麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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秋は肌にとっても穏やかな季節。なのに、以前にはなかった、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインが目立ちはじめた……、と感じませんか?

そんな肌ダメージを感じたら、いつものスキンケアにプラスして「秋の旬の食材」で内側からケアを始めてみましょう。

というのも、秋の食材には体や肌にとって良い栄養素が多く含まれているものが多いのです。
さらに、秋から冬にかけては気温が一気に下がるため、体内では体温維持のために基礎代謝を増やそうと活動を活発にします。

それに伴い、肌ダメージを修復するホルモンも活発になるのでリカバリーケアもしやすく、結果を出しやすいのがこの季節なのです。
それに、風邪やインフルエンザが流行るこの季節の食材には、呼吸器系を守り、免疫力を高めるパワーもあります。

秋特有の肌荒れもインフエンザも秋の旬の食材で撃退! 
体にも肌にもウレシイ秋の旬の食材をたっぷりご紹介します。

秋の食材

まずは1年を通して、美肌に必要な栄養素をチェック!

例えば、「急に口のまわりや口角の荒れが目立ちはじめた」そんな肌に不足しているのはビタミンB2やB6です。

私の場合、そんな状態に気づいたら、その日のランチやディナーはB2の多い納豆、B6の多いまぐろやかつお、赤味の牛肉などを意識的に摂る様にしています。すると肌の調子が良くなっていきます。

このように、肌の調子と食事から摂る栄養素には密接な関係がありますから、知っておくと便利ですね。

秋の具体的な食材を紹介する前に、季節に関係なく意識して摂りたい美肌をつくるために必要な栄養素を覚えておきましょう。

●ビタミンA(βカロテン)・・・緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、小松菜など)
主にエイジングケアに有効な成分。
野菜に含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変化。新陳代謝を促し、潤い、弾力を与え、紫外線ダメージから肌を守ります。

●ビタミンB群
ビタミンB群とは、8種類のビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)を総称して呼びます。
肌荒れやニキビ予防、ケアに有効な成分。特にビタミンB2、B6は新陳代謝をアップし、ターンオーバーを正常な状態に正すのに必要です。

●ビタミンC・・・緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草、ピーマンなど)、淡色野菜(キャベツ、カリフラワー、れんこんなど)

シミの元になるメラニン色素を還元し、シミの沈着を抑えるなど、シミ・くすみ予防には欠かせない成分。
その一方で、あらゆる肌ダメージを改善させるために必要な成分でもあり、コラーゲンの生成やうるおい成分セラミドの合成をサポートするなど、縁の下の力持ち的万能成分!

●ビタミンE・・・玄米、胚芽米、植物油(大豆油、ごま油、オリーブ油)、大豆、落花生など
シミ、シワなどの原因となる抗酸化作用が高く、自然治癒力を高める効果も。

●たんぱく質・・・豆類(豆腐、納豆など加工品も)、魚、肉、卵など
肌のうるおいやハリをつくる、コラーゲンのもとになります。アミノ酸はビタミン類と一緒に摂ると、吸収率があがります。

●ミネラル
鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などは、皮膚の健康機能を向上させ、体内の代謝機能を円滑に動かすために必要な栄養素です。

以上に挙げた栄養素をバランスよく摂ることが、美肌や健康な身体を維持するためには必要です。

秋の食材

旬の食材には栄養成分がたっぷりで安いのが魅力

今は、ハウス野菜などもたくさん出回るため、スーパーの野菜売り場に行けば、四季に関係なく様々な食材を手に入れることができます。

でも、本来はその四季に応じた野菜や果物が決まっていました。それが「旬」の食材です。
暑い夏の時期に実る野菜や果物には、体を冷やすものが多く、逆に寒い冬に実るものは体を温めるようになっていて、人間の体にうまく働きかけてくれていました。

旬の食材のメリットを取り上げていきます。

●味が濃くて、うまみが多い

旬の食材は、他の時期に摂れたものと比べても香りやうまみが豊富です。なので、味が濃く、少ない調味料でも十分おいしさを引き出すことができます。

●栄養価が高い

旬の時期はそうでない時期に比べ、栄養価が高い。例えば、美肌に欠かせない抗酸化成分を多く含むキャベツの「β(ベータ)カロテン」や「ビタミンC」は、旬の方が5~6倍多いのです。例えば、ほうれん草のビタミンC含有量は2月が最大で73mgあるのに対し、7月が最低でわずか9mgとなります。

●とにかくフレッシュ&低価格で手に入る

旬の食材は、鮮度がよく、自然に採れるので価格もリーズナブル。毎日の食事に取り入れやすいのです。

秋の食材

秋の食べ物には消化器系にいい=風邪、インフルエンザ予防にいいもの

「実りの秋」とはよく言ったもので、きのこや木の実、根菜類など、春や夏の葉物野菜と比べると〝実〟になる野菜が多く手に入ります。これらはすべて消化器系の働きを活発にしてくれる食材です。
 
秋は朝晩がグッと冷え込み空気も乾燥しやすいので、呼吸器系に負担がかかり、気管支喘息や風邪、インフルエンザにかかりやすくなります。
 
そんな時にこそ、皮膚や粘膜を強化するビタミンAやカロテンを多く含む食材を摂るように心がけましょう。
胃腸の働きを高め、体を温める根菜類は滋養食でもあり、免疫力を高めるにはもってこいなのです。

風邪やインフルエンザに特化していえば、「柿」は最強です。昔から「秋の臓」といわれる柿は、肺に通じる器官である鼻や喉などのトラブルを未然に防ぐ効果が高いといわれています。

また、「肺を潤すのは白い食べ物」とも。呼吸器系を活性化する働きがあり、血圧の安定、神経の鎮静などに効果があります。

梨、杏子(あんずの種)、牛乳なども、体の熱を冷まし、のどの痛みをやわらげ、咳や痰をとり除くといった作用があるようです。

風邪などで食欲のないときなどは、こういったものを水分や栄養分を摂るようにするのもおすすめです。

ちなみに、柿は酔い覚ましにも効果があると言われていますが、飲む前に食べると胃をまもり、悪酔いを予防できるといいます。試してみてはいかがでしょうか。

秋の食材

私がおすすめする美肌になる秋の旬な食材ベスト5!

おいしくて、栄養価の高い秋の食材はたくさんありますが、中でも私が注目しているものを挙げました。
美容と健康には欠かせないので、食品売り場でみかけたらぜひ手に取って、メニューに加えてみてくださいね。

●美肌にもダイエットにも最強の「きのこ」類

食物繊維が豊富で低カロリー、ビタミンやミネラルも豊富なきのこは美肌にはもちろん、ダイエット中の方にも強い味方。

きのこにはビタミンDが豊富に含まれていますが、これはカルシウム代謝に大きく関わる成分で、骨粗しょう症予防にもなります。

また、ベータグルカンという多糖類には、免疫力をアップさせる力があります。食物繊維も豊富で腸内環境を整えてくれるので、便秘解消にもおすすめ!

●「秋ナス」はポリフェノールの宝庫

ほとんど水分でしょ、なんて侮ってはいけません。確かに94%が水分ですが、葉酸、ビタミンKなども豊富で、女性にはありがたい栄養素が取れます。

ナスの紫色の皮には抗酸化成分、ポリフェノールがたっぷり含まれていますので、できれば皮をむかずに調理しましょう。

ナスは油を吸いやすいので、カロリーが高くなるのも事実。焼きなすや浅漬けなど、油を使わない調理法をおすすめします。

●食物繊維はレタスの4倍!「栗」を味わおう

秋といえば「栗」を思う人も多いのではないでしょうか? 栗ごはんや栗を使ったスィーツなど見ているだけでも秋を感じることができます。

意外と知られていませんが、栗は食物繊維が豊富で100gあたりの総数が4,2gと、レタスの約4倍もあるのです。ビタミンやミネラルも多いので、昔からありがたられていた食材です。

そして、栗の渋皮にはポリフェノールが豊富に含まれています。できれば、皮ごと調理して、ポリフェノールごといただきましょう。

●ビタミンC、E、食物繊維が多い「サツマ芋」

店頭にはさまざまないも類が並びますが、中でも最強なのがサツマ芋です。

サツマ芋は消化器系の働きを高めて、胃腸を元気にする作用が期待できますが、最近の研究ではサツマ芋のβ―カロテンやプロテアーゼが肺がん予防につながることがわかったのです。タバコを吸う方にもおすすめです。

また、サツマ芋のビタミンCは過熱しても壊れにくいので、蒸しても、焼いても、炒めてもOK! ビタミンB1、B2が疲労回復にも効果があります。

●良質なタンパク質が摂れる「秋刀魚」

弾力のある肌や、美しい筋肉をつくるのに必要なタンパク質ですが、秋刀魚に含まれるタンパク質は、牛肉やチーズより質が優れています。

秋刀魚の脂に含まれるEPAには血栓防止効果、DHAには脳に学習能力を高める効果があり、成人病予防やボケ予防、認知症対策にも注目されています。

腹ワタにはビタミンAも豊富に含まれているので、秋刀魚は全部食べ切るのが一番いいようです。

秋の食材

秋の旬の食材、まとめ

秋の食材には、この時期に陥りやすい健康の害から体を守ってくれる栄養成分が豊富に含まれています。

風邪やインフルエンザ予防には、柿や梨、杏子などを摂ること。

乾燥や肌荒れを感じたら、きのこ、秋ナス、栗、サツマ芋などの美肌食品を取り入れた献立を考えてみましょう。
疲れを感じたり、肌のハリが不足してきたりしたら、秋刀魚を丸ごと食べるのもいいでしょう。

「栄養価が高い、味が濃くておいしい、安い」というメリットを十分に生かして、秋の食材を楽しんでください。

美容心理士からみた「免疫力を高める」カラーセラピー

夏の疲れが肌や胃腸にも出やすい秋におすすめなのが、免疫力を高める色「グリーン」です。

秋の食材にはグリーン

グリーンはみずみずしく大きく育った木々や森をイメージさせ、心に安らぎを与え、傷ついたものを癒す働きがあります。

疲れを感じたら、グリーンの芝生に寝転がるだけでなんだかホッとしますよね。部屋にグリーン系の観賞植物を置いたり、カーペットやシーツをグリーンにしてみたりするのもいいでしょう。

免疫力が高まれば、風邪やインフルエンザにもかかりにくくなります。


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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