麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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生理が始まる2~3日前から、ニキビや毛穴の開き、皮脂によるベタつきなどが目立ち、肌の調子が悪くなるのに、生理が終わるとそんな肌トラブルがウソのように消えていく……。

この現象、女性なら誰でも感じたことがあるはずです。

その原因は女性特有のホルモン、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌量が、生理前と後で異なることから起こります。

ホルモンの働きは自然の摂理ですから、それに逆らうことはできません。

でも、肌にはホルモンの分泌量によって、好調期と不調期があることを理解し、それを上手にコントロールすれば肌トラブルを回避し、より美肌を目指すこともできるのです。

生理周期をめやすに、スキンケア計画を立て直してみましょう。

生理の肌荒れ

不調肌の原因「プロゲステロン」が増えると、肌も体調も下降気味に

排卵後から徐々に増えて生理までに減少していく「プロゲステロン」というホルモンがあります。このホルモンは、いわゆる生理前の不調肌の原因になるもの。

生理前に体や顔がむくんだり、訳もなくイライラしたり、落ち着きがなかったりするのもこのホルモンが原因とされています。
もちろん、その程度は人によって異なりますが、あまりにも酷いと、学校や会社を休みたくなるほど不調を感じてしまいます。

皮脂分泌を増やすのでニキビもできやすく、毛穴も開き気味に。
この時期の肌はふだんよりもデリケートで敏感になっているので、普段なんでもないスキンケアが肌に刺激を与えたりすることもあります。

生理にはプロゲステロン

美肌ホルモン「エストロゲン」が増えると肌も体も調子が良くなる

一方、「エストロゲン」は生理の初日から徐々に増えはじめ、排卵日前には最高潮に。排卵を期に一旦減少していきます。

このホルモンにはコラーゲンを増やす作用などもあり、体内で最強の抗酸化物質といわれるほど、若々しい美肌づくりには欠かせない「若返りホルモン」です。

生理前まで荒れ気味だった肌が、生理後には見違えるように調子が良くなるのは、生理後にエストロゲンの分泌が安定している証拠。
この時期なら、積極的なケアをしても肌がそれに応えてくれるようになります。

肌年齢は、血中に含まれるエストロゲンの値が高いほど若く見えるという実験結果も出ているといいますから、これからの美容で意識していきたいですね。

生理時のエストロゲン

生理周期による肌のリズムに合わせたスキンケアのポイントとは

大きくわけて、生理中、生理後、生理前(排卵後)という3つのゾーンに分けてスキンケアを加減していく方法がおすすめです。

生理中のケア

生理中はエストロゲンもプロゲステロンも分泌が少ない状態です。
ホルモンの影響は受けにくく、比較的肌は安定しているので、生理前にできたニキビや毛穴の開き、皮脂によるベタつきなども徐々に改善されていきます。

新しいスキンケアを試したい人は、この時期からはじめるといいですね。

生理後からのケア

生理後から排卵日まではエストロゲンの分泌が増えると同時に、水分と皮脂のバランスが整い肌の調子がグンと良くなります。

ピーリングケアやパックなどのスペシャルケアや、エイジングケアや美白ケアなどの新しい化粧品をスタートするなど、「攻め」のケアはこの期間にやるのがおすすめです。

生理中のスキンケア

生理前(排卵後)のケア

生理前から排卵後しばらくはプロゲステロンの分泌が多くなり、肌は不安定な状態に。むくみ、ほてり、ニキビ、毛穴の開きなどの肌トラブルが出やすくなります。

こんな時期は慌てず、保湿を中心としたシンプルなケアを続けながら肌を見守りましょう。

ただ、この時期は普段よりもメラニン色素が紫外線に反応しやすく、シミができやすいので紫外線対策とUVケアは念入りにしてくださいね。

生理のUVケア

生理周期に合わせた生活のポイント

生理中から生理が終わったころに増えるエストロゲン(卵胞ホルモン)は、「若返りホルモン」「美肌ホルモン」といわれるほど、女性にはうれしいホルモンですが、生理前に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)は肌だけでなく、体も不調にさせます。

この時期に、なぜだかやる気が出なかったり、気持ちが落ち着かなくなったりしても、「自分がいけないのでは?」と落ち込んだり、責めたりせず、「ホルモンのせいだからしょうがないじゃない」と、開き直ってみましょう。

失敗しないためには、普段から自分のリズムを把握しておくことも大切です。

そのためには基礎体温計が役立ちます。生理中から排卵までは「低温相」、排卵から次の生理までは「高温相」ですから、基礎体温はいろいろなことを教えてくれますよね。

そんな体のリズムを知ったうえで、大切な用事やアクティブな活動はなるべく生理後に予定するとうまくいきます。

逆に、生理前はゆっくりとしたスケジュールを組み、早寝早起きをするなど規則正しい生活を心がけることも大切ですよ。

生理中はリラックス

加齢と共に減少するエストロゲンは食事で補うことができる

美肌ホルモン「エストロゲン」の分泌量の増減を意識して生活すれば、肌の調子は整ってきますが、残念ながらエストロゲンは加齢とともにその分泌量が減少していきます。

エストロゲンとは卵巣で分泌される妊娠・出産のためのホルモンなので、20~25歳くらいまでがピークで、30代からは徐々に減り始め、更年期に入ると急激に減少するといわれています。

体内で作られなくなったエストロゲンを増やすには、やはりバランスの良い食事が大切です。

特にホルモンに似た作用(女性ホルモン様作用)をもつ食品を適度に摂るといいでしょう。

例えば、大豆にはエストロゲン様作用があります。1日に納豆を1パック、豆腐なら半丁、豆乳なら1パック(200ml)くらいを目安に毎日摂るといいですよ。

生理中には豆乳、納豆、豆腐

生理周期に合わせたスキンケアのまとめ

女性の肌や体は、様々なホルモンの影響を受けていますが、主に2つのホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」に支配されていると言っても過言ではありません。

エストロゲンが優位な時期は、美白、エイジングケアなどの積極的なスキンケアをおこない、プロゲステロンが優位な時期は、保湿ケアを中心としたシンプルなケアとUVケアをしっかり行なう、そんな基本的なことを意識するだけでも肌は変わってきます。

肌のメカニズムを知ると共に、2大ホルモンの働きを意識することが賢い美肌ケアなのです。

美容心理士から見た「生理前、生理後」に効くカラーセラピー

月経前3~10日の間続くプロゲステロンの増加が原因の不調は、PMS(月経前症候群)とも呼ばれ、悩んでいる女性も多いと思います。

この時期は、神経の高まりを抑え、乱れを安定させる「黄色」がおすすめ。黄色い服を身に着けるのでもいいのですが、私のおすすめは黄色いカレーを食べることです。
カレーには体に良いスパイスも豊富に含まれていますので、夏バテ防止にもいいですね。

生理前のカラーは黄色

一方、生理後のエストロゲンの分泌が多い時期は「ピンク」です。

ピンクは女性ホルモンをサポートし、恋愛脳を活発にさせたり、幸福感を感じさせたりしてくれる色。
エストロゲンが徐々に減少し始める30代からは、より多くのピンク色を見たり、身に着けたりすると、いつまでもハリと潤いのある肌でいられるはずです。

生理後にはピンク


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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