テカリとベタツキが気になる脂性肌を改善する効果的なスキンケア
暖かい日が多くなってきましたね。いよいよ春がやってきます。
そんな中、気温の上昇とともに気になるのが肌のテカリやベタツキではないでしょうか?
特に脂性肌の方は、改善したい悩みのひとつでしょう。そのため、ここでは脂性肌を改善する効果的なスキンケアを紹介します。
ぜひ、毎日のスキンケアに取り入れ、脂性肌の改善に努めましょう。
脂性肌の原因とは
脂性肌とは何らかの原因で、皮脂が過剰に分泌されてしまっている状態です。肌がテカリやすい方、ベタツキが気になる方は、この脂性肌の可能性が高いです。脂性肌は別名オイリー肌と呼ばれていますね。メイク崩れがどんなアイテムを使用しても改善しない方もこの脂性肌を疑ってみましょう。
さて、この脂性肌の原因をおさらいしていきましょう。
脂性肌の原因は、改善が難しい遺伝性の場合もあります。そのほかに加齢も関係しています。脂性肌が過剰に分泌される年齢は思春期と30代後半~40代と言われています。この時期に皮脂の分泌を促進する男性ホルモンの一種「テストステロン」やステロイドの一種「アンドロゲン」が活発になるのです。
とはいえ、脂性肌の原因はそれだけではありません。食生活や乱れた生活習慣、間違ったスキンケアも脂性肌を誘発する一因。
食生活は、特に脂質に注意が必要です。バターや肉の脂身、ラードなどが大好きな方も多いでしょう。また加工スイーツやマーガリンに配合されているショートニングにも注意が必要です。
これらの食材には、飽和脂肪酸がたっぷり入っています。飽和脂肪酸とは、融点が低く溶けやすい脂質。この脂質を体内に過剰に摂取すれば、当然不要な脂が体内に増えてしましまいます。
その結果、脂の排出器官である皮脂腺、毛穴から大量の皮脂が排出されるようになるのです。とはいえ、脂質がまったくダメなわけではありません。魚の脂身は飽和脂肪酸が少なく、たっぷりとっても脂性肌の原因にはなりにくいと言われています。
そのため脂性肌の改善のためにも、食事のバランス、とくに飽和脂肪酸のバランスを考えていきましょう。
そして、乱れた生活習慣も脂性肌の原因のひとつ。乱れた生活習慣、過剰なストレスはホルモンのバランスを乱します。その結果、皮脂の分泌を促進させる「テストステロン」や「アンドロゲン」の働きを活発にさせる場合があるのです。
規則正しい生活習慣は美肌にも欠かせません。脂性肌の改善、美肌のためにも、規則正しい生活習慣を意識したいですね。
また、脂性肌を一見関係なさそうに思えますが、間違ったスキンケアも脂性肌の原因になります。間違ったスキンケアは、乾燥を招きます。乾燥はすべての肌トラブルの原因。乾燥することで、肌のバリア機能は弱まります。
そうするとさまざまな刺激から肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌してしまうのです。さらに乾燥は、肌本来の働きを弱めます。その結果、ターンオーバーまで乱し、肌が正常な状態へと戻れなくなり、いつまでたっても脂性肌から脱却できなくなるのです。
脂性肌の改善のためにも、正しいスキンケアを取り入れていきましょう。
脂性肌を改善する効果的なスキンケア
脂性肌のスキンケアで大切なのは、皮脂を取りすぎないことです。脂性肌とはいえ、皮脂を取りすぎてしまうと、肌の乾燥を促進させ、より多くの皮脂を分泌させてしまいます。脂性肌の改善どころか、脂性肌を悪化させてしまうのです。
そのため脂性肌を改善させるために効果的なスキンケアは、保湿と正しい洗顔です。脂性肌だからといって、ゴシゴシ何度も洗顔をしてしまっては、肌に必要な皮脂までも洗い流してしまいます。脂性肌を改善するためにも、優しく、正しい頻度で洗いあげることが大切です。
洗顔は通常通り、1日2回、ぬるま湯でおこなうようにしましょう。そして洗顔に使用する洗顔料にも注意が必要です。洗浄力の強すぎる洗顔料を使い続けると、肌が乾燥して脂性肌から抜け出せない場合があるからです。またスクラブ入り洗顔料の使いすぎも要注意です。
そして洗顔後は、すぐに保湿するようにしましょう。脂性肌の改善のためにも、化粧水にはなるべくアルコールが配合されていないものがオススメです。アルコール配合の化粧水は蒸発しやすく乾燥しやすいからです。そして、化粧水で肌を整えた後は、たっぷりの保湿成分を配合した乳液やクリームで整えていきましょう。
ベタツキが気になる方は、乳液の重ね付けや乾燥する部分だけクリームを使用するなど、部分使いがオススメです。べたつくからといって、乳液とクリームを使用しないのはNG。保湿をしっかりしなければ、肌はどんどん皮脂を分泌し、かえって脂性肌が悪化してしまいます。
部分付けをおこなってもベタ付きが気になる方は、乳液先行型の化粧品を使用することもオススメです。「麻布十番塩澤式エスティングシリーズ」は、乳液先行型化粧品で、脂性肌の改善のためのスキンケアアイテムとしても愛用されています。
脂性肌の改善にはメイクアイテム選びも重要
脂性肌の場合、メイク崩れも悩みのひとつでしょう。脂性肌の改善には、毎日使用するメイクアイテム選びも重要です。脂性肌でもメイクを崩さず、美しい仕上がりをキープし続けるためにも、脂性肌を改善するためにも、メイクアイテムは油分が少ないアイテムを選ぶのがオススメです。
化粧下地には、油分が少ないものや「ノンコメドジェニック処方」のアイテムを使用するのが良いでしょう。
ファンデーションは、カバー力の高いリキッドファンデーションやパウダーファンデーションについつい手を伸ばしたくなりますね。しかしこれらのアイテムは油分がたっぷり配合されています。
そのため皮脂と混じりやすく、メイク崩れの原因になってしまいます。メイク崩れを改善するためにも、ファンデーションも油分の少ないパウダーファンデーションやミネラルファンデーションがオススメです。
またどんなタイプのファンデーションを選ぶ場合でも、パールなどの光沢感が出るアイテムは避けましょう。脂性肌の場合、肌がテカリやすいですね。光沢のあるアイテムは、テカリをより強調する場合があるのです。脂性肌の改善とはまた違いますが、見た目を美しく仕上げるためにも、避けるのが無難でしょう。
そしてアイメイクやアイブロウには、フィルムタイプのアイテムがオススメです。脂性肌の方は皮脂でマスカラやアイライン、アイブロウが落ちやすくなりますね。フィルムタイプのアイテムは皮脂に強くいのです。メイク崩れの改善につながるので、ぜひ試してみてくださいね。
脂性肌を改善する効果的なスキンケアまとめ
脂性肌は過剰に皮脂が分泌される肌。脂性肌の原因は改善が難しい遺伝性のものから、改善できる食生活、乱れた生活習慣、間違ったスキンケアまでさまざまです。
脂性肌を改善するためにも、まずは効果的なスキンケアを取り入れていきましょう。効果的なスキンケアとは、正しい洗顔と保湿ケアを取り入れ、皮脂を取りすぎないことです。そして、メイクアイテムも油分の少ないものを選ぶことで、メイク崩れを改善ができます。
脂性肌の改善のために、ぜひ役立ててみてくださいね。
美容心理士塩澤麻衣による「脂性肌の改善」のまとめ
脂性肌の方は、鏡をみて「顔がテカっていると恥かしいな〜」、「化粧直さなきゃ」と焦せりますよね。
この焦りという感情は交感神経を優位にさせて、さらに皮脂の分泌を促進させます。テカったときこそ深呼吸をして副交感神経のスイッチをONにしましょう。副交感神経が優位だと肌がサラサラしてくるので、脂性肌の改善にも効果的ですよ。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。