしても、服から悪臭がしてしまえば台無し。その日の汗は、その日のうちに洗い上げることが大切です。
汗は時間が絶てば経つほどニオイが強くなります。とくに衣類は汗を拭きとるどころか、汗が染み込んでいくため、ニオイは強くなる一方。
汗のついた衣類を翌朝まで寝かせれば、寝かせた分だけニオイが強くなります。
そんな繰り返しをしていると、衣類を洗濯しても汗臭さがとれなくこともあります。
洗濯したはずなのに、衣類が汗臭いようなら、洗濯する方法を見直しましょう。
オススメは洗濯洗剤とあわせて「セスキ炭酸ソーダ」を併用することです。
セスキ炭酸ソーダは垢や血液などのタンパク質の汚れに強いアルカリ性の洗浄物質です。
そのため、汗のニオイのもとを分解させ、衣類を清潔に保つ効果があります。
いつもの洗濯用洗剤にプラスしてセスキ炭酸ソーダを加えるだけで、効果を発揮します。
商品の使用方法に記載がある分量をいつもの洗濯に加えてください。
それでも、衣類のニオイが取りきれない場合は、セスキ炭酸ソーダを加えた熱めのお湯に30分〜1時間ほど漬け置きしてから洗濯をするようにしましょう。
特に、夏場の汗をこまめに拭き取るハンカチは雑菌が繁殖しやすく、ニオイのもとが落ち切らないケースも増えてきます。
これからの季節は、洗濯にセスキ炭酸ソーダを加えていきましょう。
そして、オシャレとともに清潔な衣類と香りを楽しんでくださいね。
イヤーな汗の臭いを撃退まとめ
汗は、もともとは無臭です。
しかし、発汗から時間がたつにつれ、汗に垢や汚れが混ざり皮膚に常在する菌が繁殖し、あの独特なイヤなニオイ放ち始めます。
特に腋などに分布するアポクリン汗腺から分泌される汗は、ニオイを持ちやすいので注意しましょう。
汗のイヤなニオイを防ぐためには、こまめに汗を拭きとることが重要。
汗は発汗後してから1時間から2時間経つことで菌が繁殖し、臭いを持ち始めるので、気が付いたら拭き取るようにしていきましょう。
拭き取るアイテムは、ハンカチやハンドタオルはもちろんのこと、湿り気のある制汗シートの併用がオススメ。
ニオイの度合に合わせて制汗剤を使用することで、上手く汗のニオイを抑制できますよ。
また、汗のニオイは衣類の繊維にもしみ込んでいきます。
特に汗が多くなるこれからの時期は、着た衣類はその日のうちに洗濯すること、また洗濯にセスキ炭酸ソーダを加えていきましょう。
そして、汗のニオイを気にせず、美容やオシャレを楽しんでください。
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あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。