麻布十番塩澤式

15,000人以上の肌を美肌へ導いたエステティシャン塩澤麻衣の美容・心理コラム

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Column 美容・心理コラム
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乾燥肌の対策

「乾燥や肌荒れ状態になると、ケアしてもなかなか健康な肌に戻れない」「しっかり保湿ケアをしているのに、ますます乾燥がすすんでいる気がする……」、などという経験はありませんか? 

「何をやってもきれいになれない」、それは、乾燥肌になる原因を正しく理解せずに、間違った方法でケアを続けている可能性があります。

乾燥する肌の仕組み、年齢によって変化していく肌機能などを理解して、自分の肌に合った正しいケア・対策を始めましょう。

乾燥肌の肌荒れ

乾燥肌とはどんな肌?まずは乾燥肌チェックをしてみましょう

自宅で乾燥肌かどうかを判断するひとつの方法として、いつもの洗顔をした後に、保湿ケアを一切せずそのまま20分おいてみる、というものがあります。20分経っても肌から天然のうるおい成分が分泌されず、肌がひどくつっぱるようなら乾燥肌です。

また、日中、指を横にして頬の面をスーッと下ろしたとき、指にカサカサ(乾き)、ザラザラ(角質のめくれ)、ゴワゴワ(角質の肥厚)を感じるようなら、乾燥している可能性大です。放っておくとますます乾燥がひどくなってしまいます。

指先に異変を感じたら、乳液やクリームなどを常に携帯し、すぐに保湿ケアをプラスできるようにしておくのがおすすめです。

女性の肌をカウンセリングしているとき、「ご自分の肌質は何だと思いますか?」と訊ねると、多くの方が「乾燥肌」と答えます。ただ、それが単なる自己判断で自分の肌を誤解している人も多いのです。

間違ったケアを続けていると、ますます肌を傷めてしまうことになるのでまずは自分の肌質を正確に把握することが必要です。

乾燥肌になるメカニズムを知り、乾燥がひどい時は基本の対策に戻りましょう

健康な肌は、角質層の中でセラミドをはじめとする保湿成分を自分で作り出し、水分を保つことができます。

皮膚の一番外側にある角質層が潤いで満ちて安定しているということは、それが外部と戦うバリア機能がしっかり働いているということです。

つまり、外からの刺激(物理的な摩擦やアレルゲン、紫外線など)をしっかりブロックし、肌内部に侵入しないようにできるので、乾燥や肌あれしにくいというわけですね。

一方乾燥がすすむ肌は、保湿成分であるセラミドが不足していて、角質層がスカスカで不安定になるとバリア機能はみるみる低下。肌は外的刺激を受けやすい上に、肌内部にある水分も逃げやすいのでさらにカサカサの砂漠肌状態になってしまいます。

皮膚がダメージを受けると、肌は危険を察知して、角質細胞の増殖スピードが速まるのですが、残念なことにこんな状態で生まれた角質は保水能力の低い、未熟なものになってしまいます。

そんな状態の時に、一気にスキンケアを変えたり、高級な美容液などをプラスしたりすると、それが刺激となってしまうこともあります。

肌の調子が良くないときほど、一度基本のケアに戻ることも必要です。もともと肌に存在し、肌との親和性が高いセラミドなどが含まれたもので、ていねいにうるおいを与えながら、ゆっくり健康な角質を育てていきましょう。

乾燥肌の対策スキンケア

乾燥肌を招く原因はひとつではありません

「しっかりケアしているのに、何で乾燥がなくならないのでしょうか」。

カウンセリング時によくこんな質問をされます。しかし、お話しを聞いていると、その多くの方が、ケアの方法や生活の仕方、習慣など間違った習慣を続けていることがわかります。

まずは、自分に当てはまるものはないかチェックしてみましょう。

(1)余計に肌を乾燥させてしまう、間違ったスキンケア

乾燥肌を引き起こす原因の多くが「間違った洗顔」です。

クレンジング、洗顔などのし過ぎや、泡を立てずゴシゴシと肌を擦るような摩擦、肌質や年齢に合わない脱脂力の強い洗顔料での洗顔、自分の体温より熱いお湯で洗うなど。

これらは、乾燥肌の原因になります。洗顔後に保湿ケアをせずに長時間放っておく、普段の保湿不足、紫外線による長時間の照射なども肌を乾燥させる要因です。

乾燥肌対策の間違った洗顔

(2)肌状態に直結する、乱れた生活習慣(食事と睡眠)

栄養バランスの崩れた食事、睡眠不足など、乱れた生活習慣は、健康面はもちろんですが、肌の状態に直結します。まずは、健康的に生きることこそが、美肌への近道であることを念頭に置きましょう。

偏食、過激なダイエットやジャンクフードの過剰な摂取は今すぐ改善が必要です。

肌の基礎を作るたんぱく質(牛肉、豚肉、鶏肉、魚、大豆など)や、肌の天然保湿因子(NMF)を生成するのビタミンA(にんじん、かぼちゃ、小松菜などの緑黄色野菜)、抗酸化作用のあるビタミンC(緑黄色野菜、淡色野菜など)、ビタミンE(玄米、大豆、オリーブ油など)は積極的に摂るといいでしょう。

睡眠不足が続くと、肌がとたんに荒れたり、ニキビができたりしたという経験は誰もがあるはずです。

「睡眠は最高級の美容液」と言われるほど、美肌と睡眠は切り離せないもの。眠りについてから最初の3時間の間に、成長ホルモンといわれる美肌ホルモンが分泌されます。就寝の2時間前にはPCや携帯の電源は切って、質の良い睡眠ができる環境を作っておくことが大切です。

他にも、暖房や冷房が効いた部屋に1日中いたりするのも肌がカラカラになる原因。肌にとって最適な湿度は65%~75%程度ですから、加湿器などで調整しましょう。

乾燥肌の対策には良い睡眠

(3)加齢による肌機能全般の低下

そして、皆さんが意外と気づかないのが加齢による乾燥です。年を重ねていくと、セラミドなどの角質細胞間脂質やコラーゲンなどの保湿成分が減少していき、乾燥肌に悩まされる人が増えます。

さらに、皮膚の保護機能が衰え、発汗や皮脂の分泌能力が低下することによって30代を過ぎたあたりから、より頑固な乾燥肌に悩まされるようになるのです。

年齢による乾燥肌対策

乾燥肌対策のまとめ

潤ってこそ美肌!

美容の常識に「すべての美肌は保湿から」という言葉があります。気になる美白も、シミ・くすみ、シワ・たるみさえも、大前提として肌が潤っていなければ成し得ない、ということですね。

逆をいえば、肌が十分な潤いで保たれれば、それらの肌悩みも気にならなくなる、ということなので、自分に合った保湿ケアはとても重要です。


そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。

あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。

エステティシャン美容心理士塩澤麻衣
乾燥肌の美容液「塩澤式」のエステ肌実感プログラム

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