シミと同じではダメ!くすみ・クマを消すスキンケア方法とは?
誰が見てもわかるシミやシワなどと違い、あいまいなのに「何となくさえない」と感じさせてしまうのが、肌のくすみや目元のクマ。
他人には気づかれなくても、自分では明らかに違いを認知でき、原因は日焼けによるものなのか、寝不足によるものなのか、疲労によるものなのかなど人それぞれです。
単純にシミと同じ美白ケアだけでは解決できない、くすみ・クマの原因と解決法をご紹介します。
ターンオーバー(肌の生まれ変わり周期)の乱れによる〝くすみ〟
皮膚科学的に言うくすみとは、角層が厚くなったことでおこる肌の状態をいいます。
ターンオーバーとは肌の生まれ変わる周期のこと。人の皮膚は毎日、肌の奥からどんどん新しい表皮細胞が押し上げられ、古い細胞は自然とはがれ落ちていきます。
20代までの肌は、約28日サイクルでターンオーバーしますが、30代からは約40日、40代で55日、50代では75日……と加齢によって肌が生まれ変わる周期が遅くなります。
もちろん加齢だけでなく、肌荒れ、寝不足、偏食、ストレスなどによってサイクルが乱れる要因に。
ターンオーバーが乱れると、古い角質が肌の表面にたまった状態になるため、肌色がくすんで見えるようになります。
また、 肌がゴワゴワと硬くなり、せっかくスキンケアしても美容成分などが浸透しにくくなったり、シミやシワなどができやすくなったり、乾燥や肌荒れなどを招いてしまうこともあるのです。
ターンオーバーの乱れが原因の〝くすみ〟対策&ケア方法とは
普段から肌をしっかりと保湿し、潤いを保つようにすることが大切ですが、すでにターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面に溜まってしまった状態では、保湿成分さえも浸透しにくい状態です。
こうしたくすみケアに有効なのが、酸などの働きで古い角質を取り除くピーリングです。
まずは、手軽で安全なピーリング化粧品でセルフケアをスタート。1週間に1~2回のペースで行なうことで、ターンオーバーが活発になり、保湿力がアップ。肌の透明感や弾力がアップするようになります。
ピーリング化粧品は「AHA」または「フルーツ酸」などと表示されているものがおすすめです。拭き取るタイプや擦ってしまうようなものよりも、洗い流すタイプのものが肌にはやさしく作用します。
極端に肌が乾燥している時、赤みやかゆみがある時などは控え、肌の調子が良いときに行なうのがベター。
ピーリング後は一時的に乾燥しやすく紫外線の影響もうけやすくなるので、保湿効果の高い化粧品で保湿し、紫外線対策はしっかりと行なってください。
肌冷えや、疲労などがもたらす血行不良が原因の〝くすみ〟
気温の低下や過度な冷房、疲労・睡眠不足、ストレスなどが原因で、毛細血管に血液がゆきわたらなくなることでおこる血行不良による〝くすみ〟も深刻あります。
頬がほんのりピンク色に染まったり、健康的な血色のある顔色を保ったりできるのは、体の隅々まで巡り、皮膚に必要な栄養を運ぶようにできている毛細血管のおかげです。
ところが、体が極端に冷えたり、疲労やストレスによって全身の血流がうまく流れなくなったりといった状態に陥ると、まず生命の危機に関係する内臓に優先的に血液を送るように仕向けられます。
すると、毛細血管まで血液が巡りにくく、一時的に血行不良に。
その結果青白い顔になってしまったり、血液によって運ばれるべき栄養分が滞ってしまうことで肌荒れが生じたりします。
血流不良による〝くすみ〟対策&ケア方法は?
夏は急激に体を冷やしたり、冷房が効きすぎた部屋にいつまでもいたりしないことが大切です。
冷房が効いた部屋では、1枚薄手のカーディガンやストールを羽織るなどでして調整してください。
また、冷たいものを一気に飲むのもおすすめでできません。
私は夏でもできるだけ温かいものを飲むように心がけています。温かいものがなければ、常温のお水やお茶に。最近では、コンビニでも常温のミネラルウォーターやお茶が売っていますよね。
打ち合せなどで冷たいものしか用意されていない場合は、少しずつ口に含み、口の中で温めてから飲むようにするといいですよ。食事も同じように、冷たいものよりも温かいものを選ぶ……、このような習慣を続けるようになり、私自身もあまり冷えを感じなくなりました。
血流を促すには適度な運動、規則正しい睡眠、それにフットバスなども有効。
朝、起きて〝くすみを今すぐ取りたい!〟と感じたら、フットバスをしながらホットタオルで顔を温めた後、乳液などですべりを良くした肌を軽くマッサージするのもおすすめです。
目のまわりの〝クマ〟は3種類に分類できます
目の周りの悩みといえば〝クマ〟。これだけで疲れた感じや老けた印象になるのでぜひ避けたいものです。
クマにはくすみ方の色によって「青グマ」「黒グマ」「茶グマ」の3種類があるのを知っていますか?
「青グマ」は、疲労などが原因で目のまわりの血行が悪くなり、うっ血した血流が肌から透けて見えることで青っぽく見えます。
「黒グマ」はズバリ、目元のハリ不足、たるみです。
まぶたはもともと皮膚が薄く、さらに加齢でハリを失うと、目の周りの脂肪を支え切れずにたるんでいきます。そのたるみによって影ができ、その陰が黒っぽく見えるのです。
「茶グマ」は、よく見ると細かい小さなシミが連なっていることがあります。
目元の皮膚は薄く、他の部分に比べて色素沈着を起こしやすいのも原因。目をこすったり、アイメイクを落とす時についゴシゴシ洗ってしまったりする人は要注意です。
タイプ別で異なる〝クマ〟の対策&ケア方法とは?
それぞれ、原因が異なるクマなので、当然ケア方法も違ってきます。
血行不良が主な原因の「青クマ」の場合、第一に心がけたいのは血液の循環を良くすることです。適度な運動、ツボ押しやマッサージ、冷え対策なども大切。
透けて見える血液のよどみを目立たなくするには、コラーゲンを増やして肌をふっくらさせることも有効です。
肌のたるみが原因の「黒グマ」の場合、何よりまずたるみ対策が必要になります。ビタミンC誘導体やレチノールなどの配合された化粧品や、定期的なピーリングでターンオーバーを促すようにするといいでしょう。
顔がむくむと目の下の黒グマも目立ってくるので、冷たい飲み物や、塩分の摂り過ぎにも注意して。
シミ・くすみが原因の「茶グマ」には、徹底的に美白ケアを。美白成分を配合した化粧品の使用やピーリングがおすすめです。
くすみ・クマ対策のまとめ
このように「くすみ・クマケア=美白ケア」では解決できません。
根本的な原因がわからずに、高価な美白化粧品を使ってケアしても、無駄になってしまわないように気を付けましょう。
肌がくすんで見える原因は他にも、毛穴の開きや毛穴詰まりが原因で顔全体がくすんで見えたり、肌に残った皮脂が酸化して黒くみえたりすることもあります。
〝くすみ〟とひとことで言っても、原因はさまざま。自分が気になるくすみは何が原因なのかがわかると、その対処法もはっきり見えてきますよ。
美容心理士からみた「くすみ・クマ」に効くカラーセラピー効果
肌がくすんでしまう原因はいくつかありますが、最終目的は「くすみをオフして、透き通るような白い肌」ですよね。
そんな透明肌をイメージするなら、色は「白」です。
「白」にはレフ板効果があるので、白い服を着るだけで光を反射し、顔の凹凸による影を飛ばして、明るく透明感のある肌に見せてくれる効果もあります。
また、白には雑念を取り去り、心を浄化する力も。あらゆるストレスによる心の乱れを正常な状態に整えることで、血液の流れが正常に促され、健康的な素肌とほんのりと湧き上がるようなピンクの血色のある頬も夢ではありません。
目元のクマには、血液の流れを促す「赤」や、リンパの流れをスムーズにしてくれる「オレンジ色」も有効です。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。