若い女性の薄毛が急増!知っておくべき抜け毛、細毛対策とは?
以前は、女性の薄毛・細毛の悩みは更年期を過ぎてからのものでしたが、最近は若年化が進み30代前半から悩んでいる方が増えています。
メイクを美しく仕上げても、つむじや分け目が薄くハゲたようにみえ、1本1本が細くてハリがなくボリュームダウンしてしまうようだと、年齢よりも老けてみられてしまいます。
CMでも女性用ウィッグの紹介を頻繁に目にするようになり、「自分もああなってしまうの?」と不安を感じる方も多いでしょう。
薄毛・細毛の原因は、加齢、貧血、血行不良、紫外線、間違ったヘアケアなど、原因は多岐にわたります。まずは原因を突き止め、早めに対策をすることで、薄毛を防ぐようにしましょう。
加齢による薄毛・細毛(老年性脱毛)と遺伝の関係
薄毛や細毛の主な原因は加齢によるもので、男性と同様、遺伝的な体質が関係しています。例えば、自分の父親の髪が薄い場合、それを受け継ぐ可能性は高いといえます。
男性に比べて女性に薄毛・細毛が少ないのは、女性ホルモンが多いからなのですが、不規則な生活やストレスなどが原因でホルモンのバランスが崩れると、若くても薄毛になる可能性があります。
女性は50歳を過ぎ更年期に近づくと、個人差はありますが女性ホルモンが減少し、男性ホルモン(アンドロゲン)が増加します。男性ホルモンには毛髪の成長周期を短縮する作用があるので、薄毛・細毛になりやすいのです。
加齢による脱毛の場合は、血行促進作用や栄養を与える外用薬が売られていますので、まずは専門医や薬剤師に相談をしてみましょう。
若年層の薄毛・細毛は、紫外線、ドライヤーの熱にご注意
一方、若年層である30代の薄毛・細毛の原因は何でしょうか。
薄毛・細毛の方の頭皮を診てみると、カサカサとして乾燥していたり、部分的に赤く日焼けしていたりと、何らかの頭皮ダメージが多く見られます。
分け目部分や生え際の地肌が透けているような部分は、直射日光にダイレクトに当るため、想像以上に紫外線ダメージにさらされています。日差しが強い時は、必ず帽子や日傘で頭皮に直射日光が当たらないようにしましょう。
また、強いブリーチ剤で頻繁に髪を染める方、毛根に負荷がかかるエクステなどを長期でしている方も頭皮に負担がかかっている場合があります。
染める間隔をあけたり、頭皮に優しいブリーチ剤を使用しているところを選ぶなど、気をつけておきましょう。
強すぎたり、熱すぎたりするドライヤーの熱も頭皮を傷めます。ドライヤーは髪から20cmほど離し、長時間同じ場所にあてないようにしてください。
「健康な毛髪を育てるには、まず頭皮を健康にすることから」と言いますが、スキンケアにはたっぷり時間をかけても、頭皮ケアに時間をかけている方は少ないように思います。
シャンプーの時は爪を立ててゴシゴシと洗い、ドライヤーをカンガン当てて、紫外線が強い日でも帽子も日傘も使わないという人は、近い将来薄毛予備軍の可能性も! 今すぐ改めてくださいね。
頭皮の血行を促進し、巡りを良くしましょう
地肌の血行が悪くなると、髪が成長する栄養素が足りなくなり、薄毛・細毛の原因になります。
新しい髪の毛は、毛の根元にある「毛乳頭」を取り囲むように存在する「毛母細胞」が次々と分裂して、新しい髪の細胞を生み出すことでできます。
しかし血行が悪く、栄養源が毛細血管によって運ばれなくなると、新しい細胞を増やすことができなくなるのです。
血行が悪くなる原因として考えられるのは、
➀ストレスによる毛細血管の収縮
➁喫煙による毛細血管の収縮
③加度なダイエットによる栄養不足
④髪を強く縛ったりすることによる部分的ストレス
などが挙げられますので気を付けてください。
普段から、頭皮マッサージで血行を促すのも効果的です。
貧血も薄毛の原因。鉄分を摂るようにしましょう
貧血が原因で髪が減る、という報告もあります。
検査上で貧血でなくても、体内に貯蔵されている鉄が少ない場合を潜在性鉄欠乏といい、これが薄毛の原因であることもわかってきました。
潜在的鉄欠乏症は女性の半数に見られ、鉄剤などで治療すると髪が増えることがあります。
普段から鉄分を含む食材(青のり、干しひじき、豚レバー、鳥レバー、ゴマ、大豆など)を摂るようにすることも大切ですが、ぜひ自然に鉄分が摂れる鉄鍋を使って料理することもおすすめです。
産後の脱毛は時期がくれば生えてくるので心配無用
産後のホルモンの変化で髪がいっせいに休止期(毛母細胞で新しい髪がつくられ始める期間で、古い毛は休眠状態になります)に入って抜けてしまうので、産後は髪がごそっと抜けることがあります。
これに驚いてしまうママもいると思いますが、心配は無用です。休止期に入っただけで、しばらくして成長期に戻り、また新しい髪が生えてきますので治療は必要ありません。
ただ、産後は慣れない子育てに精一杯になり、シャンプーなどのヘアケアや食事内容もいい加減になりがち。そうなるとかえって健康な髪が生えにくくなります。
適度にストレスを発散し、自分自身のケアもできる環境を整えるよう心がけてください。
薄毛対策のまとめ
髪も肌と同じたんぱく質ですから、生活習慣が乱れれば、肌荒れを起こすのと同様に髪も影響を受けます。
美肌を意識するのと同じように、髪の健康も早寝早起きや、バランスの良い食事、適度な運動、正しいヘアケアを心がけてください。
髪は1日で0.3~0.5㎜伸び、1カ月で約1cm伸びます。髪の寿命は長くて5年もあります。
「頭皮をケアすることで、美しい髪を育てる」というと、とても気の長い話しで続かなくなる人も多いのですが、日々の地道なケアなしに、健康な髪は成り立ちません。
薄毛・細毛を自覚する前から、頭皮の健康を保つ意識をしましょう。
美容心理士からみた「薄毛・細毛」のためのカラーセラピー効果
新しい髪に栄養を送る毛細血管の巡りを良くするカラーは「赤」、また更年期の女性ホルモンの活性化を促すカラーは「ピンク」です。
普段からピンクの花を部屋に飾ったり、赤いブラシで髪を整えたりしてみましょう。
髪の毛が薄くなる、1本1本が細くハリがなくなるといった髪の悩みに効果的です。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。