お盆の意味とは?先祖を大切にして内面から美しくなる方法
もうすぐお盆ですね。お盆休みは、実家に帰省される方やお墓参りに出かける方も多いでしょう。お盆は、日本の大切な風習のひとつ。先祖に感謝を伝える期間でもあります。先祖を大切にできるほどの心に余裕がある方は、自分自身も大切にできるでしょう。
今回は、お盆について復習します。
ぜひ、今年のお盆は本来のお盆の過ごし方をしてみてはいかがでしょうか?
その晴れやかな姿は、あなたをもっときれいにしてくれるはずですよ。
内面から美しくなる!?
突然ですが、あなたは先祖を大切にしていますか?
先祖とは亡くなった、あなたの家系の方々です。先祖を大切にすることは、家族や恋人、友人を大切にするのとは少し違います。もう会うことのできない方々だからこそ、祈ることで感謝を伝えます。もしくは、墓参りや墓掃除、仏壇などのこまめな掃除などの行動で伝えるのも良いでしょう。その行動が先祖への感謝へとつながるからです。
あなたを含めて、年に何度か帰省をしてお墓参りをしている人と毎年帰省をしていない人を思い浮かべてみましょう。
年に何度かしっかりお墓参りをしている方の方が、幸せそうではないでしょうか?
スピリチュアルな何かがあるのかはさておき、先祖を大切にしている人は、自分自身を大切にできる人が多いのです。それは自分ではない誰かに感謝をする心の余裕と優しい気持ちがあるから。そして、自分自身を大切にできる方は、自分にも愛情を注ぎ、育む自己愛があります。そんな方は、心も清らかで、内面から美しさがあふれだしてくるのです。
ぜひ、今年のお盆は、先祖へ感謝を伝えるお盆にして、自分への愛情も育ててみましょう。
お盆の意味とは
そもそも「お盆」とは、どんな日なのか知っていますか?
地域や地方によって、時期は異なりますが、旧暦の7月15日前後か8月15日前後の日を指します。このお盆は、仏教の開祖であるお釈迦様の弟子であった目連が、地獄に落ち、逆さ吊りの刑をうけていた母を救ったことから、始まったとされています。
目連は、お釈迦様に「母を救うには、どうしたら良いか」の教えを乞うたところ、「旧暦の7月15日に多くの高僧を心から供養すれば、三途の苦しみから救えるでしょう」と言われたとされています。
そして、実際に多くの高僧の協力を得て、母を救い出せたことから、この旧暦7月15日前後は、先祖へ感謝の気持ちを込めて、墓参りや迎え火などの風習が始まったそうです。ちなみに、お盆の正式名は、サンスクリット語で「逆さ吊りの苦しみ」を意味する「ウラバンナ」から、「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」と言います。
お盆の歴史は古く、今から約1400年も前の飛鳥時代に、お盆が行事として日本でも行われたようです。その後、貴族や僧侶、武士などの上級階級の行事として広がりましたが、江戸時代に入り、仏壇に欠かせないロウソクが普及したことにより、全国の一般家庭にも広がったといわれています。
お盆にロウソクが欠かせないのは、迎え火、送り火の習慣があるからです。迎え火とは、先祖が迷うことなく、現世へと帰ってくる目印で、送り火は先祖を浄土へと見送るためのものです。
これらのお盆ならではの風習は、全国に広がるなかで、地方特有の発展をしました。京都の五山の送り火もそのひとつ。そのほか、火をつけた松を山にともす地域もあるようです。そして長崎の精霊流しも、送り火の一種として、地域に根付き、現在も大切にされています。
ちなみにお盆ならではの飾りつけであるナスとキュウリの精霊馬も、全国に広まるなかでできた習慣です。この精霊馬は主に東日本特有の風習のようで、これもまた、地域ごとの多様性のあらわれですね。
お盆とお彼岸の違い
たまに誤解されますが、お彼岸とお盆は、それぞれ違った期間を指します。お彼岸は1年に2回あり、3月の春分の日と9月の秋分の日の前後3日間を合わせた7日間を指します。
お盆の期間は、先祖が1年に1度、現世へと還ってくるのに対し、お彼岸は、先祖は現世へと戻ってくるわけではあません。
それでは、なぜお墓参りの習慣があるのでしょうか?
それは、この春分の日と秋分の日の太陽の動きと、仏教の「西方極楽浄土」の教えに関係があります。この二つの期間は、太陽が真東から昇って真西へ沈むことから、現世と浄土が最も近づく日とされているのです。
そのため西方極楽浄土の教えでは、その時期の修行が推奨されていました。この風習から、春分の日と秋分の日あたりのお彼岸に、墓参りやお供え物をする習慣ができたといわれています。
またお盆は、世界の仏教徒に知られていますが、お彼岸は日本特有の風習のようです。その理由は、仏教徒の多いインドや中国と違い、日本の豊かな四季にあるのかもしれません。昔から日本では、種を春にまき、収穫する時期にあたる秋に五穀豊穣を祈る習慣があったため、お彼岸が根付いたとされています。
お盆とお彼岸には「先祖が現世に還ってくるか否か」の大きな違いはありますが、先祖に感謝の気持ちを伝えるという点では同じです。お盆と併せて、お彼岸も大切にしたいですね。
お盆とお彼岸の違い
最近では、お盆の時期に関係なく開催されることが多くなった「盆踊り」。音楽も盛大で、飾りつけも色とりどりなこの楽しいイベントを「お祭り」の一種だと思っている方も多いですね。しかし、盆踊りもまたお盆のための行事。宗教行事のひとつです。
だいたい先祖が浄土へと変える15日の夜におこない、先祖との最後の夜を盛大に盛り上げようと始まったといわれています。しかし、お盆の風習が全国に広がるなかで、お盆と盆踊りは別のもののように広がり、宗教的な行事としてよりも、娯楽や祭りの一種として広まりました。
そのため、元は、先祖を供養するために念仏を唱えながら踊っていた盆踊りが、やがて太鼓や笛で奏でる音楽へと変わり、振り付けや衣装が華やかに変貌していったようです。そして、地方では形を変えて広まりました。徳島県の有名な阿波踊りは、実をいうと盆踊りの一種なのです。
また笠や頭巾で顔を隠すため、亡者踊りとの別名を持つ「西馬音内の盆踊り」、国の文化財にも指定されている「郡上踊り」と徳島県の「阿波踊り」の3つは、日本三大盆踊りと言われています。
お盆休みは、ぜひ盆踊りを踊ったり、見て楽しんで、先祖にも思いをはせてみてください。
先祖を大切にして内面から美しくなる方法まとめ
お盆は先祖に感謝をして、そして供養する日です。その期間に、お盆ならではのお墓参りやお供え物、盆踊りを楽しむことで、先祖に感謝を伝えられるでしょう。旅行やイベントに出かけるお盆休みも楽しいですが、先祖のためのお盆休みを過ごしてみましょう。
先祖を大切にする心の晴れやかさが、あなたをもっと美しく導いてくれるはずですよ。
美容心理士塩澤麻衣による「お盆」まとめ
祈りは自分のエネルギーを高めて第6感を鍛えることにつながります。ついている女性は運が良いので、幸せなオーラを放ち美しい。
自分はついてないと思うエネルギーは、負を呼びさらに運気ダウン。お盆はそんなことも見直す機会となる風習です。ぜひ、大切にしましょう。
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よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。