産後の妊娠線を目立たなくするためには!?産後のボディケア
妊娠といううれしい出来事。しかし妊娠とともに悩みの種になるのが、妊娠線ですね。妊娠線は5割以上の方ができてしまうもの。さらに初産が30代以上になると、妊娠線ができる確率がさらに高まるそうです。だからこそ、さまざまなメディアで妊娠線の予防法が紹介されていますね。
とはいえ、妊娠線ができてしまったからといって悲観することはありません。今回は、産後のできてしまった妊娠線のケア方法を紹介します。
妊娠線のメカニズム
妊娠線とは、お腹周りを中心に皮膚に白や赤色のミミズ腫れのような細かな亀裂が入る線のこと。この妊娠線は、妊娠中の急激な体型の変化によっておこります。
とはいえ、妊娠線は妊娠中だけできるのではありません。ストレスがたまったり、ダイエットの急激な変化で、妊娠線のように肉割れが起きたりストレッチマークと呼ばれる皮膚の断裂ができる場合もあります。
妊娠線を含むこの亀裂、そもそも、皮膚のどの組織でおこっていることなのでしょうか?
私たちの肌は、肌表面の表皮、真皮、皮膚組織が層になって重なり、構成されています。肌の一番外側、肌のターンオーバーなどがおこなわれる表皮は、比較的やわらかく、柔軟に伸び縮みできる部分。
一方で真皮や皮下組織は、表皮ほどの伸縮性がありません。そのため、体の内側から急激に皮膚を伸ばしてしまうような体の変化があった場合、上手に組織を伸ばすことができず、その結果、組織が裂けてしまうのです。
もちろん真皮で生産されているコラーゲン組織も一緒に断裂してしまいます。その結果、妊娠線などの肉割れができてしまうのです。
この妊娠線などの皮膚の亀裂には、赤色、もしくは白く銀色のものがありますね。赤やピンクのスジが入ったような妊娠線は、初期段階のもの。時間の経過とともに白色や銀色へと変化します。妊娠線については、妊娠中に大きくなるお腹や腰回り、胸によくできます。
またボディが乾燥している方や皮下脂肪が多い方、一度出産されていると妊娠線ができやすいとも言われています。妊娠線は、できてしまってから完全に消すことは難しく、できてしまったあとは、目立たせないためのケアが中心となります。
そのため、早め早めのケアが大切。妊娠線のケアはお腹が大きくなり始める4か月頃からの保湿ケアと体重の管理がポイントです。
とはいえ、できてしまった妊娠線に手立てがないわけではありません。できてしまった妊娠線を薄くするためのケアを紹介しますね。
産後の妊娠線ケア
妊娠線を目立たないようにするには、なによりも重要なのが保湿ケア。肌は乾燥していると弾力がなくなり、妊娠線が目立ちやすくなります。また産後の急な運動もNGです。急激に運動量を増やしてしまうと、皮膚組織を破壊し、妊娠線をより目立たせる恐れがあるからです。
できてしまった妊娠線は、すぐには目立たなくはなりません。気長に、根気強く、長期的に保湿ケアをおこないながら、ケアする必要があります。
妊娠線のケアをおこなう時に取り入れたいのが、クリームやオイルの保湿化粧品。近年では、妊娠線用のクリームやオイルも発売されていますね。好みのクリームやオイルを見つけて、取り入れてみてください。
より効果を発揮させるためには、顔用の化粧品を使用して、保湿ケアをおこなってみましょう。特にオススメなのが、私が開発した「麻布十番塩澤式エスティングシリーズ」を使ったケア。
エスティングシリーズは、エステの施術でおこなう「肌の基盤をつくるための水分補給と細胞間脂質の正常化、マッサージによる細胞の活性化」を化粧水と乳液だけでおこないます。
さらに肌内部の必要な場所に必要な分だけ美容成分を補給することもできるので、肌をみずみずしく、弾力のある状態に導いてくれるのです。
妊娠線が気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
そして化粧品などを使用して、保湿ケアをおこなう時は、化粧品の浸透率が高まる入浴後の肌がオススメ。クリームやオイルだけでの保湿ケアの場合は、お風呂上がり、水滴が体に少し残っている状態で、クリームやオイルを優しく伸ばしましょう。そうすることで、ムラを作ることなく、気になる部分の保湿ケアができます。
また化粧品を塗り込む際に、よく肌をマッサージをしてあげることも大切。マッサージを加えて揚げることで、肌を柔軟にさせ、より妊娠線を目立たなくしてくれるからです。マッサージといっても難しいことはありません。お腹やヒップなど、気になる部分に手を当てて、小さな円をかくようにクリームやオイルを塗り込むだけで十分です。
そして妊娠線は産後にできることも。それがバスト部分。母乳の関係で大きさが変わることから、産後しばらくしてから、バストに妊娠線ができることもあるのです。
お腹や腰回りだけではなく、バストもしっかり妊娠線ケアをしてくださいね。
どうしても気になる妊娠線へ
どうしても妊娠線をより早く、目立たなくさせたい場合は、美容皮膚科などで治療を受けることもできます。さまざまな治療法があるなかで、よくおこなわれているのが、レーザー治療やダーマペン、炭酸ガスによる治療です。
レーザー治療とは、妊娠線にレーザーを照射することで、皮膚を収縮させ、熱の力でコラーゲンの生成と皮下脂肪の分解を促進させることで、妊娠線を目立たなくさせる治療です。短時間で体にメスを入れることなく治療ができますが、費用が高額なデメリットがあります。
またダーマペンとは、ニキビ痕などに使用される治療。髪よりも細い針を使用して、気になる部分に無数の傷をつくります。その結果、コラーゲンや細胞の生成を促し、皮膚を再生させる方法です。
近年では、傷に対し、成長因子を流しこむことで、より肌の再生力を高める治療も取り入れられています。レーザーよりも安価ですが、施術後の肌に赤みがともなうことも。また施術後、十分な保湿ケアと紫外線対策が必をおこなうと肌トラブルになる恐れがあります。
そして炭酸ガスによる妊娠線の治療も盛んになってきました。炭酸ガスによる施術は、皮膚内部に炭酸ガスを注入することで、コラーゲンの生成などを促すもの。比較的、ダウンタイムが少ないのがメリットです。
しかし、美容皮膚科などの病院による治療でも、目立ちにくくなっても、完全に妊娠線を消すことは難しいようです。そのため、気長に、根気強く妊娠線と付き合っていくことが必要。また妊娠線は、急激な体型の変化やストレスによって、肉割れとしてできてしまうこともあります。
日頃から、体型の急激な変化やストレス多々には注意し、保湿ケアを徹底しながら、妊娠線をケアしましょう。
産後の妊娠線を目立たなくするためには!?まとめ
産後の妊娠線のケアは、保湿を心がけることが重要です。乾燥した肌は、皮膚の柔軟性が欠け、より妊娠線を目立たせてしまうからです。
妊娠線のケアにオススメなのが麻布十番塩澤式エスティングシリーズを使用した保湿ケア。マッサージをあわせながら、ぜひ入浴後の肌にたっぷり塗り込んであげてください。妊娠線は、気長に根気強く取り組むことで、目立たなくすることができますよ。
美容心理士塩澤麻衣による「妊娠線」まとめ
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