麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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自律神経と肌

サロンのお客様と接する中で1年を通して、肌荒れの原因となっているものがあります。

それは自律神経のバランスの乱れです。

環境やストレス、心の動きと関係が深い自律神経は繊細で、バランスを崩すと肌に重大なダメージを与えます。

ここでは、自律神経のメカニズムから自律神経を整える3つの方法まで紹介します。自律神経のバランスをしっかり整え、美肌を手に入れましょう。

自律神経と肌荒れ

自律神経の働きとは

自律神経とは、体内で休むことなく働き続ける末梢神経のひとつ。心臓や血流の促進、食物を消化といった自分の意志ではコントロールできない体内の機能は、すべて自律神経によってまかなわれます。

自律神経には交感神経と副交感神経の2つの神経があり、たがいが相反する働きをすることで体内の機能を動かしています。

交換神経は、日中の仕事をしている時、ストレスを感じている時など、さまざまな活動を促進する際に優位に働く神経。一方、副交感神経はリラックスしたり、体の休息、回復の際に優位に働きます。

状況に合わせて、2つの神経の片方だけが働いている状態なのではありません。また片方の神経だけが優位に立ち、片方が低迷するような「大人と子供のシーソー」のような関係とも違います。

理想の2つの神経のバランスは、どちらの神経も高いレベルを所持し、活動状態のときは交感神経が少し優位に立つ。そしてリラックス状態のときは副交感神経が少し優位に立つ1:1.5の関係です。

この状態になることで、ホメオスタシスが反応して、体内環境を一定に保ち心身を健康に導くのです。

しかし近年は、両者のバランスが乱れている人が多く、シーソーのように片方の神経だけが優位な方が増えています。

交感神経ばかり優位に働き続けると、常に緊張していて興奮している状態です。この状態はストレスの負担が多く、休息が難しいため、心身に大きな負担をかけます。

かといって、副交感神経ばかりが優位に働き続けると、体の活動機能が低下して生命の危機を招きます。

このふたつの神経は、バランスが大事なのです。

自律神経のバランスは、ストレスや不規則な生活によって乱れていきます。特に30代~40代にかけて副交感神経の働きが低下しやすくなり、バランスが崩れやすいので注意が必要です。

自律神経と肌荒れ

美肌は自律神経から!自律神経と肌荒れのメカリズム

自律神経は体内の働きに密接に関係しています。そのため、自律神経のバランスが乱れると、肌の老化の促進や肌荒れをはじめ、体の機能にさまざまな悪影響をもたらします。

自律神経のバランスの乱れによる肌への影響は次の3つです。

自律神経のバランスの乱れによる基礎代謝の低下

私たちの皮膚は全身の約7%しかありません。そのため化粧品だけでは肌を美しく保つには不十分。他の93%部分を活発にするからこそ、肌を美しく保つことができるのです。

他の93%の部分を活発にするためには、体全体の代謝を上げるところから。代謝が活発になることで、血流を促進し、肌に必要な栄養素を届け、新しい細胞の生成や傷ついた細胞の修復を行うことができます。

そして肌の代謝である「ターンオーバー」を正常に保つこともできるのです。

この代謝を促すためには、自律神経のバランスがとても大切です。

夜に十分な睡眠をとり、副交感神経を優位にすることで、肌の修復、生成がおこなわれます。

さらに代謝を活発にさせる成長ホルモンを分泌させることができます。この成長ホルモンの分泌をおこなうためには、副交感神経が優位にある良質な睡眠が必要なのです。

代謝は加齢により、20代から徐々に低下をはじめ、肌のゴワツキや乾燥の原因になります。自律神経のバランスが乱れると、代謝の低下に拍車がかかってしまいます。

自律神経のバランスの乱れにより筋肉のこわばり

わかりやすく言うと、交感神経には「筋肉を緊張させる」、副交感神経には「筋肉を弛緩させる」働きがあります。
両者のバランスが保たれていることで、筋肉がしなやかに動き、血流やリンパの流れを促すのです。

しかし、このバランスが失われると、筋肉の動きが偏り血流やリンパの流れが滞ることに。その結果、冷えがひどくなったり、顔全体のクスミやむくみの原因になるのです。

また、血流とリンパの滞りにより、大事な栄養素が巡ってこないうえ、老廃物の代謝も悪くなります。そのために、肌の乾燥や老化につながるのです。

自律神経のバランスの乱れによる老化の促進

ストレスの多い環境は、常に交感神経を優位に立たせています。そのためストレスが増えれば増えるほど、自律神経のバランスは乱れやすくなります。

さらにそのストレスは、体内に活性酸素を発生させます。活性酸素が多く体内に留まることで、肌の細胞を酸化させ、シミやシワ、たるみの原因になるのです。

自律神経と肌荒れ

自律神経のバランスを整え、美肌になる方法

それでは自律神経のバランスを整えるためには、どうすればよいのでしょうか。

ストレスが多い現代では、交感神経が優位に働きやすいです。そこで取り入れたいのが「ホッ」とリラックスできる瞬間作り。その積み重ねで自律神経のバランスを整えることができるのです。

ここでは簡単な「ホッ」のリラックス法を紹介します。

入浴で「ホッ」として、自律神経のバランスを整える

入浴中には、筋肉の緊張を緩ませ、血行を促進することで、副交感神経の働きを活発にさせる効果があります。
そのことで、体をリラックスさせ、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。

さらに入浴には、肌荒れの原因となる、メイクや毛穴に溜まった皮脂を綺麗に取り除き美肌に導く効果があります。また肌に蓄積している古い角質を取り除く効果も。

疲れている時、ストレスを感じる時こそ、入浴がオススメです。

甘酒で「ホッ」として、自律神経のバランスを整える

温かい飲み物は、優位に立ちすぎている交感神経の働きを和らげ、リラックスさせて自律神経のバランスを整える働きがあります。

特にオススメの温かい飲み物が、米麹でつくられた甘酒です。

飲む点滴といわれる甘酒は、美肌効果の高い成分が豊富。中でもパントテン酸やGABAというアミノ酸の一種がリラックス効果を与え「ホッ」とさせてくれます。

さらに豊富なビタミンB2が肌を活性化。保湿やハリを肌に与え美白効果を高めます。またオリゴ糖や食物繊維が腸内環境を整えダイエット効果も。

甘酒に生姜やヨーグルト、豆乳を加えることで、さらに美肌効果を高めることもできます。
 

アロマで「ホッ」として、自律神経のバランスを整える

入浴や温かい飲み物が難しい方は、アロマを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
 
アロマオイルには、アロマディフューザーやアロマポットが必要と思っている方も多いですが、それは誤解です。普段持ち歩くティッシュやハンカチにアロマを1滴たらし持ち歩くだけでも効果があります。

ストレスや緊張を感じた時に、アロマを含ませたハンカチから香りを吸入することで、効果を得られます。

緊張感が続くときやリラックスを感じたい時には、ラベンダーやサンダルウッド、イランイランの香りがオススメです。または自分の好みのアロマがあるといいですね。

自律神経と肌荒れ

自律神経のバランスを整え、美肌づくりのまとめ

自律神経の乱れは、心身の乱れだけではなく、肌にも大きなダメージを与えます。
それを回避するためにも今回紹介した3つの方法でホッ。とリラックスできる瞬間をつくりましょう。

●入浴でホッとする
●甘酒でホッとする
●アロマでホッとする

自律神経のバランスを整え、美肌をキープしましょう。

美容心理士から見た「自律神経を整える」カラーセラピー

自律神経のバランスを整えるカラーもあります。それはブルーです。

自律神経と肌荒れ

ブルーは副交感神経を優位にしてくれます。
さらに神経を鎮静させ、気分を落ち着かせる効果のあるブルーは、血圧を下げ、体をリラックスする方向へ導きます。

ハンカチなどで毎日持ち歩くのがオススメです。


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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