麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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浴衣

いよいよ梅雨明けのカウントダウンが始まりました。梅雨明けとともにはじまるのが、猛暑の日々。猛暑を少しでも快適に乗り切るために、さまざまな工夫をこらしたクールビズ商品が販売されていますね。クールビズといえば、もっぱら仕事着のことですが、「夏を過ごしやすくする服」という視点で見れば、普段着も立派なクールビズ。

私のオススメのクールビズアイテムは「浴衣」。歴史の長い浴衣には、涼しく過ごす知恵が詰まっています。今回は浴衣の魅力について紹介します。今年の夏は、浴衣を普段着やルームウエアに取り入れ、快適に過ごしましょう。

浴衣

浴衣とは

夏の風物詩となっている浴衣。浴衣は、着物の一種に分類されます。着物と浴衣の違いは、着付けの仕方はもちろん、使用される生地の素材やデザイン、帯など。現在、浴衣は夏のお祭りなどに出かける際の、遊び着となっていますね。

昔から存在する浴衣を、先人たちがどのように使用していたかご存知ですか?

浴衣は平安時代の貴族が起源といわれています。そのころの貴族は、蒸し風呂に入っていました。その際、水蒸気で火傷をしないようにと「湯帷子(ゆかたびら)」と呼ばれる麻素材でできた服を着用していたのです。これが浴衣の原型です。

その後室町時代には、湯上りに着る着衣として用いられるようになりました。浴帷子は、バスローブのように湯上りの肌の水分をとるための服となり、呼び名も「身拭」となります。

そして、時代とともに浴衣の素材に木綿が使われ出し、寝間着、つまりパジャマとしても使用されるようになりました。江戸時代の中期に入ってからは、様々な意匠をこらし、外出着としても使用されるようになったそうです。

ちなみに浴衣文化が根付いたのは、江戸時代。盆踊りや花見に浴衣で出かけることがはやったり、歌舞伎役者の衣装を真似ることで、浴衣人気に火がついたようです。また江戸時代、町人は絹素材を身に着けてはならないという掟が出されました。それもまた、木綿の着物である浴衣の発展に結び付いたといわれています。

とはいえ江戸時代、浴衣はいわゆるおしゃれ着でした。夏の普段着として浴衣が定着したのは、明治時代。浴衣の主な素材である木綿を一度に大量に染め上げる方法が見いだされたことによって、安価で大量生産が可能になり、人々に浴衣が定着したそうです。

浴衣

浴衣クールビズのメリット

浴衣は、実は暑い夏を過ごすのに最適な衣類。夏を乗り切る先人たちの知恵が詰まっている衣類でもあります。「浴衣は暑い」というイメージがつきものですが、浴衣こそ涼しく過ごせるのです。

浴衣を着たときのことを思い返してみてください。浴衣は袖部分が大きく、脇も空いていますね。さらにワンピースのように下半身を布に覆いつくされていません。そのため洋服に比べ、空気の通り道がたくさんあることで、夏でも涼しく過ごせるのです。

また浴衣は吸水性に優れた生地を使用しています。汗を吸収し、その気化熱で体温を下げてくれる作用もあり、暑くじめじめした日本の夏にはうってつけなのです。

さらに浴衣は、全身を覆います。そのため、紫外線から肌を守るのにも一役買ってくれるため、美肌にも良いのです。年々気温の上昇が激しい、今の時代だからこそ、夏に浴衣を取り入れることがオススメです。

浴衣は着付けが難しい、和装は似合わないなど、浴衣に敷居の高さを感じられる方もいますね。しかし浴衣の着付けは、そんなに難しくないのです。現在では、簡単に着付けができるよう、結んだ帯を後付けできる飾り帯の種類も増えています。

さらにYouTubeなどの動画サイトの普及により、簡単に一人でできる浴衣の着付けや方法を気軽に知ることができるようになりました。

浴衣

また近年は、浴衣の柄やスタイルも多種多様になってきました。昔ながらの浴衣は、紺や白地が多く取り入れられていました。これらの色は、見ている側も涼しく過ごせるためです。さらに紺地は、虫が嫌がる藍で染めることで、虫よけにもなり、浴衣に多く使用されていました。

一方現在は色とりどりの浴衣が楽しめるようになっています。浴衣にハイヒールやベルトを併せた和洋ミックスした楽しみ方をされている方もいますね。実は浴衣には、洋服に比べ体型を選ばないというメリットがあり、ファッションを最大限楽しめます。

浴衣などの和装は、ゆったりとしたデザインで、着る人の体型に合わせて丈なども合わせる仕様。そのため洋服よりも自分らしい着こなし、個性が出せるのです。今年は、浴衣で自分らしいファッションを追及するのも良いかもしれませんね。

浴衣

浴衣の生地選びで涼しく過ごす

浴衣で暑い夏を快適に過ごすためには、浴衣の素材選び方が重要です。浴衣は木綿や麻、ポリエステルや絹で作られています。浴衣の生地の主流は、昔ながらの木綿です。木綿素材は、吸収性に優れ、汗をかいてもすぐに吸収してくれ、丈夫で長持ちするメリットがあります。しかし、厚手になりやすく、夏の暑さに弱いデメリットがあります。

ではどんな素材は、夏に良いのでしょうか?

夏にオススメの素材は、素材です。麻は夏の洋服にもよく使用されている素材ですね。風を通すことで、快適に過ごすことができます。

麻素材の浴衣は、木綿と麻が混ざった綿麻と麻100%の本麻があります。綿麻の浴衣は、木綿より軽く、家でも洗えるメリットがあり、本麻素材は速乾性が良く、綿麻よりもより簡単に自宅で保管できます。しかし本麻は、透けてしまうデメリットがあります。浴衣として1枚で切ることは難しい素材で、別のアイテムで補う必要があります。

そのため、夏を快適に過ごすためには、綿麻タイプの浴衣がオススメです。特に麻が50%以上配合されている浴衣を選ぶようにしましょう。そのほか綿紅梅や絹紅梅と呼ばれる浴衣も涼しくてオススメです。

綿紅梅は綿100%で作られたもので、絹紅梅は綿15%絹85%のものです。どちらも格子状に太い綿糸を織り込み、凸凹とした肌ざわりが特徴。この凸凹があることで、浴衣が肌に張り付くことを防ぎ、涼しさが感じられるのです。

一方、浴衣のなかでも安価なポリエステル素材の浴衣は、改良が進んでいるものの、蒸れや暑さを感じやすいため、夏にはあまりオススメできません。また絹素材の浴衣は、お手入れや自宅での管理が難しく、少々値段が高めです。

さらに夏を浴衣で涼しく過ごすためには、浴衣の着方や色にもポイントがあります。浴衣の下に下着しか付けていない方もいますが、浴衣の下にしっかり和装スリップなどの肌着を使用するのがオススメです。肌着は、汗を吸い取り、帯や浴衣への汗染みを防ぐほか、気化熱で体温の上昇を防ぎ、涼しく過ごさせてくれるのです。

また浴衣の色も重要です。淡い色や青系の色のものを選ぶことで、見た目も涼しく過ごせます。そして普段着だけではなく、温泉地のように浴衣をルームウエアとして取り入れるのもオススメです。その際、しっかりした帯ではなく、少し細めの帯を使用すると着付けが簡単です。

夏を涼しく、快適に乗り切るためにも、浴衣にぜひチャレンジしてみてくださいね。

浴衣

今年の夏は浴衣でクールビズ!まとめ

浴衣は、風通しがよく、吸水性も良いことから、夏を快適に過ごすためにオススメです。特に綿麻素材の浴衣を選ぶことで、より涼しく過ごすことができます。今年は、ぜひ浴衣で涼しく、快適な夏を過ごしてくださいね。

美容心理士塩澤麻衣による「浴衣」まとめ

浴衣は日本人の体形に合わせて作られているため、洋服より快適でリラックスできるでしょう。

浴衣
自宅で日頃から着ることで気分も新鮮!おうち時間を楽しめるこの夏のニュースタイルです。


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エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
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