目で楽しむだけではない!紅葉から美容効果を得るメカニズム
いよいよ紅葉が始まり、幻想的な風景が各地域で見られるようになってきました。
通勤通学、あるいは休日に、紅葉の鮮やかな色合いと風景のコラボレーションを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
紅葉は目で見て楽しむだけではなく、美容面でも嬉しい効果をもたらします。
ここでは紅葉がもたらす美容効果と新しい紅葉の楽しみ方について紹介していきます。
この時期しか楽しめない紅葉とともに、美容効果も高めていきましょう。
紅葉は保湿強化のサイン
紅葉がどうやって起こるのか知っていますか?
葉が色付くのは、葉に含まれる酵素を働かせ、糖分を「アントシアニン」(色素)に変化させているからです。
アントシアニン変化には、3つの環境条件があります。それが「日中と最低気温の寒暖差」と「日照時間」、「適度な湿気」です。
アントシアニンは日中と夜間との寒暖の差が大きければ大きいほど活性化され、キレイに葉が色付きます。
理想の紅葉の気温差は日中の気温が20~25℃と夜間は5~10℃。20℃ほどの温度差があり、5℃前後の最低気温になるほど、鮮やかな紅葉の風景に色付くとされています。
また葉を枯らさず色付くためにも適度な湿気と太陽の光も必要です。
なんでこんな話をしているかというと、実はこの「紅葉の条件」、肌にも深い関係があります。
肌にとって厳しい乾燥の季節が到来することを呼びかける警告なのです。
寒暖の差が大きくなるほど、あなたの肌は乾燥し、トラブルを起こしやすくなります。
加えて紅葉した葉が枯れてくると、本格的な乾燥の季節が始まります。
紅葉は肌への保湿対策を呼びかける目安でもあるのです。紅葉を見に行った際に葉が枯れている場合は、乾燥が進んでいる証拠。
紅葉を楽しんだ後は、保湿対策の強化をおこないましょう。
紅葉を楽しみながら得られる美容効果
紅葉は美しいだけではなく、美容効果をもたらしてくれます。
紅葉のすべての美容効果を得るには、紅葉を見に出かけるのがオススメ。
紅葉には3つの美容効果があります。
フィトンチッドの効果で美肌効果
紅葉や森林が多く見られる山を訪れると、柔らかな大地の香りが感じられます。
これはフィトンチッドという「森の香り」と言われる物質の香り。
フィトンチッドは木の幹や葉を病原菌や害虫から守る天然の抗菌剤、防腐剤の働きがあるのです。
この木々の幹や色付いた葉から香るフィトンチッドは、優しい香りで私たちを包み込み、美容効果や健康促進効果を高めます。
フィトンチッドには、リラクゼーション効果が高い物質が豊富に含まれているので、心を穏やかにして自律神経を整えます。自律神経が乱れがちになるこの時期ですが、紅葉を見に行くだけで、そのバランスを整えられるのです。その結果、美容効果を高め、体調まで整えます。
さらにフィトンチッドは、体内にあるナチュラルキラー細胞を活性化させます。この細胞は免疫力を向上させたり、アレルギー疾患にも効果を発揮するもの。
ナチュラルキラー細胞は、人体にさまざまな良い影響をもたらすことから、医療業界、美容業界からも注目を浴びています。
フィトンチッドは11時~14時に特に多く放出されます。紅葉狩りなら、この時間がオススメです。
紅葉のカラーで美容効果アップ
実は、紅葉の色付くカラーにも美容効果があります。
紅葉の赤やオレンジ、黄色などの暖色は、交感神経を刺激することから、血行を促進させ、体を温める効果があります。
さらに気持ちまでも元気に前向きにしてくれるのです。
そのため紅葉に魅せられる人が多いのは、見ている人の心を元気にするから、とも言われています。
紅葉のカラーは、冷えから肌を守り、美容効果を高めるので、ぜひ紅葉を楽しんでください。
ストレスから解放される紅葉の美容効果
森林浴や紅葉浴ができる場所では、湿度や風、葉が揺れる景色や色合い、葉がこすれる音など、さまざまな環境が五感を刺激します。
そして、フィトンチッド効果や色彩効果が加わります。
紅葉を楽しむことにより、ストレスを受けることで活性化してしまう悪玉ホルモン、コルチゾール濃度を減少させることも知られています。ストレスは体内に活性酸素を生み、老化の原因となります。
紅葉を楽しむことで、活性酸素の活発化をおさえ、アンチエイジングにもなるのですね。
紅葉の主役「もみじ」や「かえで」の美容効果
赤く鮮やかに彩る「もみじ」や「かえで」ですが、実は食品としても大注目を浴びています。
実は、「もみじ」や「かえでお茶やスパークリング」として販売され始めています。
「もみじ」や「かえで」は、さまざまな抗酸化物質や美容成分を含んでいるのです。
そのため高いアンチエイジング効果が期待され、さらには健康面にも高い効果があることが分かってきました。
「もみじ」や「かえで」のに含まれる代表的な成分と美容効果は以下です。
アントシアニンの抗酸化作用で老化防止
アントシアニンとはぶどうやブルーベリーにも含まれるポリフェノールの一種。「もみじ」や「かえで」を赤く色づける役割があります。
ポリフェノールの持つ強力な武器、それが抗酸化作用です。ストレスや紫外線などが原因で生まれる活性酸素による体内のサビを防いでくれるのです。活性酸素は体内をサビさせるだけではなく、シワやタルミ、老化現象の原因となります。
さらには、病気の原因ともなるので、溜めないことが大切なのです。
「もみじ」や「かえで」のアントシアニンパワーで活性酸素を除去していきましょう。
ストレスから胃を守る「かえで」で自律神経の保護
皆さんにはおなじみのメープルシロップにも使用されている「かえで」には、豊富なミネラル分や糖が含まれています。
豊富なミネラルは、酵素の働きを活発にさせ、肌の働きや脂肪の燃焼を活性化させます。
さらに「かえで」に含まれる成分で、現在注目を集めているのが胃の保護効果です。
ストレスが多い現代だからこそ、胃が弱い人が多く、胃からくる肌荒れの人も急増しています。
そんな中、「かえで」には胃の粘膜を強め、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を防ぐ効果があるのです。
体が健康であってこその美容です。「かえで」でストレスに強い体作りをおこないましょう。
βカロテンやルテインによる美肌効果
近年明らかになったのが、もみじにはβカロテンやルテインが配合されていることです。
この2つの成分も、美容とは切っても切り離せない美容成分。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素による体内のサビから守る働きがあります。
さらに、パソコンなどのブルーライトから目を守るとされるルテインも肌にはかかせない物質。
肌内部の水分量を増加させ、分泌する皮脂の量を整える働きがあるのです。
「もみじ」や「かえで」の美容効果はまだまだ未知数です。これからも脂肪燃焼効果や健康促進効果など、さまざまな良い効果が発見されてくる次世代の植物なのです。
紅葉から美容効果を得るメカニズムまとめ
ここで紹介した紅葉から得られる美容効果をもとに、ぜひ紅葉狩りに出かけてみてください。
そして、「もみじ」や「かえで」を用いた食品もぜひ取り入れてみましょう。
そして紅葉を目で楽しみながら、美容効果の恩恵も受けてください。
美容心理士から見た「紅葉」の効果的なカラーセラピー
紅葉を彩る赤や黄色オレンジ色のカラー。
その中でもオレンジ色のカラーは、は至福、陽気、豊作を意味し、心を充実感でいっぱいに満たしてくれます。
紅葉を見に行けない方は、オレンジ色の食材、オレンジやみかん、柿やかぼちゃなどを食べても同じ効果を得ることができます。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。