それって勘違い!保湿をしても肌が乾燥してしまう5つのNGケア!
サロンにいらっしゃる方の中には、スキンケアに気を遣っていて、美意識も高いのに、なぜか常に「乾燥」が悩みという人が意外と多くいます。
なぜなのだろうと気になって、ふだんのスキンケア方法などを詳しく聞いてみると、クレンジングや洗顔、保湿方法などに共通した〝勘違いケア〟があったことがわかりました。
「クレンジング料でオイルや拭き取りシートを使う」
「目元、口元のメイク落としにポイントリムーバーを使う」
「1日に3回以上洗顔する」
「ピーリングケアをしていない」
「乾燥が気になる時はシートパックを5分以上貼る」
これらのケアを行っている方は要注意!なぜ、これで乾燥してしまうのかを解説します。
皆さんの中でも、いくら保湿ケアしても肌が潤わない、乾燥をくり返してしまうと感じている人は要チェック。
正しいと思ってケアしている方法も、一度見直してみましょう。
乾燥ケアのNG1位・・・「クレンジング料でオイルや拭き取りシートを使う」
汚れた皮脂やメイク汚れを落とすクレンジングや洗顔は正しく行えば美肌の基礎をつくるとても大切なプロセスです。
ただし、「汚れをしっかり落とす」という考え方には、いくつかの落とし穴がありますので注意しましょう。
ひとつはクレンジング料の選び方です。
「しっかり落とす」ために必要なのが、クレンジング料に含まれ、油性の汚れを落とす界面活性剤です。
これは油分を「乳化」して落としやすくするものですが、少なからず肌に刺激を与えます。
だからといって、洗わないわけにはいかないので、なるべく肌への負担が少ないものを選びたいものです。
界面活性剤の質や量はクレンジング料によってさまざまなので、あくまでも自分の肌で試してみるのが前提ですが、判断するひとつの目安が「形状」です。
肌への刺激が少ない順で並べると、クリームタイプ➡ミルクタイプ➡乳化ジェルタイプ➡透明ジェルタイプ➡リキッドタイプ➡オイルタイプ➡拭き取りタイプ、となります。(※あくまでも目安です)
油分と水分のバランスが良いクリームタイプは、メイク汚れも浮かせやすく、クリームに適度な硬さがあるため、指と肌へ入ってクッションとなり、摩擦によるダメージも防ぐことができるのでおすすめです。
オイルタイプは油分が多いので、メイク汚れにはなじみますが、その油分を洗い流すために界面活性剤も多め。オイルクレンジングを常用している肌は、乾燥しやすいとも言われています。
手軽で使いやすいため人気が高いふき取りタイプですが、メイクを浮かせるための油分をほとんど含まないため、界面活性剤が多めです。
さらに、拭き取る際には肌に摩擦を与えるため、肌も傷つきやすくなります。外出先での使用にとどめ、毎日のケアに使うのはおすすめできません。
クレンジング料を肌にのせている時間はできるだけ短く、40秒~1分以内で洗い流すのが目安です。
クレンジングついでにマッサージするというのも、かえって肌にダメージを与えて乾燥肌の原因になるので止めましょう。
乾燥ケアのNG2位・・・「目元、口元のメイク落としにポイントリムーバーを使う」
美意識が高い人や、スキンケアに一生懸命な人ほど、目元・口元のメイク汚れは先に専用のポイントリムーバーで落とす、という方が大勢います。
スルッと落とせるので一見肌にやさしいイメージがありますが、濃いメイクを簡単に落とすということはそれだけ界面活性剤が多く、肌への刺激が強いということを表しています。
通常のクレンジング料でゴシゴシと擦らない分だけ、肌へのダメージは少ないという考え方もありますが、目元や口元の皮膚は他の部分よりもだいぶ薄くて弱いため、強い界面活性剤を毎日使っていると、シミやシワの原因になることもあります。
また、毎回コットンを使うことで無意識のうちに肌を擦り、黒ずみの原因になることも。
ポイントメイクを落とすものでおすすめしたいのが、局方品(日本薬局方の医薬品として登録されている薬品。薬局で購入可)のオリーブオイルです。
顔全体のクレンジングをする前に、コットンにオリーブオイルを浸み込ませ、目元、口元にのせて30~1分間ほどおきましょう。
すると、メイクがコットンになじんできますので、力をいれずにぬぐいとることができます。
その後、顔全体のクレンジングを行なってください。目元、口元の乾燥やくすみがだんだん気にならなくなりますよ。
乾燥ケアのNG3位・・・「1日に3回以上洗顔する」
毛穴の黒ずみや大人ニキビで悩んでいる方に多いのが、洗顔による洗い過ぎが招いてしまう乾燥です。
洗い過ぎると、肌に潤いの膜をつくる大切な皮脂まで奪ってしまい、乾燥状態になります。
肌は乾燥を感じると、自ら肌を守るために急いで皮脂を出すため、肌表面はベタついているのに内側は乾燥している「インナードライ」という状況をつくってしまうのです。
洗顔は1日2回が適当。
洗顔後は30秒以内にすぐに保湿をしてあげることで、べたつく皮脂分泌を防ぐことができます。
肌の乾燥を防ぐには、洗い方も大切です。
泡立てた洗顔をいきなり乾燥しやすい頬にのせてはいけません。
皮脂が多いTゾーン(額、鼻、あご)にのせて洗い、その後に頬などのUゾーンを。そして最後に、皮膚が薄く皮脂腺も少ない目元、口元を洗います。
このように時間差で洗えば、皮脂の多い部分は汚れがよく落ち、肌がデリケートな部分はダメージが最小限で抑えられます。
洗顔料の泡には、そのままでも汚れを吸着して落とす作用があるので、指でゴシゴシと洗う必要はありません。顔の皮膚と指の間に泡のクッションをはさむような気持でやさしく泡を転がすだけで十分。
仕上げはぬるま湯を使い、洗い残しのないように洗いましょう。
乾燥ケアのNG4位・・・「ピーリングケアをしていない」
私たちの肌は、ターンオーバーが正常に働き、角質層で絶えず肌が入れ替わることによって、健やかな状態や、潤いが保たれています。ところが30歳以上になると、そのターンオーバーが乱れ始めます。
肌細胞は年齢に関わらず常に生まれているにも関わらず、古い角質が肌表面に居残っているせいで、新しいピカピカの肌がいつまでたっても表に表れないのです。
さらに、古い角質が何層にも溜まっていくと、毛穴をふさぐようになります。
これによって肌がくすんだり、大人ニキビの原因になったりするのですが、角質肥厚が邪魔をしてどんなにスキンケアをしても美容成分が肌内部に浸透しないということが起ります。
〝化粧水をつけても、表面に溜まってまったく浸透しない〟〝ちゃんと保湿ケアしているのに、いつも肌が乾燥している〟などと感じるのは古い角質のせいかもしれません。
これを防ぐためには、1~2週間に1、2度は、ピーリングケアをするのをおすすめします。または、古い角質や毛穴の皮脂汚れを溶かして落とす〝酵素洗顔〟もいいでしょう。
ターンオーバーが正常に整った肌は、潤い成分をゴクゴクと飲み干すように浸透し、肌にみずみずしさや透明感がよみがえります。
乾燥ケアのNG5位・・・「乾燥が気になる時はシートパックを5分以上貼る」
乾燥が気になる肌を解消するためには保湿パックはとても有効です。
そんな時、手軽なシートパックを使っている人が多いのですが、シートパックはパックしている最中にシート表面から水分が蒸発していきます。乾燥している肌は角質が厚くなっているため、なおさら十分に水分を浸透させることが難しく、思ったように乾燥が解消されないのです。
また、長く肌にのせた方がいいと勘違いして、5分以上シートパックを貼っていたりしていませんか?
シートが乾き始めると、もともと肌にある水分を、シートが吸い込んでしまい、かえって乾燥を招くことにもなり兼ねません。
シートパックをする場合は、途中で化粧水を足したり、上からラップを巻いたりして水分の蒸発を防ぐのも手です。
即効、乾燥肌を解消したい時は、肌に塗ると固まり、あとで洗い流すタイプのパックがおすすめです。
肌を密閉し、表面から水分の蒸発を防ぐことができ、潤い成分はしっかり肌へ届けることができます。
同じような理由でNGなのが、肌が乾燥した時にメイクの上からスプレータイプの化粧水をひと吹きするケアです。
一見、良さそうに思えるこの方法がNGなのは、スプレーなどの軽い形状の化粧水に入っている保湿成分はとても軽いということと、肌についた水分が蒸発する時には、肌の水分まで一緒に奪い去ってしまうからです。
外出先で肌が乾いたと感じたら、保湿美容液を手のひらに薄く広げ、メイクの上からそっとおさえるようにしてフタをすると乾きがおさまり、夕方までメイク崩れも防げますよ。
乾燥ケアのNGまとめ
美しい肌の基本は潤いです。
その潤いを左右する部分は、表皮のもっとも表面にある厚さ0.02ミリほどの角質層。
ラップの厚さほどしかないその層の中には約20~30%の水分が保たれ、それがバリアのようにからだを覆い、外からの外的刺激が体内に入らないようしたり、体内から水分が蒸発しないようにしたりしています。
肌を触る時は、とてもデリケートなものを扱っていることを意識し、クレンジングや洗顔、保湿ケアをしたいですね。
美容心理士から見た「保湿ケア」に効くカラーセラピー
女性が美しくなるためには肌の潤いも大切ですが、同じくらい心の潤いも必要ですよね。
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スキンケアタイムは、ぜひピンク色を頭に浮かべながらケアしてみてください。
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よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。