寝てキレイに!エステティシャンが伝授する就寝前の10のこと
突然ですが、皆さん毎日しっかり寝ていますか?
睡眠はただ寝るだけではありません。体を休めること、心を休めること、そして肌の健康にも大切なことです。心身の健康にも、美容にも欠かせないのが良い睡眠です。
しかし近年、寝ているのに疲れがとれない、眠れないという方が増えています。そこで今回は、睡眠と美容との関係とより良い睡眠のためにオススメの10の方法を紹介します。
睡眠と美容
睡眠は体にさまざまな良い影響を与えます。そのなかでも、今回お伝えしたいのが美容との関係です。良質な睡眠は、寝ているだけで美しくなれるほど、美容に欠かせません。それは、良質な睡眠中に分泌される2つのホルモンに関係があります。
1つ目は成長ホルモンです。成長ホルモンは子供時代には身長を伸ばすなど、体作りに大きな役割を果たします。成人後は代謝を促す役割が大半になります。この成長ホルモンは、加齢とともに分泌量が減り、30代から40代では、思春期のころに比べ半分ほどの分泌量になってしまいます。
成長ホルモンは、美容にも欠かせないホルモン。代謝を促進させるということは、肌のターンオーバーを促進させることにもつながります。さらに皮膚細胞の分裂、再生を促進させる作用もあるのです。ターンオーバーが正常化し、皮膚細胞の分裂と再生がしっかりおこなわれることは、美肌へ直結するのです。
2つ目のホルモンは、睡眠ホルモンといわれているメラトニン。メラトニンは成長ホルモンの分泌を促すホルモンでもあります。高い抗酸化作用があり、エイジングケアに欠かせないホルモンです。
これらのホルモンは、ただ眠るだけでは十分な分泌が期待できません。良質な睡眠があってこそ、多くの分泌を促すことができるのです。さらに睡眠中は、肌をはじめ体の隅々に栄養が運ばれ、修復と再生がおこなわれる身体のメンテナンス時間でもあります。より良い睡眠を取り入れるだけで、肌も体も美しく導くことができるのです。
さらにより良い睡眠は心の安定にも効果的です。睡眠不足はイライラしやすかったり、ネガティブな感情を抱きやすくなる原因の一つ。心身の美しさを手に入れるためにも、より良い睡眠を目指してみましょう。
不眠の原因とは
より良い睡眠とは、どんな睡眠でしょうか?
ただ長く睡眠時間を設ければ良いというわけではありません。私たちはレム睡眠という浅い眠りとノンレム睡眠という深い眠りを交互に繰り返します。このレム睡眠からノンレム睡眠の繰り返しを1回として、4~5回この繰り返しをおこなうことで、より良い睡眠、つまり「ぐっすり眠れた」と感じる良質な睡眠を得ることができます。
このレム睡眠とノンレム睡眠を十分に繰り返すためには、個人差もありますが約7時間必要と言われています。ちなみに成長ホルモンは、レム睡眠とノンレム睡眠の3回~4回目の繰り返しの際に最も分泌されるのです。
とはいえ、現在より良い睡眠どころか、寝ても疲れがとれない、あるいはそもそもよく眠れないという方が増えています。その原因のひとつが、眠る前のスマートフォンです。
スマートフォンの光には、ブルーライトを含むLED照明が使用されています。この光は、朝日を浴びているような状況を作りだすことで体内時計を乱し、眠気を取り除いてしまう場合があるのです。PCモニターの光も同様です。
また眠る前にスマートフォンを使用し、SNSなどを利用すると、返信の有無が気になったり、反応が気になったりして、眠れなくなることも多いようです。
不眠の原因はそれだけではありません。ストレスや心配事など、メンタルのリズムが乱れている場合も睡眠に影響を与えてしまいます。そのほか食事や生活リズム、環境も睡眠に大きな影響を与えるのです。
エステティシャンが伝授する就寝前の10のこと
より良い睡眠を得るために私がオススメする10の方法を紹介します。まず1つ目は寝室でスパミュージックをかけること。YouTubeのスパミュージックでも良いです。スパミュージックは、リラックスを促すミュージックになっているので、体の緊張をとき、眠気を誘発してくれることでしょう。
2つ目は、2度入浴すること。1回目の入浴は、通常通り入浴します。入浴後、髪を乾かしぬるま湯で半身浴。そのあと、そのまま就寝する方法です。2回目にぬるま湯で半身浴することでリラクゼーション効果を高め、より良い睡眠を促します。
3つ目は、就寝前に月や星を眺めること。就寝前にスマートフォンを見ないということ、そして夜空という普段じっくり眺めないものを見ることで、リラクゼーション効果を得ることができます。
4つ目は、悩み事などネガティブな思考を一度切り離すこと。眠る前に日記やメモでネガティブなことを書き出すことがオススメです。書き出すことで、心は落ち着きを取り戻すことができ、眠りやすくなります。解決策は、翌朝5分早く起きて考えてみましょう。
5つ目は眠る体制を整えること。
今使用している枕の高さは、あっていますか?
実は枕の高さもより良い睡眠を得るためには大切です。今一度、あなたがリラックスできる枕の高さを探してみましょう。心地よい枕の高さを探るためにオススメなのが、タオルで高さを調整すること。
タオルを丸めたり、折りたたんだりして、首や顔の高さを調整してみましょう。より良い高さが見つかることで、安心感が増し、より良い睡眠につながるでしょう。
6つ目は就寝前のストレッチ。体の緊張をほぐすこともより良い睡眠にかかせません。就寝前は念入りに全身のストレッチをおこない、体の緊張をほぐしてくださいね。
7つ目は、好きな風景をイメージしながら寝ること。好きな風景が心身の緊張を和らげることで、より良い睡眠につながります。
8つ目は、なんだかモヤモヤする日にオススメの「塩水うがい」。喉を浄化することでモヤモヤした気持ちも晴れることでしょう。
9つ目は、就寝前に温かい飲み物を取り入れること。温かい飲み物は、飲むだけでリラクゼーション効果を高める効果があります。就寝前に取り入れることで、寝付きが良くなりますよ。
10つ目は、起こってもいないことで悩まないよう、ネガティブなことに無関心になることです。明日死ぬかもしれない、明日事故に合うかもしれない。
そんな心配をしたことはありませんか?
しかし、それは明日にならないとわかりません。起こっていないことなのですから。とはいえ、私たちは起こってもいないことに振り回されがちになります。悩みの9割はその手のものということも。それはしょうがないことです。
だからこそ、起こってもいない心配事に対して無関心になれるよう心がけましょう。それだけでも、多くの心配事から解放されて、よく眠れるようになることでしょう。
10の方法は、どれもすぐに始められるものばかり。1つずつ試して、毎日より良い睡眠を目指しましょう。
塩澤麻衣の「就寝前の10のこと」まとめ
より良い睡眠は、寝ているだけで美しくなれます。今回紹介したより良い睡眠を得るための10の方法を取り入れ、美しくなりましょう。
今日も一日頑張った心と体を労ってあげましょう。寝る前に副交感神経が優位になるリラクゼーションタイムは、自分へのご褒美。毎日、無意識に働く臓器や自律神経に感謝をすることが究極のヒーリング術です。オンとオフの時間を毎日味わいましょう。
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よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。