【年代別】エステティシャンが教える「毛穴ケア」の本当の対策
バラエティショップやドラッグストアの棚に「毛穴の汚れがみるみる取れる」「毛穴がキュッと引きしまる」と大きく謳ったスキンケアが多いのを見ると、世の中には毛穴を気にする人がとても多いことがわかります。
確かに、私のサロンのお客さまの間でも「毛穴」は悩みの上位に入っていて、何かと嫌われてしまう毛穴ですが、皆さん意外と毛穴のことを正しく理解している人は少ないようです。
ここでは、毛穴の役割と正しい毛穴ケアについてお話しします。
そもそも毛穴は何のためにある?
顔にはおよそ20万個の毛穴があるといわれています。
毛穴の主な働きは以下の3点になります。
・皮脂を出すことで皮膚の潤いを保ち、外的刺激から肌をバリアする→「保護」
・毛穴から体内の老廃物を出す→「デトックス」
・毛穴から出る皮脂が皮膚のpHバランスを保ち、雑菌の繁殖を防ぐ「抗菌」。
お気づきと思いますが、これらすべて「美肌」へのキーワード。
邪魔もの扱いしている毛穴を上手にコントロールできれば、美肌は近いということになりますね。
毛穴はそう簡単に小さくはなりません
人の髪の毛に太い、細いがあるように、毛穴にも生まれ持った遺伝的要因があります。
特別な毛穴ケアをしなくても毛穴が目立たない人もいれば、ちゃんと毛穴ケアをしているのに毛穴が目立つ人もいるのはそのせいで、簡単に毛穴が小さくなる、ということはないのです。
ただ、間違った毛穴ケアによる毛穴の開きや、乾燥や加齢によって目立つようになった毛穴は、正しいスキンケアでそれを目立たなくしていくことができますので、ぜひ諦めずに毛穴ケア続けましょう。
毛穴が目立つってしまう理由
毛穴が黒く見えるのは、毛穴周辺がくぼんでいるからです。
くぼんでそこに影ができる、これが黒く見えている毛穴の正体。つまり、汚れが溜まっていなくても黒く見えるものです。
本来は、このくぼみを小さくするような毛穴ケアをすれば、毛穴は目立たなくなるということです。
しかし、過剰な皮脂分泌が続いたり、メイクや古い角層が残っていてそれが毛穴を塞いでしまうと、毛穴が広がったり、表面が酸化し、黒ずんでしまうので目穴が目立つようになります。
また、加齢によって肌の弾力が衰えると、重力によって丸く見えていた毛穴が縦長になり、それが進むと毛穴がつながってシワのよう見えることもあります。
女性を悩ませる2大毛穴開き
毛穴にはいくつか種類があり、その成り立ちも毛穴ケア方法も異なります。
自分の毛穴のタイプに合わせた毛穴ケアをしていきましょう。
「詰まり毛穴」
前述のように、皮脂と古くなった角質が混ざって詰まった状態を「詰まり毛穴」といいます。
毛穴から排出される皮脂は、毎日の洗顔で洗い流すことができますから、まずはこれを怠らないこと。
毛穴はまわりの角質が角化して厚くなってしまうことによってふさがれ、さらに目立ってしまうことがあるので、ピーリングなどの適度な角質ケアは効果的です。
余計な角質を取り除いて肌が柔らかくなると、毛穴の目立ちも気にならなくなります。
ただ、鼻に貼ってはがすタイプのパックは刺激もあるので、何度も繰り返すとかえって毛穴が広がってしまいます。
くれぐれもやり過ぎないようにしましょう。
皮脂や角質を取り去った後は、必ず保湿ケアをたっぷりとおこなってください。
角層が潤うことでふっくらとしたハリや透明感が生まれると、毛穴自体も目立たなくなります。
「たるみ毛穴(帯状毛穴)」
肌の真皮層にあり、肌の弾力を担うコラーゲンが減少したり、変性(切れたり、固くなったりするなど)によって皮膚が垂れてくると起こる現象が「たるみ目穴」です。
下にひっぱられて縦に楕円形になった状態を「涙毛穴」、またひとつひとつの毛穴が縦につながって斜めになってしまったものを「帯状毛穴」と呼ぶこともあります。
年齢に限らず、不規則な生活をしていたり、過激なダイエットで短期間に痩せたりすることで肌の老化がすすみ、たるみ毛穴になる可能性があるので、若いからといって油断は禁物です。
「たるみ毛穴」の改善には、コラーゲンを減少、変性させないようにするのが一番です。
それには、コラーゲンを配合した化粧品による毛穴ケアや、コラーゲンを増やすことができるレチノール配合の化粧品を使った毛穴ケアがおすすめです。
私のサロンではリフトアップのケアとして、プラチナナノコロイドと生コラーゲンを配合した美容液を使った毛穴ケアをしています。
プラチナナノコロイドが持つ微弱電流によってピンとしたハリを与え、涙型をしていた毛穴がふっくらとした丸い毛穴へとサポートするので人気が高いですね。
また、表情筋の衰えはたるみの原因になるので、表情筋を鍛えるマッサージやエクササイズも有効です。
タバコ、ストレスも毛穴を広げる原因に
タバコは末梢神経を細くして、血行を悪くしてしまうので、肌へ栄養が行き届かなくなります。
その結果、老化が早まり、肌の弾力が失われ、毛穴が下がって広がる要因にも。
また、過度なストレスが重なると、ホルモンバランスや交感神経のコントロールがしづらくなります。
その結果、活性酸素が増え、老廃物の排出がスムーズにいかずに毛穴が詰まり、毛穴を広がせてしまうことに。
一生懸命にスキンケアをしても、悪しき生活習慣によって無駄になってしまうのはもったいので、心当たりにある方は一緒に見直していきましょう。
毛穴ケアのまとめ
排泄器官であり、皮脂によるバリア機能も!毛穴を味方につければ美肌を目指せます
前述のとおり毛穴とは、皮脂を出すことで肌を「保護」し、老廃物を「デトックス」し、pHバランスを保って雑菌の繁殖を防ぐ「抗菌」という3つの役割を担った大切なもの。
その働きが、スムーズにいけば美肌は保たれるのですから「詰まり毛穴」や「たるみ毛穴」をケアすることは、美肌への近道。
毛穴から常に質のいい皮脂がじんわりと出ているような肌は、うるおいのあるうるツヤ状態というわけですね。
うるおいが保たれた肌は、毛穴のまわりも柔軟に滑らかに見えるので、毛穴は目立ちにくくなります。
一方、刺激を与えすぎてしまうと、毛穴は余計目立つようになってしまうので、丁寧にやさしくが基本です。
美容心理士からみたカラーセラピー効果
カラーセラピストからみた毛穴ケアに最適な色は「青」です。
私たちが海や空を眺めるとなぜかほっとするのは、青色には血圧の低下、呼吸を深くして副交感神経が優位になるようにする作用があるからです。
毛穴の開きが気になったら「青」を意識して見るようにしましょう。
余分な皮脂を抑えて毛穴が広がりを防ぐとこができるはずです。
寝ている時も皮脂がでるので、青のナイトウエアで寝るとリラックスできていいかもしれません。
怒りやすい人や、教育現場でつい人を叱ってしまうような立場にいる人も毛穴が開きやすいので、イラッとしたら「青」を見つめるようにするといいですよ。
そんな私が、今までの15年のサロン経験と、独自の美容理論を詰め込んだ化粧品を出しました。
よろしければ、ぜひ1本試してみてくださいね。
あなたのお肌が美しく健康に育ちますように・・・。