熱帯夜の安眠法!質の高い睡眠で「美しさ」はみがかれる
うだるような暑い日が、全国的に増えてきました。最近では、北海道に熱中症警戒アラートが発表されることもあるようですね。
猛暑日が増えるともに寝苦しい熱帯夜の日も増えてきています。寝室が暑くて目が覚める、寝室のエアコンの温度が低すぎて目が覚めてしまうなどといって、夏に睡眠不足に陥る人も多くいますね。睡眠と美容にはとても密接な関係があります。
いわば、より良い睡眠を続けるだけで、美しくなれると言ってもいいでしょう。そこで今回は睡眠と美容の関係と熱帯夜の安眠方法について紹介します。暑い夏もより良い睡眠で乗り切りましょう。
睡眠は美しさの秘訣
より良い睡眠は、どんなサプリや化粧品よりも美容に効果的です。睡眠中にだけ分泌される各種の成長ホルモンは美人ホルモンと呼ばれることがあるほど、美しさに欠かせないホルモンだからです。
睡眠中に分泌されるホルモンには、肌のハリを保つ役割や、シワや脂肪を減らす役割、そして細胞の再生を促す効果があるのです。そのため、分泌されるだけでエイジングケアに効果を発揮します。
しかし睡眠中の成長ホルモン分泌は、加齢とともに減少する上に、より良い睡眠中ではないと十分に分泌されません。ホルモンをより多く分泌させるためには、十分な睡眠時間と、質の良い眠りが必要なのです。
私たちは睡眠中に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返しています。そのサイクルはだいたい90分ほどです。成長ホルモンの分泌には、このノンレム睡眠が重要です。ノンレム睡眠には4段階の深さがあり、3段階から4段階の階層時に成長ホルモンが分泌されます。
通常だと眠り始めてから3時間後に成長ホルモンが分泌される3段階から4段階の深い眠りにつきやすいと言われています。しかし、睡眠から3時間後にこの深さの眠りにつけない方が多いのです。
特に夏は、暑さや冷房による体の冷えにより、眠りが浅い場合があります。するとノンレム睡眠に移り替わっても成長ホルモンが分泌される3段階から4段階の深さのノンレム睡眠を得ることができません。
また眠る前のスマートフォン操作や眠る前の食事なども眠りが浅くなる原因となるので、注意が必要です。
また適切な睡眠時間も重要です。健康にも美容にも最適な睡眠時間は、成人の場合6時間~7時間と言われています。アメリカのある研究によると、睡眠時間が7時間の人も最も死亡率が低く、短い睡眠時間や8時間を超える睡眠時間の人は、ともに死亡リスクが上昇するという結果が出ました。
体を十分に休息させ、体内のメンテナンスをおこなうためには、睡眠の質と7時間程の睡眠時間も欠かせないのです。逆に、美容にいいからといって長すぎる睡眠を取ることも、睡眠の質を下げるようです
熱帯夜の安眠法
熱帯夜の日により良い睡眠を得るためには、まずは寝室内の温度と湿度設定が大切です。寝室内の温度は高すぎると眠れませんし、低すぎると寒さで眠れません。そして湿度が高すぎても、乾燥しすぎても眠りの妨げになってしまいます。
理想の寝室内の温度は28度前後、そして湿度は50%~60%ぐらいだと言われています。一見、暑そうな温度ですが、睡眠中は体温が下がるため、ちょうどいいようです。理想の温度と湿度に導くためには、冷房機能よりも、ドライや除湿機能での運転がオススメです。自分自身の眠りやすい設定を探してみてくださいね。
また夏は就寝時にタイマーでエアコンをつけている方も多いですね。しかし熱帯夜の日にエアコンのタイマー機能は、オススメできません。タイマーが切れたタイミングで起きてしまうからです。エアコンのタイマーは使用せずに、朝までつけておくのが安眠のポイントです。エアコンはこまめに切るよりも、つけっぱなしの方が電気代もお得なんですよ。
またより良い眠りを得るためには、寝具選びも重要になります。布団の中の温度や湿度のことを「寝床内気象」と呼びます。理想的な「寝床内気象」は温度が33±1℃、湿度が50±5%が推奨されています。
この温度は、だいたい室内の気温よりもやや高めの温度ですね。そのため掛布団で調整する必要があるのです。とくに熱帯夜のように熱い季節は、掛布団を使用しないという方も多いようですが、掛布団を使用しなければ汗を吸収できなかったり、体を冷やしすぎる恐れがあります。その結果、眠りが浅くなることもあるのです。
そのため夏でもより良い睡眠を得るためには、掛布団が重要です。夏用の綿や麻を使用した肌ざわりの良い掛布団を使用するのが良いでしょう。
また夏の敷布団にもひと手間を加えましょう。寝ているときは背中部分に熱や湿気がこもりやすくなります。特に暑い日は、熱や湿気がこもることで眠りを妨げられてしまうこともあるのです。そのため夏の敷布団には、通気性や吸水性に優れた敷パットを利用しましょう。
熱や湿気がこもってしまうのを防ぐことでより良い睡眠へと導いてくれますよ。
安眠を得るために
より良い睡眠を得るためには、日常生活のひと手間を大切です。特にオススメなのが、入浴です。入浴は体を温めてくれますね。その後、徐々に体温が下がることで寝つきがよくなるのです。
特に眠りにつく1時間~1時間半前くらい前に入浴することが有効だと言われています。その際に気を付けたいのが、湯船の温度です。寝つきをよくするためには、40度以下のぬるま湯がオススメです。
40度以上の湯船は交換神経の働きを優位にさせることで、眠気を妨げてしまうからです。
入浴する時間が得られない場合は、首のうしろ、手首、足首を重点的にシャワーで温めましょう。
この3ヵ所には血管が集中しているため、温めることで得られる入浴の寝つきの良さと同じような効果を期待できます。ぜひ試してみてくださいね。
また食事も眠る3時間前までに済ませておくのがよいでしょう。食事を済ませたあと、当然ですが食事の消化活動が始まります。その消化活動は体内の温度を上げてしまうため、就寝前だと眠りを妨げてしまうのです。
3時間前までに食事を済ませることが難しい場合は、夕食を軽めにするのがオススメですよ。そして就寝前にスマートフォンやパソコンなどを見るのを控えましょう。そのひと手間で、熱帯夜も快適な眠りが手に入りますよ。
塩澤麻衣の「美は質の良い睡眠で作られる」まとめ
睡眠は、美容にかかせない行為のひとつです。より良い睡眠は、エイジングケアに欠かせません。まだまだ続く熱帯夜を今回紹介した方法で快眠に過ごし、夏も美しく過ごしましょう。
夏の安眠カラーは青色。体にこもった熱をクールダウンしてくれます。寝具屋さんのクールベッドマットのカラーはバッチリです。外気とエアコンで冷やされている部屋のギャップで自律神経も乱れがちになりますが、そんな自律神経をも青色は調整してくれます。夏の強い味方のカラーなんですよ。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。