ほうれい線を化粧品で予防しよう!化粧品を選ぶ時のポイント
顔の第一印象を決める際、ついつい目がいってしまうのが、ほうれい線ではないでしょうか?
ほうれい線は、鼻から口の両はしに向けて入るシワのことです。若いうちから入る人もいる表情線ですが、加齢と共に深く、より目立つようになっていきます。ほうれい線があるかないか、浅いか深いかで、その人の見た目の年齢の印象が左右されてしまいますね。ほうれい線は若いうちからのケアが大切です。
できてしまってからケアするよりも、できる前からケアすることで、よりほうれい線の進行をゆるやかにできるからです。ほうれい線ケアにオススメなのが化粧品ケア。そしてエクササイズです。ここではほうれい線ケアにオススメの化粧品の選び方とエクササイズについて紹介します。
いつも使用する化粧品を、ほうれい線もケアできるものにして、早め早めのケアを心がけてくださいね。
ほうれい線の原因と種類
年齢とともに深い溝になり、気になり始めるのが「ほうれい線」ですね。近年では、ほうれい線に20代から悩んでいる方も多くなってきました。実はこのほうれい線に、大別して2種類あります。
若い年代の方に多くみられるほうれい線のほとんどが、「浅いほうれい線」。浅いほうれい線とは、シワの溝が浅く、一本の線が顔に刻まれたように見えるほうれい線です。
このほうれい線の原因は、乾燥が原因の場合が多く、加えて表情のクセも要因のひとつ。
また顔がむくみやすい方にも多くみられます。
一方、年齢とともに現れるほうれい線は「深いほうれい線」。浅いほうれい線が表皮に刻まれるものなのに対し、深いほうれい線は加齢とともに真皮のハリが失われてゆくことが原因のため、深く刻まれます。
加齢とともにコラーゲンやヒアルロン酸など肌の弾力を支える、真皮の機能が低下する上、紫外線などの影響で、真皮の組織劣化も進行してゆきます。さらに、肌を引き上げる顔の筋肉までも加齢で衰えるため、肌のハリや弾力がなくなり、たるみが発生しまう。その結果として、深いほうれい線ができてしまします。
ほうれい線をケアするには、化粧品やエクササイズ、エステや美容皮膚科など、さまざまな方法がありますね。浅いほうれい線ケアに有効なのが化粧品によるケア。深いほうれい線にも化粧品によるほうれい線ケアは有効ですが、浅いほうれい線と比べて、効果は少なくなります。
深いほうれい線にも有効な効果を出したいときは、化粧品と併せてエクササイズなどをおこなうことも大切です。さらにエステや医療機関の利用と併用することで、より高い効果を目指せます。
通常の場合、ほうれい線は30代を過ぎたころから現れます。若い世代からほうれい線が目立つことは、ほとんどありませんでした。しかし最近ではスマートフォンやタブレット、パソコンなど、目線を斜め下に向けておこなう作業が多くなるため、若い方でも深いほうれい線に悩む人が増えて来ています。
顔の中でもアゴの骨はとくに重く、下を向く時間が長ければ、長いほど下方向に重力がかかります。その結果、顔がたるみやすくなり、ほうれい線が深くなると言われています。
さらに下を向く時間が長くなれば、体全体が下を向きやすい姿勢へと変わることを覚えて置いてください。その結果、そのたるみによるシワが固定され、より深いほうれい線へと変化してしまうのです。
また栄養不足や体重の急激な変化も、若い世代でのほうれい線発生原因になります。そのため、ほうれい線ケアは、早いうちから始めることが重要です。まずは化粧品によるほうれい線対策から取り入れてみましょう。
ほうれい線対策化粧品の選び方
ほうれい線対策の基本は、やはり化粧品による保湿です。保湿することで、肌の乾燥によるほうれい線の発生を予防できます。さらに保湿を徹底させることは、肌内部を健康な状態でキープすることにつながります。その結果、ターンオーバーが正常に働くことで、さまざまな原因によるほうれい線の進行をゆるやかにすることが期待できるのです。
化粧品による保湿ケアで大切なのは、肌内部の保湿機能、バリア機能を支えるセラミドをしっかり補給すること。セラミドは肌内部で生成されますが、クレンジングや洗顔時に汚れとともに洗い流されてしまいます。
また、肌内部の水分が何らかの原因で蒸発してしまう際に、一緒にセラミドも蒸発してしまうことも。だからこそ、セラミドをしっかりと化粧品で補給することが大切です。
化粧品に配合されているセラミドの種類は、年々増加していますね。セラミドは、5種類に大別されます。まず高い保湿力を持つものが多いのが、酵母から生成されている「バイオセラミド」。馬などから抽出する動物由来の「天然セラミド」も保湿力が高いセラミドです。
そして石油を原料として、化学合成した「疑似セラミド」や米ぬか油などから抽出した「植物セラミド」、牛乳由来の「ミルクセラミド」があります。保湿力を高めるためには、私たちの肌内部に存在する角質層と同じ化学構造を持つバイオセラミド、もしくは天然セラミドがオススメです。
さらにオススメなのが、セラミドを主成分とする細胞間脂質の構造に近い、植物由来の「ラズベリーセラミド」。植物由来のものは、バイオセラミドや天然セラミドに劣るといわれてきましたが、このラズベリーセラミドは肌なじみがよく、肌内部の保湿機能、バリア機能ともに高めてくれます。
私自身が開発した化粧品「麻布十番塩澤式エスティングシリーズ」にもたっぷり配合し、毎日のスキンケアはもちろん、サロンの施術にも使用しているほどです。保湿力が高いので、ほうれい線が気になる方は、ぜひラズベリーセラミド配合の化粧品を取り入れてみてください。
そしてセラミドを補給するための化粧品は、化粧水よりも乳液やクリーム、美容液が良いでしょう。セラミドは水ではなく油に溶けやすい性質。そのため、水分が多く配合されている化粧水には、たっぷりのセラミドが期待できないのです。
オイルセラミドやミルクセラミドも、他のセラミドよりも安価ですが、その分効果は薄くなります。ぜひ、セラミド配合化粧品を選ぶ際の参考にしてくださいね。
また、ほうれい線などの加齢に伴う肌トラブルに対して、ボトックスやヒアルロン酸注射など、気軽にケアできる時代になってきましたね。ボトックス注射などを試す前にオススメなのが「アルジルリン」配合化粧品。アジアリンは、ボトックス注射よりもマイルドな作用のもので、即効性はありませんが、緩やかに効いてくれます。
これは植物由来のアミノ酸で、ボトックス注射同様に表情筋に働きかけ、筋肉の収縮を減少させる作用があります。ボトックス注射よりも、手軽におこなえるメリットもありますよ。
ほうれい線対策には化粧品と併せてエクササイズを
ほうれい線ケアは、化粧品だけではなく、エクササイズや姿勢改善とともに取り入れると、より効果的です。まずすぐにできるのが、姿勢改善。特に意識してほしいのが、スマートフォンやタブレットを見る時の姿勢です。
ついつい胸元あたりに持つことが多くなるスマートフォンなどですが、これでは視線が下を向いてしまいます。ずっと下を向いていれば、いくら化粧品で保湿を心がけても意味がありません。
スマートフォンなどは、なるべく顔の正面に掲げ、視線が下におちないように心がけましょう。そうすることで、ほうれい線だけではなく、たるみ予防もできますよ。
次に化粧品と併せておこないたいのが、ほうれい線予防エクササイズです。ほうれい線予防のエクササイズ法は、さまざまありますが、最もオススメで簡単なのが、ベロ回し。
舌を肌の表面に沿って、時計回りに20回ほど回し、続いて反対方向に20回回すだけです。
そうすることで、血行を促進させほうれい線予防、対策につながります。
ベロ回しエクササイズを実際に頑張った方のなかには、ほうれい線が目立たなくなったという方も多いです。ベロ回しは、ほうれい線ケアのほかにも、顔のゆがみやかみ合わせを整える作用や、二重アゴを予防し、フェイスラインをすっきりさせる作用もあります。
化粧品で肌を整えた後は、ベロ回しエクササイズなど、セットで毎日取り入れられるといいですね。慣れてきたら、回数を増やして、毎日積極的におこなってみてくださいね。
ほうれい線を化粧品で予防しよう!まとめ
ほうれい線は乾燥や加齢による真皮機能の低下など、さまざまな原因により刻まれます。
まずほうれい線ケアに大切なのが、化粧品による保湿ケア。保湿ケアには、保湿効果が高いセラミド配合の化粧品を取り入れましょう。
さらに化粧品と併せて、姿勢改善やベロ回しエクササイズを取り入れると効果的です。ほうれい線ケアを早いうちから取り入れ、若々しい肌をキープしましょう。
美容心理士塩澤麻衣による「ほうれい線」まとめ
深いほうれい線にならないよう日頃から予防する方法は、自撮り写真を撮る習慣をつけること。笑顔で撮るとき口角を上げてかわいい顔を意識しましょう。
かわいい顔を作る習慣は、ほうれい線予防に。素敵な写真が撮れた美的満足で、心が満たされて相乗効果が期待できますよ!
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。