保湿マスクで肌の保湿力を高め、潤うもち肌を手に入れましょう!
まだまだ寒い日が続きます。寒い日は、空気が乾燥している証拠。
乾燥した空気は、肌内部の水分や保湿成分まで奪い去り、肌の乾燥を進めてしまいます。
肌の乾燥は、シミやシワを呼び起こすだけではなく、タルミや敏感肌などすべての肌トラブルの原因。
また乾燥は、間違ったスキンケアや生活習慣でも引き起こされます。そのためどんな時でも保湿ケアを取り入れることが大切です。
私はいつも乾燥対策と保湿を勧めていますが、それだけ重要なテーマなのです。
保湿ケアの中でも、特に気軽に取り入れられるのがシートマスク。
ここでは保湿力を高めるシートマスクの選び方を紹介します。
ぜひ、シートマスクで保湿力を高め、潤うもち肌を手に入れてください。
オススメマスクの保湿成分
美容成分をたっぷり含んでいるシートマスクは、美容液代わりに使用できる便利なアイテムです。
特に乾燥が気になるこの季節。肌内部へ水分補給をするとともに、保湿成分を肌内部へ補給できます。
肌の保湿力を高めるためには、肌内部の水分の蒸発を防ぎ、肌内部へ潤い成分を補給することが大切。
保湿成分が配合されているシートマスクを使用することで、肌内部の保湿力を高め、乾燥から肌を守ることができます。
保湿力を高めるうえで、最もオススメの美容成分は「セラミド」です。
肌の保湿をつかさどるのは、角質層にある細胞間脂質とNMF(天然保湿成分)、肌表面を覆う皮脂。
なかでも保湿の約8割を細胞間脂質が担っています。その細胞間脂質の4割を占める成分がセラミドです。
セラミドを細胞間脂質で増やし、働きを活発にできれば、肌本来の保湿効果を増すことができるのです。
セラミドには、さまざまな由来物がありますが、なかでも特に効果的なのがラズベリーから抽出された「ラズベリーセラミド」。
実際に私のサロンで使用している「麻布十番式エクトインシリーズ」にも、ラズベリーセラミドが配合されています。
私たちの肌内部にあるセラミドに最も近い構造を持つラズベリーセラミドは、保湿力も高く、どんな肌の方でも使用できるセラミドです。
セラミドのほかにもオススメな保湿成分があります。それが以下です。
保湿力を高める保湿成分を補給しよう
セラミドは細胞間脂質で水分をはさみこみ、水分を保持する働きがあります。その働きを担う美容成分があります。
それが「スフィンゴ脂質」や「レシチン」です。
セラミドに加えて、スフィンゴ脂質やレシチン配合のシートマスクを使用することで、より保湿力を高めることができます。
肌内部へ水分を閉じ込める保湿成分を補給しよう
セラミドは角質層の中で水分を抱え込み、蓄えます。その働きをする美容成分が「ヒアルロン酸」や「 コラーゲン」。
ヒアルロン酸やコラーゲンは、肌内部の弾力を支える成分。いわば、肌のハリをつかさどる「バネ」の働きをしてくれています。
化粧品として肌へ導入することで、角質層内で水分を抱え込み、蒸発を防ぐ効果があります。
ぜひ、セラミドと一緒にヒアルロン酸やコラーゲン配合のシートマスクを試してみてくだい。
NMF(天然保湿因子)の主成分を補給しよう
セラミドとともに肌内部で保湿力を担うのがNMF(天然保湿因子)。
NMF(天然保湿因子)を構成する主成分を補給することで、NMF(天然保湿因子)の数を増やし保湿力を高めます。
NMF(天然保湿因子)はアミノ酸やミネラル、尿素などを主成分として構成されています。
セラミドと合わせてシートパックで補給していきましょう。
効果的な保湿マスクの使い方
シートマスクの1回ごとの効果を高めるには、取り入れるタイミングや方法がとても大切。
シートマスクの吸収をより高められるのが、体が温まり、血行が促進されている時です。
日々の生活でいえば、入浴後がまさにその状態。入浴後の肌は温まり、毛穴が開いていることで化粧品の浸透率も高いのです。
さらに血行が促進していることで、美容成分が必要な部分へ巡りやすく、美肌効果も高まります。
効果をより高めるには、シートマスクの上にラップやシャワーキャップをして、水分の蒸発を防ぐことがオススメ。
より美容成分の浸透を促します。
そして時間のある時は、仰向けに寝てのシートマスクをおこなうようにしましょう。
こうすることで、保湿成分を含む美容成分が顔へより効果的に浸透することで、気になる部分に集中的にアプローチできます。
また、シートマスク前に乳液先行型のクリームや乳液を取り入れることもオススメ。
シートマスクの美容液の浸透を手軽に促進させてくれる効果があります。
ただし、シートマスクを使用する頻度やパック時間に注意。
保湿力を高め、乾燥を防ぐためのシートパックですが、長時間やると、逆に肌の乾燥を招く恐れがあるからです。
必ず商品に記載された時間を守るようにしましょう。
保湿シートマスク後、クリームや乳液を
シートマスクで水分と美容成分を肌内部へ取り込んだ後は、乳液やクリーム、オイルで保湿することを忘れずに。
濡れている肌は角質がふやけていますから、ちょっとした刺激ではがれやすい状態です。
その上、この時期の室内は他の季節よりも乾燥していることで、肌の乾燥を促進させてしまいます。
乾燥が促進してしまえば、保湿のためにおこなったシートマスクの意味もなくなってしまいます。
仕上げの乳液やクリームなどの保湿アイテムを忘れずに。
またシートマスク中、目元や口元があいていますよね。
そのため、シートマスクを使用している間、何もつけていなければ、目元、口元の乾燥は手付かずということになります。
目元、口元は顔の中でも特に乾燥しやすいデリケートな部分。シートマスク前に化粧水、乳液、クリームなどでスキンケアをすましておきましょう。
もしくは、シートマスクの保湿成分をコットンにたっぷり染み込ませましょう。
そして、シートマスクをしながら、目元、口元へはコットンパックをおこなうのもオススメ。シートマスクに含まれる保湿成分を余すことなく使用できますよ。
ただし、シートパック後、水分が残っているからと言って、別の部分へのシートパックはしないでくださいね。
すでに美容成分は薄くなり、水分も蒸発し始めている状態ですから、その後、別の部分に使用しても意味がありません。
シートパックとして使用するのではなく、余っている水分を首や手へ化粧水感覚で塗りましょう。
そして乳液やクリームなどでフタをするのがオススメです。
マスクで肌の保湿力を高めるまとめ
保湿を目的とするシートマスクを選ぶときは、セラミドがたっぷり配合されているものを選びましょう。
そしてセラミドに加え、以下の成分が配合されているものがオススメです。
●保湿力を高める保湿成分を補給
●肌内部へ水分を閉じ込める保湿成分を補給
●NMF(天然保湿因子)の主成分を補給
シートマスクの使用方法を正しく守り、保湿成分をたっぷり肌内部へ補給していきましょう。
そして肌の保湿力を高め、潤うもち肌を手に入れましょう。
美容心理士から見た「シートマスク」のカラーセラピー
シートマスクの正しい使用方法ほかにも、シートマスクの効果を高める方法があります。
それは、アロマです。イランイランやセージのアロマを焚きながらシートマスクをおこないましょう。
イランイランやセージのアロマには、ピンク色が持つ受容のカラーセラピー効果があります。
そのため香りを楽しむことで、シートマスクの水分や保湿成分の浸透を促進させ、肌内部のキャッチ力を高めることができますよ。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。