保湿化粧品の主役!保湿クリーム選びには3つの成分に注目

年明けから晴れの日が続き、空気の乾燥を感じている方も多いのではないでしょうか?
空気が乾燥しているということは、まだまだ肌に大敵な乾燥の季節の証。
春までの2カ月と少しの間は、徹底した保湿ケアが必要です。
そこで今回は、保湿化粧品の要である「保湿クリーム」を選ぶ際に注目したい3つの成分を紹介します。
保湿力の高い保湿クリームを選び、冬の乾燥から肌を守っていきましょう。
保湿のために乾燥した空気から肌を守る対策
一月はまだまだ乾燥が厳しい季節。
乾燥した空気は、ただ肌内部の水分を奪い取るだけではなく、シミやシワ、敏感肌や乾燥肌の原因に。すべての肌トラブルの要因につながります。
乾燥から肌を守るためには、適切な化粧品選びはもちろん、いつもの生活にひと手間加える乾燥対策も重要です。
乾燥をしっかり予防して、肌内部の水分と肌の潤いをキープしていきましょう。
室内で取り入れたい乾燥対策
冬は外だけではなく、室内も乾燥しています。さらに暖房やこたつ、電気ストーブは乾燥を促進させることも。
乾燥を食い止めるためには、「加湿」がキーワード。室内では、加湿器はもちろんのこと、洗濯物の部屋干しや濡れタオルをカーテンレールにかけるなどして、加湿をおこないましょう。
また寝ている間の加湿は特にオススメ。
睡眠中に部屋の適湿を保てば、肌の潤いだけでなく、良質な睡眠も手に入り、風邪の予防にもなります。
ベッド周りの加湿、ぜひ検討してみてください。
外の乾燥した外気から肌を守る
室内よりも乾燥が深刻で、対策が難しいのが、外気の乾燥です。
室内と違い、閉めきって加湿をおこなうこともできない上に、濡れたタオルを持ち歩くこともできません。
そんな時に役に立つのが、マスクやマフラーです。着用することだけでも、乾燥した外気に触れる肌の面積を小さくできます。そしてマスクは、自分の呼吸でスチーム効果まで得られるのです。
ただし、目元などの覆えない部分は、外出する前に十分な保湿が重要です。
しっかり保湿クリームで肌を整えてから外出しましょう。特に乾燥しやすい目元は念入りに保湿ケアを。
洗顔、クレンジングで乾燥対策
ただでさえ、乾燥が厳しい季節。こんな季節に、かえって乾燥を促進させてしまっている方を多く目にします。それが間違った洗顔やクレンジング方法です。
間違った洗顔やクレンジング方法は、この時期の乾燥をさらに促進させ、肌にダメージを与えてしまいます。
この冬は、正しい洗顔やクレンジングを身につけ、乾燥対策を徹底しましょう。
まず、洗顔やクレンジングをおこなう際のお湯の温度に気をつけて。私たちが温かいと感じるお湯は、実は乾燥を促進させてしまうのです。
お湯は、一見肌に良いように思えますが、実は、保湿に必要な皮脂まで、お湯が洗い流してしまいます。
さらにお湯の温度が高ければ高いほど、必要な皮脂をさらに洗い流し、乾燥を促進させてしまうのです。
たとえばお湯でお皿を洗うと、冷たい水よりも汚れが落ちやすく、すすぎも早く終わります。そして、手指の乾燥が冷水よりもひどくなるのが温水の特徴。
洗顔やクレンジングの際は、32度前後のぬるま湯を心掛けましょう。また、顔も手指も、濡れたままにせずしっかりと水気をとって。
それだけでも、この時期の乾燥から肌を守ることができますよ。
保湿クリーム選びにオススメな3つの美容成分
乾燥対策のひと手間のあとはスキンケアで使用する保湿クリームです。保湿クリームは、乾燥を予防して、肌の保湿力を高める必須アイテム。
保湿クリームを選ぶ際には、ぜひ次の3つの成分が配合されているものを選んでみてください。肌内部の保湿力を高め、潤いあるキメ細かな肌へ導くことができますよ。
保湿クリーム成分:ラズベリーセラミド
乾燥対策をおこなうには保湿成分の導入が鉄則です。保湿成分の王道であるセラミドは、人の体内にも存在する保湿成分。保湿力を高めるためにはセラミドの導入が欠かせません。
セラミドの中でも、私が実際に使用して効果を感じているのがラズベリーセラミドです。ラズベリーセラミドは人の肌内部に存在するセラミドの成分に最も近いとされています。
このため、より効率的に肌内部へセラミドを補給して保湿力を高め、紫外線などの外的刺激から肌を守るバリア機能を強化します。
私のサロンで使用している「麻布十番塩澤式エスティングシリーズ」にもラズベリーセラミドが配合されています。
この「麻布十番塩澤式エスティングシリーズ」では、ラズベリーセラミドにプラスしてクランベリー種子油も配合。
クランベリー種子油には、セラミドの育成に欠かせないαリノレン酸が豊富に含まれているのです。
ラズベリーセラミドを肌に補給しつつ、クランベリー種子油の力で、体内に入ったセラミドの育成をおこない保湿力を長持ちさせてくれます。
保湿クリーム成分:リピジュア(R)
近年、ヒアルロン酸よりも高い保湿力を持つとして、注目を浴びている成分がリピジュア(R)です。
リピジュア(R)は、涙や肌細胞を構成するリン酸脂質「ホスファチジルコリン」をもとに開発された保湿成分。
リピジュア(R)の保湿力はヒアルロン酸の約2倍もあると言われています。
また、リピジュア(R)は洗い流しても肌に長く留まり、高い保湿力を維持してくれます。
これらの特徴が世界中で注目を浴び、リピジュア(R)はいま、世界各地の化粧品や医薬品に取り入れられているのです。
保湿クリーム成分:スフィンゴ脂質
スフィンゴ脂質という成分を効いたことがありますか?
スフィンゴ脂質は、セラミドとともに肌内部で保湿力とバリア機能をつかさどる重要な成分。
肌内部に水分を閉じ込め、蒸発を防ぐ役割は、皮脂や角質層にある天然保湿因子、セラミドを含む「角質細胞間脂質」が担います。
この中でも特に肌内部の水分を保持するのが角質細胞間脂質。この中にセラミドと、スフィンゴ脂質が含まれているのです。
スフィンゴ脂質は、セラミドよりも保湿力は劣ります。しかし、肌に補給することで、角質細胞脂質の構造を強化する、いわば「肌の補強材」。
肌内部の水分蒸発を防ぎ、乾燥から肌を守ることができるのです。
化粧品では、「スフィンゴリピッド」や「ステアリン酸コレステロール」、「ステアリン酸コレステロール」とも表記されることもあります。
保湿クリームの美容成分を肌により多く届けるパック術
保湿力の高いクリームの美容成分を浸透させるのに効果的なスキンケア方法をご存じですか?
それはクリームパックです。スキンケアの仕上げに保湿クリームでパックをおこなうことで、保湿成分をより多く肌内部に補給できます。
クリームパックと聞くと難しいように聞こえますが、方法はとってもシンプル。
保湿成分を豊富に含むクリームをたっぷり塗って、その後ラップやホットパックをおこなうだけです。
このひと手間で、肌を温めて水分の浸透率を強化。保湿クリームパックに含まれる美容成分の吸収をより高めてくれます。
入浴中にクリームをたっぷり塗り込み、湯気をスチーム替わりにするのもオススメ。
入浴中やラップ、ホットパックを使用してのクリームパック後は、残ったクリームをゆっくり肌全体に塗りこんでいきましょう。それだけでいつもの肌より、もっちりの柔らか肌に仕上がります。
柔らかい肌とは、つまり十分に保湿されている証拠。ぜひ、体感してみてください。
時間がない方は、保湿クリームを夜寝る前に多めに塗って寝るだけでも、違いを感じられるはずです。
眠りながら保湿成分をゆっくり肌内部に浸透させ、乾燥を防ぐことができますよ。
保湿化粧品!保湿クリーム選びには3つの成分に注目まとめ
肌の保湿力を高め、乾燥から肌を守るために紹介した3つの成分は以下です。
●保湿クリーム成分:ラズベリーセラミド
●保湿クリーム成分:リピジュア(R)
●保湿クリーム成分:スフィンゴ脂質
ぜひ、保湿クリーム選びの参考にしてください。そして、乾燥の冬を保湿クリームで乗りきり、潤いある肌を手に入れましょう。
美容心理士から見た「保湿」に最適なカラーセラピー
保湿クリームに含まれる美容成分を肌へより浸透させる入浴中のクリームパック。
その際は、ピンク色の幸福感や自己受容を表す香りのアロマである、イランイランやローズウッドを湯船に2〜3滴入れましょう。
ピンク色の自己受容のパワーで心が満たされた状態は、保湿成分の吸収をアップさせることができますよ。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。
