敏感肌の正しい洗顔方法を身に着け、潤うモチ肌を目指そう!
毎日おこなう洗顔。しかしこの洗顔には、さまざまな落とし穴があることを知っていますか?
スキンケアの基本は洗顔から。実は洗顔の方法ひとつで、肌トラブルと美肌の分かれ道になりうるのです。
だからこそ、肌がデリケートな状態になっている敏感肌のときは要注意。
ここでは、敏感肌のための正しい洗顔方法を紹介します。
正しい洗顔方法を身に着け、潤いたっぷりのモチ肌を手に入れてください。
敏感肌は洗顔の方法を見直そう
敏感肌の方は「これ以上荒れたくない」との理由で、洗顔回数を極端に減らすことが多いようです。
でも、ちょっと待ってください。
実はこの洗顔、敏感肌を改善に導くためには、欠かせないケア。
敏感肌は、肌の乾燥状態が悪化している状態です。
この敏感肌を改善に導くためにも、乾燥を促進してきたあなたの洗顔内容を見直すことが、敏感肌を改善するヒケツになります。
まずは、洗顔方法を見直しましょう。
敏感肌の洗顔方法:お湯の温度に気を付けよう
「洗顔するお湯の温度」は、敏感肌を改善へ導くうえで重要なポイントです。
お湯の温度が熱すぎると、乾燥を促進させ、敏感肌を悪化させてしまいます。
洗顔時は、ついつい蛇口やシャワーから出てくるお湯で洗いがちですね。しかし、そのお湯は熱すぎる場合が多いのです。
洗顔で理想とされているお湯の温度は、「32℃前後」。
顔の皮脂や汚れは、30度以上のお湯ならば楽に落とすことができます。
しかし、35℃以上のお湯は、必要以上に皮脂や汚れを落としてしまい、結果、肌の乾燥を進めてしまうのです。
洗顔するときのお湯は、少しぬるいくらいでOK。
蛇口やシャワーからのお湯をそのまま使うのではなく、洗面器などにためたお湯を使用するのが鉄則です。
こうすれば、お湯の温度を洗顔に適切なぬるま湯に調整できますよ。
敏感肌の洗顔方法:洗顔の回数
敏感肌になると、極端に洗顔回数を減らす方が増えています。
しかし洗顔をしなさすぎも、敏感肌を悪化させる原因に。
毛穴に溜まった皮脂や汚れはやがて酸化をはじめ、大人ニキビや肌トラブルを引き起こすことになります。
その一方、洗顔をしすぎても、皮脂を取りきすぎるため良くありません。
少なくとも1日1回、多くても2回、洗顔をおこなう習慣を始めてみましょう。
敏感肌の洗顔方法:洗顔時間
洗顔にかける時間も、敏感肌にはとても大切です。
洗顔時間が長すぎると、肌の乾燥を促進させ、敏感肌を悪化させます。
「丁寧に時間をかけると肌に良さそう」というのは、大きな誤解です。長すぎる洗顔は良くありません。
洗顔料の成分が肌に浸透していき、肌の保湿機能とバリア機能をもつ角質層の構造を壊してしまうからです。
「洗顔は1回につき1分以内で終わらせる」ことを意識してみてくださいね。
敏感肌は洗顔料の選び方も大切
敏感肌に陥った時は、より低刺激な洗顔料を選びたいもの。
洗浄力のありすぎる洗顔料は、刺激の強い界面活性剤が配合されています。
ですから、汚れだけでなく、残しておくべきものまでも洗い流す恐れがあります。
必要以上に洗い流された肌は、角質層にある大切な保湿成分まで洗い流し、肌の保湿機能やバリア機能まで低下させるのです。
ただでさえ弱っている肌の保湿機能やバリア機能がさらに奪われれば、敏感肌がさらに悪化するのは当然です。
そこでオススメなのが「洗顔せっけん」。
洗顔せっけんは、天然の洗浄成分でできていることが多く、刺激が少ないのです。
さらに洗顔フォームなどに比べ、皮脂を落としすぎないメリットがあります。そのため、洗顔せっけんは敏感肌の方の洗顔に最適です。
とはいえ、刺激に対してデリケートになっている敏感肌。いくら低刺激とはいっても、何に反応してしまうか分かりません。
使用前は、必ずパッチテストをおこなうようにしましょう。どんなものでも、パッチテストの結果を見てから、使用する習慣をもってください。
また、低刺激の洗顔料を使用していても、ゴシゴシ洗ってしまったり、長い時間をかけすぎては意味がありません。
洗顔時の摩擦は、肌の乾燥を促進させるだけではなく、シワやたるみの原因ともなるのです。
そのため洗顔時は、フワフワの泡で優しく、そして手早く洗い上げるように心がけましょう。
洗顔後はたっぷり敏感肌に化粧品を補給しよう
正しく洗顔方法したら、すぐに化粧品をつける習慣が大切。
洗顔後の肌は無防備です。乾燥しやすく、放置するとすぐに乾燥を生み、敏感肌を悪化させてしまいます。
また敏感肌は保湿成分が不足しがち。洗顔後の肌には、保湿成分をたっぷり導入してあげましょう。
敏感肌の方へオススメの成分は以下の3つです。
敏感肌は洗顔後、セラミドを補給しよう
敏感肌を改善へ導く成分のひとつが「セラミド」。
敏感肌はセラミドが減少しているため、しっかり化粧品で補給することが大切です。
セラミドは油分の一種で、水に溶けにくい性質を持っています。乳液やクリームなど油分を多く配合している化粧品で補給することで、より浸透しやすくなります。
セラミドには色々な由来物がありますが、特に肌なじみが良いといわれているがセラミドが「バイオセラミド」や「ラズベリーセラミド」。
私たちの肌が元々持つセラミドと構造が近いため肌への親和性が高く、保湿力も高いことが知られています。
ぜひ、取り入れてみてください。
敏感肌は洗顔後、エクトインを補給しよう
まだまだ新しい成分である「エクトイン」は、敏感肌の強い味方。
厳しい乾燥と強烈な陽光 が降り注ぐエジプトの塩湖で唯一生息する「ハロゲン系微生物」に含まれるアミノ酸の一種です。
このエクトインは、強力な保水力をもっています。
そのため、水分が不足しがちな敏感肌に水分を届けるうえに、肌から水分を逃がさないように保持してくれます。
またセラミドとともに、肌の保湿機能とバリア機能を担うNMF(天然保湿因子)の生成促進効果まで期待できるのです。
エクトイン配合の化粧品を使い続ければ、水分で肌が満たされてゆきますよ。
私自身、エクトインが配合されている「麻布十番塩澤式エクトインシリーズ」を使用していて、肌の潤いを実感しています。
敏感肌は洗顔後、レシチンを補給しよう
リン脂質の一種である「レシチン」。
レシチンは、水と油の両方の性質を持っており、乳化作用がある成分です。
この乳化作用は大人ニキビにも効果的。さらにレシチンは、体内に存在する細胞のすべての細胞膜を構成する主成分でもあります。
レシチンを補給することで、肌細胞の生成を促進してくれるのです。
また、レシチンには、熱損傷などのダメージから皮膚を守る皮膚保護効果もあります。注目すべき成分ですね。
敏感肌の正しい洗顔方法まとめ
敏感肌の方は、まずは以下の洗顔方法を見直しましょう。
●湯の温度に気を付けよう
●洗顔の回数
●洗顔時間
また洗顔料は洗顔せっけんがオススメ。すっきり優しく洗い上げたあとは、次の成分を補給していきましょう。
●セラミド
●エクトイン
●レシチン
そして敏感肌を改善へと導き、潤う美肌を手に入れてください。
美容心理士から見た「敏感肌」に最適なカラーセラピー
急いで洗顔すると、ついつい力が入りすぎ、肌へ刺激を与えます。
忙しい毎日の中でも洗顔だけは優雅に、優しく洗顔をすることが大切です。
優雅、上品、高貴な気分にさせてくれる紫色のラベンダーの香りを洗面所で焚きながら、洗顔やスキンケアをしてみましょう。
洗顔時の力を緩めるとともにリラックスまで引き起こしてくれますよ。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。