コロナ禍だからこそコミュニケーション強化!美しい女性の会話術
新型コロナウイルスが変わらず猛威を震っています。マスク越しの会話やオンライン飲み会など、今までと違うコミュニケーションの形が、新しい日常になってきました。そして今までにないような孤独を感じ、自分自身の殻に閉じこもりがちになることも増えています。
そんな今だからこそ、大切にしたいのがコミュニケーションの維持です。家族はもちろん、友人や職場、学校の方とのコミュケーションをよりいっそう育むことが、コロナ禍で襲いかかる孤独とストレス乗り越える大きな助けになるはずですコミュニケーションで重要になるのが、心に寄り添う「傾聴」です。
今回は傾聴するための秘訣を紹介します。傾聴のスキルを身につけた方は、心も豊かになり、体の内側から美しくなれることでしょう。
傾聴とは
「傾聴」とは、どんなものでしょうか?
傾聴とは、ただ話を聞くことではありません。「聴」という漢字が使われているように、耳と目、そして心を、文字通り「傾けて」聴く方法。傾ける相手は、当然、あなたと話をしている相手です。
相手の話をただ耳で聞くだけではなく、声の調子、抑揚にも注意を払い、目で表情の変化をとらえ、心で言葉の背景を感じ、共感しながら聞くことで、より深く、また正確に相手話を理解できます。正しい傾聴とは、ただ相手が実際に言っていることはもちろんのこと、言葉になっていない、いわば「会話の行間」を読み取れるようになると言うことです。
この傾聴は、医療現場でのカウンセリングやエステサロンでのカウンセリングで使用されるほか、およそ会話を伴うありとあらゆる環境で使われています。慶長は、相手の欲求や要望をより深く理解するために欠かせない聴き方ですから、さまざまな業種で必須と言えるスキルとはいえ、この傾聴は難しいもの、特別なものではありません。
話を聞く際に、少しのポイントをおさえるだけで、だれでも基本的な傾聴をおこなうことができます。傾聴のスキルは、友人や家族とのコミュニケーションをより豊かにする効果があります。
その結果、より相手を理解し、絆を深めることができるのです。さらにビジネスシーンにおいても、顧客や社内の要望をより深く理解できるようになり、成果を達成しやすくなるメリットも。
また相手の話を深く掘り下げて聴くことができるので、結果的に得られるものが増え、自分自身の成長や自己肯定感を高められます。傾聴を身に着け、聞き上手になれば、現在よりは広い交流関係を構築することも夢ではありません。今日からできる傾聴のためのポイントを紹介します。
コミュニケーション強化!傾聴のための3ステップ
傾聴の基礎を身に着けるには、「受動的傾聴」、「反射的傾聴」、そして「積極的傾聴」と段階的に進めていくのがオススメです。
まず、取り組んでいただきたいのが「受動的傾聴」です。この傾聴は、話している相手の心に耳を傾けて聞く傾聴の第一ステップ。相手の話に共感しながら聞くことが大切になります。相手に主導権があり、あなたは相手の話に共感しながら聴き続けることが重要になります。
その際ポイントとなるのが、まずは自分自身の意見は脇に置いておくこと。そして相手が話しやすい空間を作ってあげることです。自分の意見を話の途中に挟んでしまうと、相手は否定されたと感じたり、主導権が自分から離れたと感じ、話を続けることが難しくなってしまいます。だからこそ自分の意見は、脇に置いておくことが大切です。
そして相手の立場になり、話している人がどんな感情か心の声にも耳を澄ませながら、話を聞いてあげましょう。その際、相手が話を進めやすいよう、適切なタイミングで相槌やうなずき、アイコンタクトをおこなうことが大切です。
しかし、この相槌やうなずき、アイコンタクトもスピードや強弱、頻度が重要になります。何度も素早くうなずかれたり、相槌を返されてしまうと急かされた気分になりますし、トーンが変わらない相槌や強弱のないうなずきであれば、話を聞いていない印象を与えてしまいます。
はじめは難しいかもしれませんが、何度も繰り返し試みることで、感覚がつかめてくることでしょう。やり始めのうちは、たった5分の間でも自分の意見を脇に置いておくことが、とてつもなく長い時間のように感じるかもしれません。
また話の間の沈黙に耐えられなくなることもあるでしょう。しかし沈黙は、相手にとって自己対話のための大事な「間」でもあります。ここで話を急かしたり、自分の意見を発言してしまうと、話を強制終了させてしまうことになります。
集中が切れそうになったときは、深呼吸などを取り入れ、相手の話に集中できるように頑張ってみてください。まずは3分ほどの短い時間から「受動的傾聴」をはじめるのが、オススメですよ。
「受動的傾聴」ができるようになったら、「反射的傾聴」にチャレンジしてみましょう。反射的傾聴とは、相手の鏡になったつもりで、反応を返しながら聞く傾聴方法です。話をしている相手には、当たり前ですが喜怒哀楽がありますね。
腹がたった話、喜んでいる話、困っている話、さまざま。そんな相手が抱えているであろう感情を、あなたが聴いたまま返すと言うものです。あなたが受け取ったまま返してあげることが反射的傾聴のひとつ。
すると相手は、自分の話していること、自分自身の感情をより理解することができるのです。また時折、相手が感じていることや話している内容を要約して伝えることも必要です。
このテクニックは、簡単そうですがとても複雑。より相手の感情を自分のことのように感じ、発言するテクニックが必要になります。ただオウム返しのように相手が感じていた感情を返したところで、なんの意味もないどころか、相手に「ばかにされている」と感じさせることもあります。
この方法はカウンセリングなどでより使用される傾聴方法。相手の感情などを鏡のように返すことで、話している本人は自分の言葉で話したいように話せます。その結果、話している側は、自分話した言葉や内容が伝え返されることで、より思考や感情の整理ができ、自分自身と深く対話ができるようになるのです。
そして本当に困っていること、欲求などが見つかりやすくなり、次の目的や行動が発見できやすくなります。相手が深く自己対話できることで、結果的に両者の絆も深まっていくのです。
この反射的傾聴をより深めるために、相手の表情や姿勢、ジェスチャーを鏡になったつもりで合わせるミラーリングというテクニックも取り入れることがオススメです。ただし、このテクニックはやりすぎると相手に不快感を与えます。まずは感情や話の要点を返すことから始め、慣れてきたらミラーリングも取り入れてみてくださいね。
最後のステップが「積極的傾聴」です。「受動的な傾聴」「反映的な傾聴」にプラスして、より相手に話しやすい状態作りをおこない、意識的に信頼関係を築く傾聴方法です。
「受動的な傾聴」で相槌やうなずき、アイコンタクトで話やすい空間づくりをおこなうことが大切と言いました。それをさらに磨きあげ、相槌やうなずき、アイコンタクトも引き続き求められます。
さらに反射的傾聴でお伝えした感情や要約を返す時の使う言葉や間、声のトーンも意識的に相手に合わせます。すると話している相手は無意識のうちに信頼を感じ、心を開いて話やすくなるのです。
さらに話の間に「もっと詳しく教えて?」「それってどういうこと?」など相手がさらに話をしやすくなるような言葉を挟むと、相手が話しやすくなり、さらなる深い会話ができます。
コロナ禍で自宅にいることが多くなりました。コミュニケーション不足になりがちな今だからこそ、この3ステップで傾聴の基礎を築いてみてくださいね。
傾聴を学べる講座
傾聴は独学だけではなく、スクールなどで学ぶのもオススメです。私自身、美容には心体美が欠かせないと思っています。そのため、エステサロンでは施術だけではなく、心のカウンセリングを積極的に取り入れています。
また美容心理士の育成にも力を注いでいます。その中で、やはり傾聴が大切なことを実感している日々です。私が代表理事を務める日本美容心理協会では、お客さまとの心に寄り添った会話術を学べます。その技術のひとつが傾聴です。
美容心理士2級養成講座で深く知識をつけることができるので、併せて挑戦してみてくださいね。
コミュニケーション強化!美しい女性の会話術まとめ
傾聴は、コミュニケーションに欠かせない会話術のひとつ。ちょっとしたポイントを掴み、傾聴を身に着けることで、コミュニケーションが深まり、広い交流関係を築くことができます。
コロナ禍で孤独になりがちな今だからこそ、家族や友人との会話に心に寄り添う傾聴を取り入れ、絆を深めてみませんか?
美容心理士塩澤麻衣による「会話術」まとめ
見つめ合うだけでも、深いコミュニケーションをとることができます。アイコンタクトができる家族は素敵!今年の年末年始は、家庭内で、目で会話できるチーム作りに挑戦してみてくださいね。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。