2月2日は節分!豆まきで鬼とともに疫病を退散させ美しくなろう

今年の節分は、124年ぶりに2月2日です。
節分の日におこなう豆まきには、鬼だけではなく、疫病をも退散させる効果があることをご存知ですか?
新型コロナウイルスに左右される今だからこそ、豆まきをおこなうのがオススメです。また豆まきに使用する「大豆」は、栄養満点で美容に欠かせない食材。今回は節分の解説と豆まき後の大豆レシピを紹介します。
豆まきで疫病退散
節分とは、立春、立夏、立秋、立冬と呼ばれる四季の節目の日の前日のことで、年に4回ありました。旧暦では、立春にあたる前日は、日本の大晦日にあたる日で、とても大切な日とされていました。そのなごりもあり、節分の日=立春の日の前日、という考えが定着していったと言われています。
立春など季節の節目などを表す二十四節気は、太陽と地球との位置関係を見て、天文台が日付を割り出し、毎年公表されています。地球は太陽の周りを約1年かけて1周しますが、必ずしも1年ぴったりとはなりません。
そのため、毎年2月4日頃が立春にあたることは決まっていますが、必ずしも2月4日が立春とは限らないため、節分の日も前後することがあるのです。例えば今年は、立春が2月3日にあたり、124年ぶりに節分が2月2日となります。
そしてしばらくは、4年ごとに節分が2月2日になりそうだとも言われています。ちなみに1902年~1984年にかけては、2月4日が節分にあたる年も多々あったようです。
さて、節分に豆をまく風習はいつごろから行われていたのでしょうか?
諸説ありますが、そもそも古代中国の大晦日におこなわれていた「追儺」という邪気払いの行事が起源とも言われています。この説によれば、奈良時代に日本に伝わったそうです。そもそも、昔から鬼を退治するために、邪気払いがされていたわけではありません。
災害や疫病、飢餓、あるいはさまざまな不幸といった「厄」をもたらすとされていたのが、「鬼」です。そのため鬼を祓うことで、さまざまな邪気を落として、健やかな新年を迎えられると考えられており、邪気を鬼にみたて邪気払いがされていたのです。
また邪気の象徴である鬼を払うために豆が使用されるのは、鬼の目にあたる「魔の目」が豆にあたるから。そして豆が「魔滅(マメ)」になると考えられたからだそうです。そして煎ることで「魔の目を射る」となるため、煎った豆が「福豆」と呼ばれ、節分に使用されるようになりました。
昨年から新型コロナウイルスに振り回される毎日。古くから伝わる邪気祓いである豆まきにあやかって、さまざまな邪気を払いましょう。
豆まきの方法を紹介
まずは、炒った大豆「福豆」を用意します。炒った豆を使用しない方もいますが、必ず炒り豆を用意してください豆には、穀物の霊力が宿っていると考えられており、特に芽が出る寸前の春の豆は生命力の象徴で、縁起の良いものだと言われています。
しかし節分で使用したあと、拾い忘れ、芽が出てしまうと縁起が悪いとされています。せっかくの豆まきを縁起の悪いものにしないためにも、必ず火を通した煎り豆を使用するようにしましょう。
豆が準備できたら、神棚がある場合は、神棚にお供えをして邪気を払うパワーをアップさせます。神棚がない場合は、南の方角に置いておきましょう。そして豆まきは、鬼が現れると言われる夜におこないます。
豆をまくのは、家族全員でもいいですが、本来は家長の役目とされています。またはその年の干支の年男、年女も吉と言われています。豆をまく準備が整ったら、家中の戸口や窓を開け、奥の部屋から順番に家の内外に豆をまきましょう。
豆をまいたら、鬼が入ってこれないように戸口や窓をしめます。豆をまくさいは、しっかり「鬼は外!福は内!」の掛け声も忘れずに。
その後、1年の無病息災などを祈願し、年の数だけ豆を食べるまでが節分です。地方によってさまざまですが、年の数よりも一つ多く食べると良いと言われています。年の数も食べきれない場合は、豆3粒と塩昆布、梅干しをコップに入れ、お湯を注いだ福茶も有効です。今年は節分の豆まきにぜひチャレンジしてみてくださいね。
おいしい豆レシピ
豆まきに使用する大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、高タンパク質な食材。肉類よりも低カロリーで、美容にも最適な食材です。また大豆に含まれる大豆イソフラボンのなかには、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をもつ「エクオール」が含まれています。
加齢とともに減少するエストロゲンの働きは、女性らしい体づくりのサポートだけではありません。肌のターンオーバーの促進や、髪のツヤ、自律神経のバランスを保つにも欠かせません。そのため、積極的に大豆をとることで、エストロゲンの働きをサポートし、美しさをキープすることができるのです。
節分の日は、たくさんの煎り豆を用意することでしょう。余った炒り豆は、次の日においしく食べて美容成分を補うのがオススメです。
そのまま食べるのは、飽きてしまうという方も多いです。実は煎り豆はさまざまな料理と相性がいいもの。煮物や炊き込みご飯、サラダに加えるだけでも、おいしく食べることができます。
またスイーツにアレンジするのもオススメ。簡単なレシピを2つ紹介します。1つ目のスイーツは、残った煎り豆とチョコレートを組み合わせたもの。好きなチョコレートを用意し、湯煎で溶かします。チョコレートが完全に溶けたら、残った煎り豆を加え、平皿で冷ませば完成です。
ホワイトチョコレートや抹茶チョコレートとの相性も良いので、チョコレートの種類をかえれば、さまざまな味わいが楽しめますよ。煎り豆を細かくくだき、ナッツと一緒に混ぜ合わせるのもオススメです。簡単に作れるので、バレンタインの手作りチョコレートにも最適ですよ。
2つめのスイーツに必要なのは、残った煎り豆と水、はちみつかメイプルシュガーだけです。10mlほどの水を鍋にいれ、はちみつかメイプルシュガーを入れます。はちみつとメイプルシュガーの量はお好みの甘さの量でOK。加熱し、トロミが出たら火を止め、残りの豆を入れます。
しっかり全体をかき混ぜたら、再び沸騰するまで火にかけます。こげやすいので、しっかりかき混ぜながら加熱しましょう。沸騰したら、平皿などに広げ冷ましたら完成です。カリカリになった甘い大豆は、小腹が空いた時やコーヒーのお供に最適です。
豆まきで鬼とともに疫病を退散させ美しくなろうまとめ
今年の節分は、2月2日です。新型コロナウイルスが流行しているこんな時期だからこそ、節分の豆まきで厄を払いましょう。そして1年の無病息災も祈願してみてください。豆まき後の煎り豆は、美容にも最適な食材です。残さず、おいしく食べきってっくださいね。
美容心理士塩澤麻衣による「節分」まとめ
冬は寒いというだけで、女性ホルモンの分泌が悪くなりやすい季節。豆まきをしながら大豆を食べて、内側から女性ホルモンの分泌を促進させましょう。
大豆が苦手な方は豆乳や湯豆腐もオススメです。今年は長い自粛生活でストレスも溜まりがち。日本古来の伝統行事を楽しむのはリラックス&ビューティーにつながりますよ。
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よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。
