肌トラブルは混合肌が原因?混合肌のスキンケア方法とは
あなたは、自分自身の肌質を知っていますか?
肌質は体調や周囲の環境に大きく左右されるため、季節によって変わるものでもあります。そして日本人で最も多い肌質が混合肌です。この混合肌とは、スキンケアが難しいと思われている肌質のひとつ。
今回は、混合肌のスキンケア方法とは、どのような方法なのか、混合肌の原因とあわせて紹介します。
混合肌とは
私たちの肌は、普通肌、乾燥肌、脂性肌、そして混合肌の4種類に分類されます。なかでも混合肌とは、日本人に最も多いと言われている肌質。そもそも肌は、パーツごとに少しずつ肌質が異なります。それは皮脂腺の量が異なったりするためです。
しかし、混合肌の場合、パーツごとの肌質の差が大きく違います。混合肌のなかでも多いのが、脂性肌と乾燥肌との混在した症状。TゾーンやUゾーンがオイリー肌に対して、目元や口元は乾燥しやすく、肌トラブルがおきやすいのです。
混合肌の原因に年齢や体質が関係している場合もありますが、毎日のスキンケアや生活習慣、外からの刺激が原因で、混合肌に陥ってしまう場合が多くあります。
そしてこの季節に注意が必要なのが、冷房による乾燥や紫外線。冷房は、暖房同様に肌の乾燥に注意しなければなりません。肌が乾燥することで、肌内部の水分と皮脂量とのバランスを乱してしまい、混合肌になりやすくなってしまうのです。
さらに紫外線によるダメージもダメージ混合肌の原因に。乾燥している肌は、バリア機能が低下しているため、紫外線によるダメージをより多くうけてしまうこともあるのです。
また毎日のスキンケアも要注意。間違った洗顔方法や保湿方法をおこなっていると、TゾーンやUゾーンは、肌を守ろうとより脂性肌へ、そして他の部分の乾燥を悪化させてしまいます。
そして混合肌は、生活習慣の乱れも大きく関係します。ストレスや暴飲暴食、睡眠不足なども混合肌を招いてしまうのです。混合肌で悩んでいる方は、混合肌の原因を増やさないことを心がけましょう。そして混合肌にあわせたスキンケアを取り入れ、健やかな肌へと導いてくださいね。
混合肌の見分け方とは
混合肌は日本人に一番多い肌質と言われています。とはいえ、混合肌と気付いていない方が、多くいらっしゃいます。それは顔の一部のパーツのみ、着目してしまいがちだから。
例えば、Tゾーンの皮脂ばかり気にして、自分は脂性肌だと思っている方や、目元の乾燥が気になり、乾燥肌と思っている方を多く見かけます。そしてニキビができているから、自分は脂性肌と誤解する方も。混合肌を見逃してしまえば、肌質の改善は進まず、混合肌の症状を悪化させてしまうことがあります。
だからこそ、顔全体を観察し、しっかり見極めることが大切です。とはいえ肌質は、季節や体調によっても変化するため、定期的な観察が必要です。また、エステサロンや化粧品販売店などで、プロに診断してもらうのもオススメ。
自己判断をおこなう場合は、まずは顔全体を見てください。肌質診断とは、肌の水分量と皮脂量の観察です。「肌がベタツキやすいのに、粉をふいたように乾燥している部分もある」と言う方は、混合肌です。
ニキビがある方は、乾燥している部分、かさつく部分を見逃しがち。ベタツク一方で、かさつきが気になる部分がある場合は、混合肌なので注意しましょう。
また日中にTゾーンだけテカリやすい方や、起床後にTゾーンにテカリがある方も混合肌の可能性があります。脂性肌の場合は、起床後や日中顔全体にテカリが出るので、判断基準のひとつにしてください。
また、洗顔後の肌で肌質をチェックするのもオススメです。洗顔後、何もつけずに肌の様子を観察しましょう。洗顔後30分以内に肌がつっぱり、つっぱった感じが40分以上続く場合は、乾燥肌です。
一方、30分以内に肌のつっぱりが落ち着き、30分経過した時点で、顔がテカリはじめている方は脂性肌のサイン。30分程度でつっぱった感じが落ち着き、テカリもない場合は、普通肌。
そして混合肌は、30分経過した時点で現れる症状が、顔のパーツごとに違います。テカりだしている部分やつっぱりがある部分など、部分ごとに大きな差がある場合は、混合肌のサインです。定期的に肌診断をおこない、肌質にあわせたスキンケアをおこないましょう。
混合肌のスキンケアとは
混合肌のスキンケアとは、何が大切なのでしょうか?
混合肌のスキンケアの基本も保湿ケアです。乾燥肌とは、肌内部の水分不足。つまり、保湿不足が原因です。しかし、テカリの原因である脂性肌も乾燥が原因の場合が多いのです。
皮脂とは、とても敏感なもの。乾燥によりバリア機能が失われていることで、肌を守ろうと過剰に分泌される場合がほとんどなのです。
肌が保湿不足になると皮脂の分泌と肌内部の水分バランスが乱れ、混合肌の状況をますます悪化させてしまいます。さらにTゾーンは、これからの季節、紫外線からの影響を特に受けやすくなります。
というのも、Tゾーンは他の顔のパーツよりも張り出しているため、紫外線を浴びやすいのです。するとTゾーンは、紫外線からのダメージから肌を守ろうと、皮脂をより一層分泌します。
肌内部が乾燥していると、より多くの皮脂を分泌してしまいます。さらに、過剰に分泌された皮脂が酸化することで、毛穴トラブルなどの原因にも。だからこそ、テカリが気になる部分は化粧水で済ませる、などといったことは絶対にやめましょう。
混合肌とは、とてもデリケートな肌質です。だからこそ、たっぷりの水分を肌に補給し、乳液やクリームなどの油分で水分を肌内部に閉じ込めてくださいね。
とはいえ、混合肌は異なる肌質を持ちます。スキンケアで大切になるのは、肌質やコンディションに合わせた臨機応変な対応です。例えば、洗顔。ベタツキが気になるからといって、そのパーツに合わせて、一日に何度も洗顔をおこなってしまえば、混合肌の症状はひどくなる一方です。洗顔は1日2回までにとどめましょう。
そして、テカリやベタツキが気になる部分は、何度も洗うのではなく、その部分から洗顔料をのせるようにしましょう。洗顔料は、肌にのせてからの時間が経過するほどに洗浄力が発揮され、汚れや皮脂の吸着量がアップします。
そのため、テカリが気になる部分から先に洗顔量をのせることで、過剰に分泌された皮脂を取り除いてくれるのです。一方で、乾燥している部分に長時間洗顔料をのせていると、肌に必要な皮脂までも奪い取り、乾燥を悪化させます。
だからこそ、乾燥している部分は軽めで十分。乾燥の度合いによっては、洗顔料の泡を乗せるだけで、十分なのです。そのため混合肌の方は、まずはテカリが気になる部分から優しく洗い出し、その後、普通肌の部分、最後に乾燥している部分に泡を乗せ、洗顔を終了しましょう。
そして保湿ケアは、通常のケアをおこなった後に、乾燥が気になる部分のみ重ね付けをおこなうなど、工夫が必要です。脂性肌が気になる部分に通常の化粧品が合わない場合は、脂性肌がひどい場合と乾燥肌がひどい場合と、両方の化粧品を持っておくのもいいですね。
また日中も臨機応変な対応を。これからの季節は気温の上昇に伴い、汗やテカリが気になる一方で、冷房による乾燥も気になる季節。テカリが気になる場合は、ティッシュなどでテカリ部分の皮脂をオフし、乾燥している部分には、ミストスプレーやクリームなどで保湿ケアをおこないましょう。
このひと手間で、混合肌も怖くない、健やかな肌に導くことができますよ。
混合肌のスキンケア方法とは?まとめ
混合肌とは、パーツごとの肌質の差が大きく違う肌質です。そのため混合肌のスキンケアの第一歩とは、自分自身の肌質を見つめ直すこと。気になるパーツだけ見るのではなく、顔全体を観察し、混合肌の有無を確認しましょう。
そして混合肌のスキンケアも、保湿ケアが基本です。それに加え、肌質にあわせて臨機応変な対応を心がけることで、健やかな肌へと導けます。まずは、自分の肌質の観察から、はじめましょう。
美容心理士塩澤麻衣による「混合肌とは」まとめ
肌の部分に合わせてケアするのは大変です。とはいえ、ないがしろにすると肌トラブルの原因に。手をかけてあげることで肌に愛情が伝わり、美肌が育まれます。
花や植物を育てるのも、愛情が必要ですね。それと同じように、肌にも愛情を注ぎましょう。愛とは、最大の美容液なのです。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。