エステティシャンが伝授!太ももの正しいダイエット法とは
梅雨明けにむけ、パーツごとのケアに取り組んでいる方も多いのでは?
この時期にサロンに駆け込まれる方の動機で特に多いのが、太もものサイズダウン。水着や夏のファッションのためにも、すらりとした脚を手に入れたい方が多くなります。太ももは、ダイエットしにくいパーツと思っている方が多いかもしれませんね。でもそれは大きな誤解。
そこで今回は、太もものダイエット方法について紹介します。太もものサイズダウンをはかり、美脚を手に入れてくださいね。
太ももが太くなる原因とは
まずは、太ももが太くなってしまう原因をおさらいしましょう。太ももが太る理由には、単純に脂肪がついてしまう場合はもちろん、むくみなどさまざまな原因があります。そして太ももは、むくみことで余分な水分や老廃物がたまり、それが脂肪と合体することで、セルライトがつきやすくなる場所でもあります。
また、脚を含む下半身は、人間のパーツのなかでも筋肉が非常に多い部分。しかし、日常の間違った習慣やクセなどにより、筋肉の一部だけ使用されたり、使用するはずの筋肉を使用しないなどといった偏りで、太ももが太くなることも。
また正しく筋肉が使えないことで、筋肉が柔軟さを失います。すると血行不良になってしまいで、むくみが起きやすく、脂肪を燃焼しにくい太ももにしてしまう場合もあるのです。特に太ももの内側に関しては、むっちりとして、両足の間に隙間がないことを気にする方が多いですね。
多くの場合、これは脂肪によるものと言うよりも、太ももの内側の筋肉を使えていないことが原因です。近年、内転筋を鍛えるエクササイズが紹介されることが増えましたね。内転筋とは太ももの内側にある太い筋肉。足を内側へとスライドさせる際に使用する筋肉です。
しかし日常で足を前に出す習慣はあっても、内側へスライドさせる習慣がある人は少ないですね。
そして、立つとき、座るとき、両ひざをぴったりとくっつけていますか?
両ひざを合わせるという動作にも、この内転筋が使用されます。そのため、普段から足を開いて座る、足を閉じない、などしていると、みるみるうちに内転筋が衰え、太ももの内側にむっちり感が生まれてしまうのです。
そのほか、合わない靴を履き続けるのも要注意。自分の足に合わない靴を履き続けると、本来使用しないはずの筋肉に力が入り、太ももの前側や側面に余計な筋肉がつくことで、太もも太りを招くこともあるのです。
そして、セルライトを予防するために、太ももの冷えやむくみにも注意しなければなりません。太もも痩せには、太ももの筋肉をまんべんなく使用し、血液を上半身に送り返すこと、そして血行を促進してあげることが大切です。
だからこそ、太ももダイエットにオススメなのが、内転筋のエクササイズとマッサージです。オススメの方法を紹介します。
エクササイズで太ももダイエット
太ももダイエットのためには、普段使用することのない内転筋のエクササイズが大切です。内転筋が衰えてしまうことによる影響は、脂肪がつきやすくなるだけではありません。内転筋が衰えることで、O脚やX脚を招くこともあります。
さらに骨盤のゆがみの原因にもなり、下腹のたるみも招いてしまうのです。また、内転筋には、脚の血液やリンパを上半身へと送り返す役割があります。内転筋が衰えると、血液やリンパの流れに支障をきたし、むくみやすくなり、セルライトもつきやすくなってしまうのです。
では、内転筋を鍛えるためには、どんなエクササイズが必要なのでしょうか?
最も簡単なエクササイズが、座っている時に意識をして両ひざをくっつけておくこと。その際、背筋をしっかり伸ばした状態で、おこないましょう。普段意識していなかった場合は、はじめは少しきつく感じますが、習慣にすることで、より理想の太ももに近づけることができます。
また髪をドライヤーで乾かすときや、歯磨きの最中にながらエクササイズをおこなうのも効果的。両足の間にこぶし一つ分ほどの空間を開けて立ち、膝の間にペットボトルを挟みます。
その状態で、背筋を正し、腹筋に力を込めて立ちます。そのままペットボトルをおとさないように内側に力を入れながら、はさみ続けましょう。その際、両ひざが内側を向かないようにしてください。
さらに内転筋を強化するエクササイズも紹介します。まずは、仰向けになります。そのままゆっくりと両足を天井方向にあげ、カカトとカカトを合わせます。そのままゆっくり息を吸いながら、両足を開脚します。限界まで開いたら、息を吸いながらゆっくりと足を閉じていき、脚をクロスさせ、両方のつま先同士をくっつけます。
その際、膝を伸ばした状態でおこなうのがポイントです。クロスさせる足は、順番に変えましょう。この動作を10回1セットとし、1日3セットおこなうことで、より内転筋を強化できます。
できるエクササイズから、ぜひ挑戦してみてくださいね。
マッサージで太ももダイエット
むくみを解消し、血行を促進させるのに最適なのが、マッサージです。マッサージは、血行が促進されている入浴後におこなうのがオススメです。まずは膝下から鼠径部まで、マッサージクリームやオイルを全体に塗りましょう。
その後、鼠径部を手の平でまんべんなく指圧します。その後、親指を使って、もう一度指圧しましょう。そして右足を伸ばし、両手で膝のお皿周辺を円を描くようにマッサージします。特に膝上部分をよく揉みほぐしましょう。
その後、軽く右足を立て、膝裏のくぼみに両手を入れ、自分の体の方へ引っ張るように膝裏を10回ほどほぐします。次に、膝裏から足のつけ根に向かって、20回ほど下から上へとさすりましょう。
太ももの裏側のあとは、表部分も膝下から足の鼠径部に向かって20回ほどさすります。その後は、両手でこぶしをつくり、同じように太もも全体を下から上へと20回ほどさすりましょう。太ももの外側は、特に筋肉がはりやすい部分なので、念入りにおこないます。
そして最後にもう一度、両手で太もも全体をつかみ、下から余分な脂肪や老廃物を鼠径部に流しこむように10回ほどさすり上げれば終了です。右足のあとは、左足もおこないましょう。
太もものサイズダウンをより効果的に進めるなら、マッサージクリームやオイルに脂肪燃焼効果のあるものを使用するのがオススメです。私のサロンのお客さまには、自宅での太ももマッサージに、施術でも使用している「Dクリーム」をオススメしています。
Dクリームは塗るだけで脂肪燃焼やセルライト分解やリンパドレナージュ作用まであるクリーム。保湿作用もあり、マッサージ後に洗い流す必要もありません。太もものマッサージに取り入れることで、より理想的な太ももメイキングの手助けをしてくれます。
また映像がないと、マッサージ方法が分からない……と言う方は、「自宅で簡単!塩澤式美脚マッサージ」DVDを見ながらのケアがオススメです。太ももダイエットに、マッサージを取り入れてみてくださいね。
太ももの正しいダイエット法とはまとめ
太ももダイエットには、エクササイズで内転筋を鍛えること、そしてマッサージで血行を促進させ、冷えやむくみを解消させることが大切です。今回紹介したエクササイズやマッサージ方法で、理想の太ももを手に入れてくださいね。
美容心理士塩澤麻衣による「太ももダイエット」まとめ
自宅でマッサージ意欲を上げる方法は、帰宅後お風呂に直行する習慣を身につけてケアする時間を作ること。お風呂上がりに全身にボディークリームを塗るだけでも効果的。
家に帰って疲れたからとだらだらしてしまうとマッサージする気力もなくなり、時間が過ぎるのもあっというまに就寝時間になってしまいます。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。