麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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保湿ケア

保湿ケアに使う化粧品は何を規準に選びますか? 
洗顔後にたっぷりつけた化粧水が、そのまま肌の水分(潤い)になるわけでないって知っていますか? 

保湿で大切なのは、保湿成分を補い、肌の保湿力を高めることです。

肌の保湿力で重要な働きをしているのが「角質層」であり、角質層で水分を維持できるのは、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分です。

乾燥が気になる人は、まずこのふたつの成分に注目して化粧品を選んでみましょう。肌の〝潤い成分を抱え込む力〟がアップすれば、乾燥で悩んでいた肌も潤いに満ちた肌に変えることができます。

スキンケアには潤いと保湿ケア

肌には「水分保持機能」が高い保湿成分が必要です

「保湿成分」といっても保湿の仕方はさまざまあり、大きく分けて3つに分類されます。

➀水分をはさみ込んで潤いを保持する成分

「セラミド」・・・角質層にあり、角質細胞どうしを繋ぎとめている角質細胞間脂質の一種。とても高い保湿力をもつ保湿成分で、水分をサンドイッチ状にはさみ込んで逃がさないように働きます。これをラメラ構造と呼び、ここに挟みこまれた水分は湿度が0%になっても蒸発しないようになっています。

美容業界でも、改めてセラミドの力が見直されています。

「レシチン」もこれと似た性質で、性能はセラミドに若干劣るものの、同じ働きをする保湿成分です。

潤いと保湿ケアに塩澤式

CAP:希少なラズベリーセラミドを配合。角質の水分量を保持し、セラミド1・セラミド2の生産を促進。肌のバリア機能を整えて、美肌へと導きます。

➁自ら水分を多く含んでいる保湿成分

ヒアルロン酸・・・肌の真皮層にある物質で、保湿力が高く、乾燥した空気の中でも水分を逃がさない特質があります。1gで6000mlの水分を蓄える力があるとされています。

自ら水分を含んでいる保湿成分としては、エラスチン、コラーゲンがあります。もともとは真皮にある繊維状の成分ですが、真皮までは浸透しにくいため、化粧品に配合されているのは表皮の保湿力を高めるための「保湿成分」として使用されているものがほとんどです。

③吸湿力のある保湿成分

・天然保湿因子(NMF)・・・もともと角質細胞内にある保湿成分で、アミノ酸、尿素などいろいろな種類があります。水分を吸収して結合する性質を持ちますが、そもそも湿度が低いとその威力を発揮できず、保湿力の低下は避けられません。さらっとしていて肌になじみやすく、多くの化粧水に配合されています。

保湿ケアにはセラミド

これらの保湿成分はもともと肌にあるものですが、年齢を重ねるとその量は減少し、乾燥や加齢肌の原因になります。

30代以上で肌の乾燥が気になる方、保湿をしてもいつも乾いてしまう方は、化粧品の成分表を見て、これらの「保湿成分」が配合されているか確認してみましょう。

保湿成分としての油分の役割

化粧品の美容成分として、もうひとつ挙げられるのが油分です。

身近なところでは、鉱物油(ミネラルオイルなど、精製過程で不純物を取り除いたオイル)、植物油(オリーブオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなど植物から抽出したオイル)、動物油(馬油、スクワランオイル、ミンクオイルなど)などがあります。

セラミドやヒアルロン酸が、角質層の潤い保持に必要だとしたら、オイルの役割のひとつは肌表面を油膜で覆うことで、角質層の水分(潤い成分)が蒸発しないよう保つことができます。

保湿以外にも、エイジングケアや美白ケアなどの効果を兼ねた美容オイルとして使用されることもあります。

肌は自らも皮脂を出し、薄い皮脂膜を作って乾燥や外的刺激から肌を守っていますが、この皮脂も加齢によって減少してしまいますので、それを補う意味でも、適度な油分は必要になります。

皮のバッグや靴をオイルで柔らかくするのと同じで、油分は肌のカサつきを防ぐだけでなく、肌を柔らかく滑らかにする効果もあります。

特に皮膚が薄く、皮脂分泌が少ない目もと、口もとは、油分を含んだ美容液やクリームを重ね塗りすることで乾燥を防ぎ、シワ予防にも効果があります。

保湿ケアのクリーム

保湿ケアのためにやってはいけない化粧水スプレー

肌の乾燥が気になると、化粧水やミネラルウォーターをスプレーで顔全体に吹きかける方がいますが、乾燥肌対策としてはおすすめしません。

乾燥肌に必要なのは、水分ではなく保湿成分です。
化粧水の中には保湿成分も含まれてはいますが、液体である以上ほとんどが水分です。スプレーした直後は肌が潤っているように感じますが、少し経つと水分は蒸発します。

さらに、水分が蒸発する際、肌の潤いまで奪ってしまうので、かえって乾燥してしまう可能性もあります。

肌の乾きが気になる時は、化粧水よりも油分を含んだ美容液やクリームをつける方がおすすめです。

化粧水はコットンではなく手でつける

化粧水はコットンですべきか、手ですべきか。これはサロンでもよく質問されますが、私は「美肌のために、自分の手でやさしくなじませてください」とお答えしています。

コットンがどんなにやわらかでも、水分を含めば硬くなります。
それでパタパタと軽くたたき込んだとしても肌にはとても負担になります。肌をたたくと赤くなって血流も良くなると感じる方もいらっしゃるようですが、赤くなるということは毛細血管が損傷している可能性もあります。

血行を促すのなら、ホットタオルを使ったパックで顔を温める方法や、軽いマッサージやツボ押しの方がベターです。

保湿ケアでNGなこと

潤い効果を高める正しい保湿ケアのまとめ

大切なのは、成分選びとケア方法です。

成分は、イメージや雰囲気に惑わされずにまずは成分表を確認し、セラミドやヒアルロン酸など肌の保水機能を底上げしてくれる成分が含まれているものを選んでいきましょう。年齢肌を感じ始めたら、適度な油分で肌を滑らかに保つことも必要です。

そして、ケアのポイントは、「五感を働かせる」ことが大事です。

化粧品に香りがある場合は、両手に広げ、深呼吸しながらその香りを楽しみましょう。

両手で頬を包み込むようにして、保湿ケアを顔全体になじませます。皮膚の薄くくぼみのある目もとや口もとは指の腹を使ってやさしく押さえるようにつけていきます。

仕上げは、両手で顔全体を覆い、手の温かさを使って水分や美容成分をしっかりなじませます。このひと手間がとても重要。

ほんのりと温かくなった手のひらからは遠赤外線が出ていますから、ハンドパワーで美容成分をより肌に浸透させていくことができます。

両手で保湿ケア

美容心理士から見た「保湿ケア」に効くカラーセラピー

スキンケアタイムは、女性の美にとっては欠かせない時間です。
そんな貴重な時間には、ピンク色を頭に浮かべながらケアしてみてください。

保湿ケアにはピンク

スキンケアの香りが心安らぐ香りなら、その香りもしっかり深呼吸。同時にピンク色の花束を想像しましょう。

副交感神経が優位に働き、心からリラックスすることで、女性ホルモンの働きを促してスキンケア効果を高めてくれます。


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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