麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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温泉のスキンケア

いよいよ今年もあと1ヶ月。年末年始の休みの計画を立てている方も多いのではないでしょうか?

私の年末年始のオススメスポットは、温泉です。温泉にはさまざまな美容効果が含まれており、リラックスしながらキレイになれるから。

ここでは、温泉の美容効果について、じっくりと紹介します。

温泉に出かける予定がある方は要チェックですよ。

温泉のスキンケア

温泉と水道水の違いとは

水道水と温泉の水の違いをご存知ですか?

どちらも自然に湧き出たものを原料としていますね。しかし、温泉水と呼べるのは、「温泉法」で定められた項目に定められているものだけです。

地中に湧き出すときに温度が25度以上で、指定されている19成分のうち1つ以上含んでいないと「温泉水」とは認定されません

また水道水と温泉水との大きな違いは、水の中に含まれるミネラル分の量

水道水も多少のミネラル分を含んでいますが、温泉水は、水道水とは比べ物にならないほどの量のミネラルを含んでいます。そのミネラルの種類は、地域や湧き出る場所によって異なります。

特にナトリウム類の量は顕著で、水道水と温泉水では5倍以上異なってきます。これらのミネラルが水分中に含まれていることによって、体を温め、美肌へと導いてくれるのです。

また、通常の入浴よりも温泉での入浴のほうが、体が冷めにくいと感じている方も多いのではないでしょうか?

これも、温泉水に含まれるミネラル量が関係しています。ミネラルには、体を体の中から温める作用があります。温泉に含まれるミネラルを入浴しながら、毛穴から吸収することで、より体内を温めてくれます。

そのため、温泉水での入浴は、冷めにくく、ポカポカと温かさが続くのです。

ちなみに自宅のお風呂で、入浴剤を入れると温泉水と同じ成分が含まれると謳う入浴剤もありますね。

これは、ミネラルを豊富に含んでいるためで、組成としては確かに温泉水に近いものです。

とはいえ、やはり人工的に合成されたものと天然のものとでは、効果が違ってきます。科学調味料と天然のダシを比べたとき、含まれる栄養素と味が違うのと同じですね。

また水道水は、消毒するために使用した塩素が残留しているので、温泉とはやはり同じ効果は得られません。

温泉のスキンケア

美肌効果が高い温泉の種類

温泉のなかでも、特に美肌に効果的と言われているのが「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」です。

「炭酸水素塩泉」は、またの名を重曹泉とも呼び、日本では代表的な美肌泉質のひとつ。石けんのような働きがあり、入浴することで古い角質を柔らかくして取り除き、肌をスベスベにしてくれます。

さらに皮脂を乳化させ、毛穴の汚れを洗い流してくれる働きも。そのため美肌効果と美白効果を得られるのです。そのほか、アトピー肌の方のかゆみを鎮静させる働きもあると言われています。

とはいえ、軽いピーリング効果があるこの湯は、入浴後に肌が乾燥しやすくなるという落とし穴も。そのため、「炭酸水素塩泉」での入浴後はしっかり保湿することをお忘れなく。

また「硫酸塩泉」も、美肌泉質として有名です。「硫酸塩泉」は保湿効果が高いとされる泉質。この泉質の中に含まれるミネラル類は、コラーゲンの体内生成を促進してくれるのです。

さらに硫酸塩泉に含まれる塩の成分には、肌をコーティングしてくれる働きも。肌内部の水分や熱を逃がさないように留め、乾燥を予防してくれるのです。

そして、タマゴの腐敗臭のようなにおいがする「硫黄泉」も、実は美容効果が大変高い泉質。この泉質に含まれる硫化水素ガスが毛細血管を拡張させ、血流を改善して代謝を促進させてくれるのです。

そのため、全身のむくみ解消にも効果的です。

体内の老廃物を排出させ、代謝を促進させてくれることで、「硫黄泉」は透明感のある肌へと導いてくれます。

またこの3つの泉質にくわえ、pH値が7.5以上の「弱アルカリ性泉質」も、石けんのような働きがあることから、美容効果が高いと言われています。温泉を選ぶ際には、泉質にも着目してみてくださいね。

温泉のスキンケア

美容効果を高める温泉の入り方

温泉の良いところは、温泉水に含まれるミネラルが腸までじっくり温めてくれること。つまり、体の奥から血液の循環を促進させてくれるのです。

さらに腸と肌との関係は密接で、最近では「腸年齢=肌年齢」と言われることも少なくありません。

しっかり腸を温める温泉が、高い美容効果を持つのは、この、「体の奥底から血流を改善してくれる」事につきます。

温泉の正しい入り方は、まずはかけ湯から。一度、肌が温泉に浸かる前の準備体操をしてあげることが大切です。また、温泉によっては、とてもお湯の温度が高いところもありますね。

そんなときは、いきなり温度の高い部分に入るのではなく、湯口から離れた温度がわりと低い部分から入り、ゆっくり体を慣らしていきましょう。

そして、温泉は半身浴よりも全身浴がオススメです。肩までしっかりお湯に浸かりましょう。

温泉のスキンケア

温泉はむろん、入浴には、体に水圧をかけ、さらに浮力で体をもみほぐす作用があります。この作用はマッサージと同じ。お湯に浸かっているだけで筋肉の緊張をほぐし、血液を促進させ、リラックスさせてくれるのです。

この効果を得るのに最適な場所といえば、やはり温泉ですね。スペースが限られた自宅の湯船とは違い、手足を自由に伸ばすことができます。

じっくりと全身浴することで、より水圧と浮力がかかり、自宅ではできないほどのリラックス効果を得られるのです。

そして、温泉でゴシゴシと体を洗うのはNG。特に今回紹介した各泉質には、お湯に浸かるだけで汚れを落とす石けんのような効果があります。

そのうえ体まで石けんでゴシゴシ洗ってしまっては、肌乾燥の原因となってしまいます。

温泉を楽しむ際は、最低限の部分だけ洗い、乾燥しやすい手足やお腹周りはお湯で流す程度にとどめましょう。それだけでも、十分キレイになりますよ。

なお、洗い場の蛇口から出るお湯が水道水の温泉は少なくありません。温泉につかった時は、なるべくすすぎ湯をしないのも、美容効果を高めるコツ。そして入浴後は、しっかりと保湿することが大切です。

また長時間お湯に浸かっているよりも、間にクールダウンの時間をはさむことで、より体の芯まで温めることができます。

目安は5分、8分、3分間の3回つかって、間に休憩を入れることのようです。湯疲れの防止にもなりますから、ぜひ意識してみてくださいね。

温泉のスキンケア

温泉に秘められた肌をツルツルに導く美容効果まとめ

温泉には、水道水には含まれていない豊富なミネラルを含んでいます。これが水道水と温泉水との大きな違いです。

特に美容効果の高い泉質は、「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」。それぞれ肌を清潔な状態へと導き、肌に必要なミネラルを補給してくれます。

これに加え、「pH値が7.5以上の弱アルカリ性泉質」も同様に、肌を清潔な状態にしてくれるので、オススメです。

また、これらの泉質では、全身浴することで、より美容効果を高めることができます。加えて、あまり体を洗いすぎず、入浴後はしっかり保湿することで、全身ツルツルの美白肌へと導くことができます。

ぜひ、温泉を選ぶ際は泉質や入り方にも着目して、美容効果を高めてくださいね。

美容心理士から見た「温泉」のカラーセラピー

体が温まると心も温まり、ストレス解消につながります。温泉に入りながらグリーンをイメージしてみましょう。

温泉のスキンケア

グリーンは癒し、ゆとりを表す色。景色がよい温泉の場合は必ず森や植物を眺めてリラックス効果を高めていきましょう。

雪がある場合は白の強力な浄化作用が働きストレスをデトックスさせてくれるでしょう。


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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