麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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スキンケアの洗顔

多くの方が間違った洗顔によって肌荒れや肌トラブルを引き起こしているって、知っていますか?

特に、ニキビなどの吹き出物があったり、皮脂が多くベタつく方は、ついついゴシゴシと洗ってしまい、摩擦による刺激や洗い過ぎによる乾燥を招いています。

最近では「朝は水だけで洗っています」という方もいらっしゃるようですが、夜中に寝ている間にも皮脂は分泌していますし、夜のケアで使用した乳液やクリームに含まれている油分も、水だけではしっかり落とすことができません。

スキンケアの基本である洗顔の本当の目的は「皮脂汚れをしっかり落とすこと」です。

正しいと信じて続けている洗顔方法が、逆に肌にとってダメージを与えているということがないよう、洗顔を見直してみましょう。
洗顔が正しく行われることで、毎日使っているスキンケアの効果も伝わりやすくなり、相乗効果で美肌アップが期待できます。

洗顔でスキンケア

洗顔が変われば美肌になる理由とは

「洗顔でシミが消える」「洗顔でニキビが治る」と表現されることがありますが、これは当然のように洗顔がシミやニキビを洗い流すわけではありません。

正確にいうと「洗顔をすることで皮脂汚れや古い角質が落ち、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が正常になるため、シミが薄くなったり、ニキビが改善するようになったりする」ということ。

このように正しい洗顔は、肌のサイクルそのものが正常に動き出すのをサポートし、シミやニキビに限らず、さまざまな美肌効果が期待できるということになります。

肌荒れには洗顔

洗顔の目的は、皮脂汚れをしっかり落とすこと

肌は自ら皮脂を出すことで、それが皮脂膜をとなり、乾燥や雑菌、外的刺激から肌を守るようにできています。皮脂はとても大切なものです。

しかし、そんな皮脂も長時間肌の上に滞っていることで、空気やほこり、雑菌などと混ざり合い酸化が起ります。その酸化した皮脂は、シミやシワなどの肌老化や、毛穴の詰まり、ニキビなどの肌トラブルを引き起こす原因にもなるため、そうなる前に洗顔でしっかり洗い流す必要があります。

また、皮脂を残したままだと、肌に油膜が張られた状態なので、せっかくのスキンケアも浸透しにくくなります。

洗顔で皮脂を取りすぎると、乾燥してシワになる、という方もいますが、乾燥の原因は皮脂というよりは、セラミドなどの肌内部の保湿成分が不足することで起きますし、シワの原因はコラーゲンの減少なので、問題は別ということを知っておいてください。

「洗い上がりしっとり」というコピーに気を付けて

洗顔で乾燥する、と感じている人が陥りやすい間違いが、「洗い上がりしっとり」という洗顔料を使うことです。こういった洗顔料には、油分が多く含まれています。油分はお湯で洗い流しても、油膜となって肌に残るのでしっとりと潤ったように感じるのです。

この状態だと、洗顔後に水溶性の美肌成分は浸透しにくい状態になるので、本来のスキンケアの効果を実感できないまま終わることになります。

洗顔の目的は「皮脂汚れをしっかり落とすこと」なので、まずはその目的をしっかり果たせる洗浄力をもったものを選ぶことが大切です。

そんな意味でも、余計なものが入ってなくてつっぱり過ぎない、「洗顔用の固形石けん」がおすすめです。これなら、乾燥が気になる方でも、肌にやさしく皮脂汚れを落とすことができます。

洗顔には石鹸でスキンケア

肌を擦らないために、泡のクッションで洗う

洗顔では肌を擦り過ぎてしまう人がとても多いように感じます。やさしく洗っています、という方の洗顔の仕方を見ていても、ニキビや毛穴の汚れを気にしてか、無意識にしつこく擦っている方がほとんど。
この「擦る刺激」が、肌にはもっとも悪く、さらなる肌荒れや、シミ、くすみを招く行為であることを忘れてはいけません。

肌の表面にあって、外的刺激から肌を守る角質層の厚さは、せいぜい0.02㎜しかありません。その薄い肌表面を、力任せにゴシゴシ洗ったら、肌はすぐにダメージを受けてしまいます。

擦り過ぎないためには、たっぷりとした泡のクッションを利用するのが一番です。泡が指と指の間、指と肌の間に入り込んで、指が肌に触れることなく洗うことができます。

泡には、そのまま肌の上に置いておいても、汚れを吸着していく力があるので、あえて指でゴシゴシ擦る必要はありません。

洗顔スキンケアの泡

正しい洗顔方法とスキンケア

➀予洗いをする(顔を濡らす)

まず、手を良く洗ってから、ぬるま湯で顔を少し濡らし、大きな汚れを取り除いておきます。

➁洗顔料を泡立てる

洗顔料を手のひらにとり、少しずつお湯を足して泡を作ります。卵1個分ほどのキメの細かい泡が理想的。決して擦らず、泡の吸着力だけで汚れを落とすイメージ。

③皮脂が多いTゾーンから洗う

額から泡をのせて、指で泡を転がしなら鼻筋、小鼻、あごへ。

④乾燥しやすいUゾーン、目もと、口もとを洗う

頬に泡を転がしながらなじませ、皮膚が薄くて弱い目もと、口もとはやさしくなじませます。

⑤ぬるま湯(36℃~37℃)ですすぐ

ぬるま湯で素早く、丁寧に洗い流しましょう。額の生え際やフェイス周りなどの洗い残しが肌トラブルの元になるので、できれば鏡でチェックして。

⑥やわらかいタオルで、水分を吸い取る

濡れた肌に、やわらかいタオルを軽く押し付けるようにして水気を取ります。この時も、ゴシゴシと拭き取らないこと。

「朝は水だけですませる」のはNG

「夜はしっかり洗顔料で洗うけれど、朝は水だけですすぐだけ」、という女性もいるようですが、夜の間にも皮脂は出ていますので、その皮脂は洗顔料で落とした方が肌のためにはおすすめです。
夜のスキンケアで使用したクリームや美容液に含まれた油分も肌に残ったままでは、肌トラブルの原因になりかねません。

また、油分の膜が張ったままでは、朝のスキンケア成分も肌に浸透できません。

朝も洗顔料でしっかり洗いましょう。

朝の洗顔スキンケア

正しい洗顔方法とスキンケアのまとめ

洗顔は肌の汚れを取り去り、スキンケアの成分を受け入れる土壌をつくるもの。毎日のことなおで、決して疎かにできません。
以下のポイントに気を付けて、今日から正しい洗顔を始めましょう。

●洗浄力の目安は、洗顔後「しっとり」より、「キュッ」とするくらいのものを選ぶ。

●肌を擦らないために、卵くらいの大きさの泡をつくる。

●肌が汚れている部分から洗い始める、時間差洗いがおすすめ。

●すすぎは必ずぬるま湯(36℃~37℃)で洗う。

●すすぎの時は洗い残しがないか、泡が生え際に残ってないか、必ず確認する。

●拭くときは、タオルで水気を吸い取るようにし、決してゴシゴシこすらない。

●朝も洗顔料で洗い、夜の間に溜まっている皮脂や夜のスキンケアに含まれている油分をスッキリ洗い流す。

肌の皮脂の状態は、日によっても、季節によっても変わっってきます。

常に肌と対話し、乾燥が気になるようなら、洗浄力のやさしいもの、ベタつく皮脂が気になるようなら洗浄力の強いもの、というように洗顔料を使い分けるのもおすすめです。


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あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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