あなたは知っている?乳液先行型ケアと導入美容液の違いとは?
残暑が残るなか、また乾燥が厳しさを増す、秋の訪れが迫ってきています。
どんな季節も乾燥と戦わなくてはいけません。乾燥は全ての肌トラブルの原因となるからです。
そんな乾燥から肌を守るためにも、化粧品を毎日肌に与え、肌をととのえなければ なりません。
しかし、毎日何気なく使用している化粧品がしっかり浸透していない場合があるのです。それは角質に問題があります。
角質にトラブルがあると、どんな良い化粧品でも浸透してくれないのです。
そこで、役立つアイテムが導入美容液。化粧品の浸透を高める働きがあります。そのほか、化粧品の浸透を高めるアイテムとして乳液先行型ケアがあります。
これらのアイテムを取り入れることで、化粧品の浸透を高め、乾燥から肌を守ります。
ここではこれらのアイテムの違いや使用方法について紹介します。
導入美容液の3つの役割とは
私たちの肌の一番外側には、角質層があります。この角質層には、10層~20層の層があります。この一番外側の層からターンオーバーとともにはがれおちていきます。
その他、角質は保湿の要の組織。保湿成分であるセラミドやNMF(天然保湿因子)もこの層の中に存在します。
それと同時に水分もこの層の中に保持します。この角質が保湿成分と水分で満たされていることで、潤いのある美肌へとなります。
さらに角質層は水分と保湿成分が十分備わっていることで、バリア機能も強化されます。その強化された肌は、外からの刺激にも強くなるのです。
そんな角質層から、化粧品は浸透されていきます。しかし、この角質層が乾燥していてゴワゴワしている場合や角質が固くなっている場合は要注意。
ケアが不十分で角質にトラブルがあると化粧品の浸透率がグッと下がってしまうのです。
またトラブルのある角質は水分と油分のバランスが悪く、どんなケアをしていても乾燥しやすくなります。そのため、乳液やクリームの量も自然と増えてくるのです。
そんな角質は高級パックをしようが、ローションパックをしようが、1日ではもちろんトラブルは改善されません。
しかし、トラブルを改善しなくては、化粧品は浸透されず、ますます化粧品の浸透率が下がる一方です。
そんな時に役に立つのが、導入美容液。導入美容液は、ブースターとも呼ばれるアイテム。
いつものスキンケアの前、化粧水の前に導入美容液を取り入れることで、化粧品の成分の浸透を高めてくれる効果があるのです。
この導入美容液には、商品によってさまざまな美容効果がありますが、化粧品の浸透を助ける3つの役割が備わっています。
まずは、固くなった角質を柔らかくする役割です。やはり乾燥や肌トラブルで固くなった角質には、なかなか化粧品は浸透しません。
そんな頑固な角質を柔らかく導いてくれるのです。
続いて、角質に化粧品の通る道をつくる役割。角質が柔らかくなっても、奥まで浸透させるのは至難の業です。
そんな角質に化粧品が浸透する道をつくることで、より多くの化粧品を肌の内部に届けます。
最後に不要な角質を取り除く働きです。乾燥した肌やゴワツク肌は古い角質がターンオーバーとともに剥がれ落ちず、ずっと残っている状態です。
この角質が残れば残るほど、化粧品の浸透を下げてしまいます。
そんな角質を導入美容液が取り除いてくれるのです。一般のピーリングアイテムよりも肌への刺激が少なく、毎日使用できるのも、導入美容液ならではの魅力です。
乳液先行型ケアと導入美容液の違い
最近では、化粧水の前に使用する乳液先行型のケアアイテムも多くなってきました。
ではこの乳液先行型アイテムと導入美容液は何が違うのでしょうか?
乳液先行型ケアアイテムもその後の化粧水などの浸透を高める乞下があります。一見、導入美容液と同じような働きに見えますが、一番の違いは導入美容液に保湿効果がないことです。
乳液先行型ケアアイテムは、通常のスキンケアの順番と異なった手順になります。まずは洗顔後の肌に乳液先行型専用の乳液を使用して、その後に化粧水を使用するのです。
その後、また乳液やクリームを使用しなくても、しっかりと化粧水の水分を肌内部に閉じ込めてくれます。
しかし、導入美容液は肌の化粧品の浸透率を高める通り道を作るだけ。その後化粧水のあとに乳液やクリームでフタをしなければ、乾燥を招くのです。
また乳液先行型ケアアイテムには、他にもさまざまなメリットがあります。もともと、乳液は油分と水分をバランスよく配合していることで、角質の脂分と水分と似ていると言われています。
そんな乳液を洗顔後の肌に先に使用することで、整えられるのです。通常の乳液を使用しても、その後の化粧水の浸透が促進されるという説もあるほどです。
しかし、あくまでも乳液を先に使用する場合は、乳液先行型専用のアイテムのみにしましょう。でなければ、化粧水の浸透を鈍くする場合もあるからです。
また乳液先行型アイテムには、導入美容液のようにその後の化粧水の浸透を助ける効果や、角質を柔らかくする効果があるのです。
現在、私が使用している「麻布十番塩澤式エクトインシリーズ」も乳液先行型ケアの化粧品です。角質をまずは整えることで、化粧水などの成分をより多く浸透させることができるのです。
「麻布十番塩澤式エクトインシリーズ」では、通所の乳液先行型アイテムの他に独自の技術を採用。
使用することで、化粧品の浸透を高めるだけではなく、肌のそれぞれの場所に必要な成分を届ける技術です。
これにより、表面にとどまったほうがよい成分は表面に、肌のより深部にあったほうが良い成分は肌の奥に届けます。
その技術で10層~20層ある角質にまんべんなく美容成分を届け、角質層を健康的な状態へと導くのです。
このような効果も導入美容液ではなく乳液先行型アイテムだからできること。また導入美容液は、いつものスキンケアにアイテムをプラスしなければいけません。
しかし乳液先行型アイテムならば、導入美容液の効果も得ているのも、違いになりますね。
あなたのスキンケアのスタイルに合わせて、導入美容液もしくは乳液先行型アイテムを使用していきましょう。
乳液先行型ケアアイテムと導入美容液の使い方
どちらのアイテムも共通しているのが、洗顔後すぐに使用すること。そして顔全体に馴染ませることが大切です。導入美容液は拭き取りタイプのものは、優しく肌の上を滑らす程度。
化粧水のタイプは優しく圧をかけていくように浸透させるものが多いです。
一方、乳液先行型アイテムは、顔全体に馴染ませるときにクルクルと軽いマッサージを加えることで効果を発揮するものが多いです。
軽くマッサージで刺激を与えることで、血行を促進させ、より乳液先行型アイテムを肌内部に届け、美容効果を高めるのです。そして、その後の化粧水の浸透率も高めます。
使用方法で注意したいのが、導入美容液。この導入美容液はあくまでも通常のスキンケアにプラスするアイテムです。
洗顔後の肌に使用した後は、必ず化粧水と乳液もしくはクリームまでのケアをおこないましょう。
何度もお伝えしますが、導入美容液には、保湿効果は備わっていないので、忘れないでくださいね。
乳液先行型ケアと導入美容液のとは?まとめ
トラブルを起こした角質は、化粧品の浸透を妨げます。そんな角質でも化粧品の浸透を高めてくれるのが、導入美容液。
導入美容液を洗顔後の肌に使用することで、角質を柔らかくして、化粧品の通り道をつくります。
さらに古い角質を取り除く作用もあるのです。それと同じ作用があるのが乳液先行型ケアアイテム。導入美容液と違い、保湿効果があります。
一方、導入美容液は乳液先行型ケアアイテムと違い、保湿効果がないので、使用する場合は化粧水、乳液もしくはクリームまで使用してくださいね。
賢くスキンケアに取り入れ、乾燥に負けない美肌を手に入れましょう。
美容心理士から見た「導入美容液」のカラーセラピー
水分の導入を高めるマッサージ方法は、ゆったりとした気持ちで深呼吸をしながらマッサージすることが大切です。
その時に観葉植物のグリーンを眺めながらすると緑色のカラーセラピー効果で深い呼吸にスイッチします。
吐く息を眺めにすると導入も深まります。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。